ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

ホビーアニメ、海外産アニメ、女児向けアニメなどを観て、変になってしまいました。プリティーリズムシリーズや現在放送中のホビーアニメを中心に、このキャラがかわいいとか、そのアニメが社会に伝えたい価値は何なのかまで、様々な情報を発信していきます。

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【アイカツスターズ!】響アンナはジョニー別府の劣化コピーなのか【アイカツ!】

4月に『アイカツスターズ!』が始まって、誰もが感じたであろうことが、響アンナがジョニー別府に似ているということだ。ジョニー別府の人気についてちゃんとしたデータはないが、(数少ない男性の)賑やかしキャラという装置としては、『アイカツ!』にとって重要だった。もちろん、ジョニーの役割は賑やかしだけではなかったし、アイカツスターズにおける教師の役割も全て示されたわけではない。3年半やった作品のキャラクターの劣化コピーというには時期尚早だし、実際、量的・機械的に比較するのも、現時点では難しい。それなのに、ジョニーの焼き直しに見えるということでアンナを嫌いになるのは非常に勿体無いことだ。

 

ジョニー別府とは

アイカツ!』に登場するダンス講師。基本的にいつもハイテンションで、ルー語のようにカタカナ語や英単語を混ぜて話す。女子生徒のことは「◯◯ハニー*1」と呼ぶ。若くして伝説のアイドル・マスカレード*2にレクチャーしていた経験もあり、光石織姫学園長からは一目置かれている。また、3年連続でスターライト学園のトップアイドルであるスターライトクイーンとなった神崎美月のコーチ*3も務めていた。現在は、ジョニーに憧れてスターライト学園に入学した黒沢凛*4を熱心に教えているようだ。彼の教え方の最大の特徴は、褒めてから間違いを指摘し、直していくジョニー式ダメ出しだ。そんなジョニーの服装は基本的にジャージであり、現在はかつてユニットを組んでいた元ダンサーで現デザイナーのサニーに作ってもらったものを使っている。

 

響アンナとは

アイカツスターズ!』に登場する「花の歌組」の講師。根は真面目だが、教壇やステージに立つと気持ちが高ぶり、マイクスタンドを取り出す。ただし、レッスンの時は厳しい。主人公・虹野ゆめには、一切褒めず、腹筋を鍛えてくるように言っていた。過去はまだ明らかになっていない。生徒たちをベイビー達と呼んではいるが、生徒を「◯◯ベイビー」と呼ぶことはなく、基本的に呼び捨て。トップアイドルであるS4の白鳥ひめの編み出したレッスン法をレッスンに取り入れているほかは、発声練習や走り込みなど歌手としての基本的な(?)体力作りを中心に教えている。ひめ曰く「個性を大切にし皆さんを立派なアイドルへ導いてくれ」る先生*5であり、1話で桜庭ローラの遅刻と反抗を個性と認め、赦したシーンは、芸能界のルールが絶対である『アイカツ!』と比較すれば、非常に印象的だ。

 

何が似ているのか?

カタカナ語や英単語を混ぜて話す口調は似ていると言って間違いはないだろう。ただし、ジョニーのようにルー語を使うわけではなく、「This is 個性」とか「Lessonならもう始まってる」などルー語感がないRockな喋り方をしている。Rock的な不良っぽさがあり、不良的な意味での姉御っぽさもある。たしかに「そこんとこ夜露死苦」と言っていたし、口調がRockというよりも、にしおかすみこに近いというところは否定できない。ところで、ジョニーがたまにやっていた黒板芸はアンナも行っている。一方で、アンナはマイクスタンドがないとハイテンションに話せない。だが、字幕芸を含めた賑やかし役としては、ジョニーの後を継いでいると言って問題はないはずだ。

 

両者とも、主人公の導き手としての意味は強い。『アイカツスターズ』では、基本のレッスンは全部クラス担任のアンナがやっているかのように描写されている。そうした意味では、ジョニー同様、主人公のそばにいて、ナビゲートする立場であることは間違いなさそうだ。しかし、デザイナーが廃止されてセルフプロデュース色の強くなった『アイカツスターズ』では、若干立ち位置が異なる。前述の通り、アンナは、ひめが考案した「ひめトレ」を歌組のレッスンに取り入れており、生徒の自主性を尊重しつつも、基本を極めさせることには躊躇がないということが観察できる。一方のジョニーは、ダンス以外のこと(宣材写真、スペシャルアピールなど)を教えることもあるが、基本的に歌などの専門外の分野は別の先生に任せている。トレーニングメニューはダンスのこと以外は基本的に本人に任せている様子で、本人の体力作りにはあまり関わらない。ただ、細かい違いはあるものの、主人公のそばにいて、主人公を指導していく立場であることに変わりはなさそうだ。

 

何が違うのか?

厳しさという面では大きく違うところがありそうだ。アンナの場合、出来る子を褒める一方で、出来ない子には特訓をしてくるよう言うなど、暗い部分が表立っており、明るい部分と暗い部分のコントラストがある。もちろん、ジョニーも厳しいときは厳しい。第128話「夢のショータイム」では、サニー&ジョニーの再結成を強く願う凛に対して、それは違うと一蹴した。第130話「ユニットの魔法」では、ユニット結成ライブに向けたレッスン中に怪我をした凛に対して、無理をしないよう厳しく言いつけた。このようなジョニーの厳しさの裏には、教育者としての優しさがある。前述のジョニー式ダメ出しは、そうしたジョニーの優しい面を象徴する指導法である。だが、アンナの場合、規律違反を許さず、基準に満たない者に練習を求める体育会系の厳しさがある。アンナには、個性を伸ばすという例外は存在するものの、明るさに対置する意味での厳しさが感じ取れる。

 

アンナには、ジョニーのようなお人好しさはなさそうだ。できない子に的確なアドバイスをすることもなければ、生徒のアイカツに乗っかって盛り上がることもない。「アイカツTVに参加する」とだけ言って、実際には出演ではなく、裏方の雑用をさせるという辛辣さもある。教育者というよりも、ダンボール戦機ウォーズ的な教官である。厳しかった美都玲奈先生は最後の方ではデレたわけだが、アンナがどうなるかは非常に気になる。(『アイカツ!』にもかつて、浅倉美和という辛辣な発言をする先生がいたが、彼女と比べるとしたらやはり八千草桃子先生だと思う。今回の趣旨とは異なるので、ここでは言及しない。)

 

 

ここまで、響アンナの情報があまりない中で、ジョニーとアンナを無理やり比べてみたが、今の状況では邪推に過ぎない。もう少し資料が集まってから考え直すことにしたい。

 

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*1:苗字と名前の語呂の良い方を呼ぶパターンもあるが、一部のキャラクターは単に名前を英訳したり、ニックネームで呼んだりするパターンもある。

*2:仮面をつけたアイドル・ヒメとミヤによるユニット。そのうちヒメの正体は、スターライト学園の学園長である光石織姫である。

*3:担任としてではなく、美月が芸能界から姿を消した空白の1年間の話。

*4:凛は最初、ジョニーがかつて組んでいたユニット・サニー&ジョニーへの過度な尊敬から、2人の事情もつゆ知らず、再結成を願っていた。しかし、彼らの理想を理解してからは、ジョニーのレッスンとサニーのドレスを受け継いで、彼らに近づくために活動している。

*5:動画参照。