ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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アニメ『フューチャーカード バディファイト』はアクの強いキャラとアクの強いモンスターがバディを組み、戦うアクの強い物語

『フューチャーカード バディファイト(以下、バディファイト)』はブシロードの同名トレーディングカードゲームを中心とするメディアコンテンツである。2016年4月からは、テレビ東京系列にて第3期『フューチャーカード バディファイトDDD(トリプルディー)』が放送中であり、今後も盛り上がっていくコンテンツであると思われる。アニメ『バディファイト』はホビーアニメとしては王道であり、今まで観てこなかった人にも是非観ていただきたい作品だ。このアニメは、ネタ、シリアス、萌え…どの方向からも攻められるので、非常に観やすいと思う。


先日の記事では、バディファイトは「メタカードはズルなのでやめましょう」という現実に沿わないメッセージを発信したという内容を記事に盛り込んだが、今回はバディファイトのいいところを書き連ねたい。

 

あらすじ

太陽番長を名乗る少年・未門牙王は、相棒学園に通う小学6年生である。ある日、牙王はバディファイトのカードパックを開け、「バディレア」のモンスター「ドラムバンカー・ドラゴン(以下、ドラム)」を引き当てる。初陣で「少年バディポリス」の龍炎寺タスクを下し、タスクの大事な必殺技カード「ガルガンチュア・パニッシャー」を譲り受けた牙王は、様々なファイターと出会い、人として、ファイターとして、成長していく。その中には様々な困難や陰謀もあるが、牙王は相棒・ドラムとともに果敢に立ち向かい、壁を打ち壊していく。それがバディファイトだ。

 

モンスターと人間が共存する独特の世界観

バディファイトが他のカードアニメと違う最大の特徴は、すべてのモンスターが異世界からやってきた自我のある存在ということだ。バディレアのバディモンスターはパートナーとともに生活し、悪事を働くイリーガルモンスターはバディポリスによって成敗される。準主人公の龍炎寺タスクは、相棒の「ジャックナイフ・ドラゴン(以下、ジャック)」と唯一無二の深い関係にあり、ジャックのために命を捨ててもいいとすら思っていた。よくカードアニメで「カードとの絆」という表現が用いられるが、バディファイトはまさにカードとの絆を描いた物語である。なお、イリーガルモンスターなど、自らをバディにして戦うモンスターも存在する(つまり、モンスターもカードゲームで戦う)。

 

キャラクターのアクの強さ

基本的に、脇役を中心にキャラクターのアクが強い。例えば、ヒップホップダンサーの少年・黒岳テツヤは、語尾に「Yo!」をつけ、頭にバナナが生えていて、実際に食べられる。宇木くぐるは頭に蛍光灯が付いていて、電気がつく。(間抜けな)生徒会長・祠堂孫六は語尾にですしをつけており、お寿司が大好物である。風紀委員長の轟鬼ゲンマは中学生なのにおっさんにしか見えない。「古より〜だ」が口癖で、ドローするたびに昭和のスポ根を彷彿とさせる雄叫びをあげる。このように設定だけではギャグにしか見えないキャラクターもいる一方で、少年バディポリスの龍炎寺タスクや謎の転校生・氷竜キリなど、辛い過去を乗り越えてきたキャラクターもいる。そうした人々の心を照らすのも、太陽番長・未門牙王の役目だ。

少年向けのカードゲームではあるが、一定数、少女のキャラクターも存在する。勝ち負けではなく楽しいファイトを好む富士宮風音、謎多きロシア人の少女・ソフィア・サハロフは、ともにバディファイトをするキャラクターであり、結構な頻度でファイトに参加する。多くの回でファイトの実況を務めるのは、相棒学園放送部の奈々菜パル子だ。子ども達を愉しませるような明るいキャラであり、エンディングテーマとしてキャラソンも歌う。このように、男女平等とまではいかないが、少女にもそれなりに出番が与えられているのだ。

 

モンスターの種類

モンスターは種類も豊富で、表情も豊かである。バディファイトのモンスターは様々な異世界から来ているという設定であり、ドラゴンだけでなく、魔法使いやヒーロー、怪獣や妖精もいる。出身地と別の世界で修行を積むことで、別の世界*1のモンスターになるものもいて、牙王も、ドラムを変身させた複数のデッキを持っている。それだけでなく、ロールプレイングゲームの世界であるダンジョンワールドには、主人公たちにそっくりのモンスターもいる。遊び心満載のモンスターがワイワイやっているというのが、バディファイトのモンスターの印象である。

 

渦巻く悪の陰謀

ホビーアニメの前例に違わず、バディファイトにも悪の陰謀は存在する。政府機関を狙う者、友人関係を狙う者、あるいは、世界を狙う者もいる。話の進捗によって、(より巨大な陰謀の存在により)どちらの側に誰がいるのかが変わることもあり、大人でも楽しめる程度の難易度のストーリーが展開される。メインキャラクターは小学生や中学生なのだが、多くの場合、陰謀をめぐる戦いは子ども対大人ではなく、子ども同士の対決になる。もちろん、本当は悪くなかったとか、仕方がなかったというような釈明もあるので、キャラクターが好きで見ている人にも救いがある。それに、悪の側に回るとはっちゃけるキャラが多いので、見ていて楽しい*2。バディファイトの悪役は、シリアスな部分はシリアスに、楽しい部分は楽しく見られて塩梅がちょうどいいのだ。

 

『フューチャーカード バディファイト』は大人に人気のシリーズである『遊戯王』とは違うが、『イナズマイレブン』や『ダンボール戦機』のシリーズが包含していた面白さを持っていると思う。そういった方向性のアニメに飢えている人は、観てみるのも良いかもしれない。

 

www.tv-aichi.co.jp

fc-buddyfight.com


 


 


 

*1:基本的に、デッキは単一の世界のモンスターで構成される。

*2:ただし、望まず戦わされているシリアスな敵も多くいる。

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