ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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大きな量販店に行ったらレゴニンジャゴーのコーナーが大きかった話

先日、量販店の玩具コーナーを通り過ぎたら、レゴのコーナーがかなり大きくなっていました。販促の中心は、現在テレビ東京系列で放送中の『レゴニンジャゴー』の玩具でした。レゴと言えば、高級玩具というイメージが強いです。たしかにレゴと言えば、バケツ入りのブロックですが、最近ではテーマに沿ったパッケージ商品もあります。その一つがニンジャゴーです。

 

レゴニンジャゴーは、エレメントパワーに目覚めた5人(6人)の若者の物語で、毎シーズン*1異なる敵と戦います。日本ではケーブルテレビで放送されていたようですが、2015年4月からテレビ東京系列でシーズン4の放送が始まりました*2。ニンジャ達は忍ぶときは忍び、ミッションを遂行します。一方で、スピン術・エアー術と言った特殊な技や、エレメントドラゴンと呼ばれる使い魔も使用します。一番ニンジャらしくないのは、毎シーズン、新しいメカが登場することです。そんなのカクレンジャーでもやっていると言えば野暮かもしれませんが、「カラクリ」などではなく、本当にメカです。これらはきちんとおもちゃとして売られます。忍者といえば、日本の伝統的なスパイですが、普通の人であれば、アメリカナイズされたニンジャがなぜ日本でウケているのが疑問が残ると思います。でも、重要なのは、ニンジャではなく、玩具とアニメの密接なリンクなのです。

 

なぜ子どもに受けるのか

レゴニンジャゴーは、子どもに良質の玩具を提供し、アニメを追体験させます。

 

玩具の質の高さ

まず、玩具のクオリティが高く、なりきり遊びがしやすいのだと推測します。CMでは、CGを使う部分がある一方、メインとなる遊びのシーンでは、人間の手*3で本物の玩具を変形させたり、飛ばしたりしています。テレビのCGに比べて玩具が明らかに見劣りするということはありません。日本の子ども向け番組では、例えばスーパー戦隊シリーズなどの特撮では、テレビ本編に比べて剣が短かったり、あるいはテレビでは動く部分が玩具では動かなかったりします。しかし、レゴの場合は、人形や組み立てた乗り物などを子どもの手で動かすことができる上、そもそもミニチュアなので、安全やギミックに配慮して玩具のデザインを変える必要がない。言うなれば、ミニチュアなのに等身大の遊びができるのです。

 


【レゴ ニンジャゴー】テレビCM(コール編)

 

玩具のアニメ再現率の高さ

次に、玩具がアニメに忠実にできています。日本の玩具では、販促用のテレビ番組と、玩具とで別の物語が繰り広げられています。アニメには玩具でバトルし、友情の絆をつなぐ主人公がいる一方で、玩具にその熱血主人公は付属されず、玩具の主人公は基本的に玩具で遊んでいる子どもになります。子どもの想像力が培われる一方で、アニメと玩具の連続性が失われると言っても問題ないでしょう。しかし、レゴニンジャゴーは玩具の「ストーリー」がしっかりしているので、CMのようにストーリーに基づいた遊びができるのです。もちろん、だからと言って子どもが自らストーリーを作り出して自由に遊ぶことを否定するものではありません。子どもが繰り返し観たであろうアニメを玩具でも再現するという遊びが増えただけです。さて、日本のフィギュア・プラモデル文化では、それを置くステージは凝り性のマニアが再現するだけであり、発売することはあまりなかったはずです(強いて言うならば、バトル系玩具のスタジアムなどがある)。でも、レゴの場合は、ステージごと販売しているので、再現して遊びやすいのです。スピン術やエアー術も専用の玩具で再現できるようです。

 

なぜ大人にウケるのか

レゴニンジャゴーは、コレクションのしがいがある玩具と出来のいいCGアニメによる質の高いIPです。

 

玩具の質の高さ

レゴは大人にも質の高い展示物として受け入れられるはずです。子どもとは違い、大人はあまりなりきり遊びをせず、何度もなんども組み立てて喜びを得ることもないかと思います。しかし、レゴの玩具の場合は、出来がいいので、展示しておくだけでも見栄えがするのです。前述の通り、玩具で劇中の重要シーンをほぼ再現できるので、展示物としての見栄えが良いのです。実のところ、ステージごと売っているので、玩具の立ち位置としてはブロック玩具よりもドールハウスに近い*4ようです。乗り物の玩具は3000円程度のものもありますが、高いものでは2万円近くするものもあります。子どもに与える高級玩具と言うよりも、大人のレゴファンに買ってもらえるような価格設定の商品もあるのではないでしょうか?

 

フルCGアニメの出来がいい

日本の玩具ではなかなか作られない30分のフルCGアニメを(1シーズン10話程度とはいえ)やってくれるのがレゴニンジャゴーです。CGだからといってキャラクターの動きが機械的になるわけではなく、表情も豊かです。こうした見栄えのある映像は、映像にこだわる人に人気なのではないでしょうか?レゴの人形そっくりの愛らしいキャラクターがストーリーを繰り広げるアニメは、日本の女性の心も掴んでいると思います。多くの日本人が期待しているであろう(?)アメリカンのノリのニンジャというのも大きなポイントかもしれません。キザなカイ、お調子者のジェイ、小心者のコール、感情を持ったニンドロイドのゼン、最強のニンジャ(の称号を持つ)で正義感に溢れるロイド(最強ゆえに狙われる)、カイの妹で、力を認めてもらおうと努力するニャー。どれもいいキャラクターです*5。しかも、女性キャラが少なめなので、10代の女性ファンも参入しやすいです。

 

単価が高いので、玩具だけで「お布施」が成立する

レゴは価値あるコレクション玩具として十分成立します。海外発のアニメで、かつ玩具の販促が中心のため、ブルーレイが発売されそうもないのが残念ですが、プラモデル代わりに玩具を買って飾ることだって、できます。一方、女性のニーズは好きなキャラの顔が入ったグッズだと思いますが、レゴには好きなキャラの顔が入っているので、まさにうってつけです。海外のシーズン制アニメのため、すぐに次作が見られるわけではないのが残念ですが、次作が公開された時に日本で放送するかは、日本での玩具の売り上げにかかっていると思います。

 


レゴは公式のショートムービーもあり、他の玩具系IPよりもチャンネルが多いのが特徴だと思います。いろいろな方法でレゴを楽しんでみてください。

 


 


 


公式サイト

ホーム - Ninjago LEGO.com

www.tv-tokyo.co.jp

*1:1シーズン=約1クール

*2:シーズン4→シーズン3総集編→シーズン5→プロローグ総集編

*3:おそらくモデルの手であり、子どもではない。だが、大人が変形させて子どもに与えることは明らかに想定していない。

*4:調べたところ、実際にレゴブランドのドールハウスはあるらしい。

*5:テレビ東京・あにてれ レゴ ニンジャゴー

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