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ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

ホビーアニメ、海外産アニメ、女児向けアニメなどを観て、変になってしまいました。プリティーリズムシリーズや現在放送中のホビーアニメを中心に、このキャラがかわいいとか、そのアニメが社会に伝えたい価値は何なのかまで、様々な情報を発信していきます。

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後半(終盤)ブーストで確変するアニメ

前半はイマイチだけれど、後半になると人が変わったようにブーストしだすアニメをまとめてみました。ネタバレを含むので、内容を知りたくない方は記事を見ないようにしてください。

 

今回紹介するのは、

の3本です。

 

 

 

 

 

ディジュエルペット

ジュエルペットシリーズは4クール目でストーリーが急展開することが多いようですが、レディの場合は、3クール目から話がとんでもない方向に行ってしまいます。ジュエルペットシリーズは宝石の瞳を持つ魔法の動物・ジュエルペットと人間の少年少女の交流を描いた物語です。その中で、レディジュエルペットは実質上の最終作になっています*1

 

魔法の王国・ジュエルランドに住む少女・ももなはある日、親戚の結婚式に出席し、結婚相手である美しいレディ・ダイアナに出会います。彼女に憧れを抱いた瞬間、突然、彼女はジュエルパレスに飛ばされ、プチレディとなって、トップ・オブ・レディ(=レディ・ジュエル=女王)を目指すことになるのでした。この物語は、一見、近年のジェンダー観に逆行しているように見えますが、才色兼備の男女を育てるという意味では同意できる部分もあります。しかし、問題はそこではなく、後半のトンデモ展開にあるのです。

 

まさかの「敵」登場

3クール目で敵が登場します。2クール目までこのアニメの趣旨は、少女(プチレディ)と少年(プリンス)とジュエルペット(メンター)が協力して課題をクリアすることで、絆を深め、人間として成長することです。ところが、27話「カレーのプリンスさまっ!」では、モンスター(!?)が登場します。その後もモンスターは立て続けに現れ、ジュエルパレスで暗躍する黒幕*2と魔法の怪物の関連性、怪物の正体が徐々に明らかになっていきます。したがって、終盤は課題をこなすことよりも、この怪物と戦うことが話の中心になります。

 

レディ・ジュエルは国家の守護神であった

終盤、実質上の死者が出ます。ジュエルランドの女王であるレディ・ジュエルは、怪物を封印するために魔力を使いきり、深い眠りにつきます。駆けつけたレディ・ダイアナ*3も同様に倒れます。結果として、レディ候補生が戦場に駆り出されることになります。武器は発売されませんが、タブレット型アイテム・ジュエルパッドを使って光線を放射したり、武器を召喚したりします。トップ・オブ・レディのレディ・ジュエルですら命を犠牲にして敵を倒すのですから、あとはもう分かりますよね?

 

「私はあなたの人形じゃないのよ!」→実は人形だった

主人公のライバルにあたる人物として、レディ・リリアンが初期から登場します。リリアン自体は子ども向けのお姉さんキャラですが、彼女の物語はおおよそ子ども向けではありません*4。ももなの相手役であるカイエンの妹という立ち位置のキャラですが、「実の兄」であるカイエンを愛しています。カイエンは「唯一の肉親」であり、幼少期は児童養護施設で過ごしました。


そんなリリアンにはシリアスなストーリーがあります。リリアンのパートナーであるルーア*5は、彼女を傀儡(人形)のごとく扱い、自分の言うことだけ聞けばいいと言います。しかし、段々人形というのが冗談では済まなくなります。まず、リリアンがオルゴールの音色を聴いただけで倒れてしまうなど、人間として不審な面が目につくようになります。次に、レディ・ダイアナがももなにメッセージを残した際、ルーアに「お人形を大切にしてね」と伝えてほしいと言い残します。40話では、リリアンとプリンス・ミウラが占いの館に行きますが、タロットカードの「死」のカードを引いてしまいます。ここまでで不穏な伏線が張られたわけです。そして、リリアンが、パレスを去ったレディ・ダイアナが残した人形から生み出された存在で、カイエンの妹というのも改ざんされた記憶であることが判明します。リリアンが聴いて倒れたのはレディ・ダイアナのオルゴールであり、人形の時の「記憶」がフラッシュバックしたのでしょう。

ちなみに、前述のレディ死亡展開には、リリアンも含まれていて、命を失ったリリアンはミウラのジュエルパッドの中で生きることになります。

 

※余談ですが、男性キャラの名前は全部車です。

 

ダンボール戦機ウォーズ

 

ダンボール戦機ウォーズは、後半だけ観れば前2作に引けを取らないシリアスさです。何も知らない主人公・瀬名アラタが、LBX*6でゲームをして負けると退学になる学校に入学して、戦争ゲーム*7に巻き込まれていくというのが前半のストーリーです。前半は、チームワークの大切さを学んだり、奇抜な作戦をとったりと明るめな話が多かったのですが、後半になると急な確変が起こります。

 

ロボットを操作するだけで命を削る

第一に、主人公がロボットアニメ特有の最強モードに覚醒します。使うと体力を急激に消耗する危険なモードです。同時期に革命機ヴァルヴレイヴが放送されていましたが、奇しくも、主人公の時縞ハルトの声を担当されていたのは、瀬名アラタと同じ逢坂良太さんでした。前作ダンボール戦機Wの大空ヒロも似たような力を持っていましたが、彼には身体的限界はありませんでした。余談ですが、大空と瀬名って完全に『アイカツ!』ですね。

 

戦争ごっこにテロリストが参戦

第二に、1クール目終盤に現れた第三勢力・バンデットが本格的に動き出し、主人公達に立ちはだかる脅威となります。第三勢力といえば、味方にも敵にも属さないのが特徴ですが、各仮想国(クラス)に所属する離反者で構成されたのがバンデットです。彼らのテロ活動は次第にエスカレートしていき、ついに新しい仮想国・エゼルダームを設立します。次第に恐るべき正体がさらに明らかになりますが……

 

戦争ごっこではなく、リアルウォーズ

第三に、戦争ゲームが、実は実際の国家が行っている代理戦争であることが判明します。ジェノック第3小隊*8のロイ・チェンは紛争地の出身であり、箱の中の代理戦争の恩恵に預かった一方、紛争終結後、友人と離れ離れになりました。陣取りゲームも、実際の国の領土に影響を与えているのです。当然、テロリストであるバンデットが国家を設立すれば、世界が大変なことになります。そして、バンデットの首謀者は、戦争ゲームを本当の戦争に変えようと企み……


こうした壁にどう立ち向かっていくのかが後半のポイントです。シリアスではありますが、学園物ということもあり、個性豊かなキャラクターが登場します。声優は今をときめく当時の若手を大量に使っており、現在見れば*9非常に豪華です。3クール(新番組『妖怪ウォッチ』のつなぎ)しかないアニメでも、十分見ごたえがあると思います。

 

プリティーリズム・ディアマイフューチャー

前半のタメが凄いアニメです。好き嫌いの分かれる主人公、韓国作画、ヘイトスピーチ最盛期における韓国人キャラクターの登場という逆境だらけの作品ですが、後半の流れは秀逸です。前半は、Prizmmy☆とPURETTYのキャラクター紹介とプリズムアクト*10の習得と日常回と大会で大体潰れます。しかも、ダンスCGがウリのアニメでありながら、前半2クールの曲は固定*11です。後半は、ディアマイフューチャー世代の3人組シャッフルユニットとオーロラドリーム世代の3人組ユニットが活躍する3クール目、Prizmmy☆とPURETTYが伝説のドレスと伝説のショーを巡って悪の親玉と対決する4クール目と、内容が濃くなっています。楽曲も、後半だけで8曲もあり、7曲にCGがつきます。

 

ディアマイフューチャーはホビーアニメのファンに気に入られる傾向が強く、それには理由があります。

 

「アイドルアニメ」なのに世界を破壊する悪が!?

第一に、プリズムショーを悪用する悪の親玉が現れます。彼はプリズムアクトを考案した張本人ですが、悪い意味でプリズムショーによって人生が変わってしまった人でもあります。男児向けホビーアニメでは定番ですが、女児向けアニメでは意外と珍しいです。悪の親玉にあたる人は結構序盤から出ているので、予想しながら観てください。

 

イヤな主人公の確変

第二に、熱血系主人公・上葉みあの説教が見られます。1〜2クール目まではわがままな側面が強調されていました。一番じゃなければ気が済まなかったり、猪突猛進で人の話を聞かなかったりと、ませた子どもや一部の大人の視聴者が嫌いそうなキャラクターでした。しかし、実は序盤から少しずつ、周りの仲間達を引っ張ってきていました。そんなみあは、3クール目のシャッフルユニット編では仲間やゲストキャラを励ます心強い存在になり、4クール目では一番であることの意味を悟り、敵に立ち向かいます。

そんなみあを、そばで見守ってきた存在が小学校の頃から仲が良かったPURETTYのヘインです。彼女は、実力はみあに勝りますが、才能に自信がないという問題を抱えていました*12。みあと違って控えめな性格のヘインは、自分の気持ちをなかなか表せず、いつもみあに戒められたり、時に引っ張られたりしています。その辺りが物語の本筋の「一番」と関わってくるのですが、是非自分の目で確かめていただきたいところです。

 

前作主人公が敵の手中に

第三に、前作主人公が闇堕ちします。序盤では、あいらはみあ達を可愛い後輩としてしか見ていませんでした。本当にみあ達の実力も可愛いもので、あいらには全然敵わないわけですが、成長していくとPrizmmy☆の4人(ユニットとして)であればあいらに勝てるようになります。それでも、あいらの本来の戦いの場はプリズムクイーンシリーズであり、今シンフォニアシリーズに挑んでいるみあ達とは異なります。ところが、悪の親玉に洗脳され、闇堕ちしたあいらはMARsとしてシンフォニアシリーズに出場することになります。みあ達のシャッフルユニットに完全勝利し、悪の組織の手中に落ちるあいら……彼女の行く末はその目で確認してください。

ちなみに、これを機に、あいらをめぐって対立していたショウとユンス(ライバル同士)が打ち解け合い、協力します。大いなる悪を前に、対立していた者同士が手を取り合って協力するというのも定番の熱い展開ですね。

 

変態(Metamorphose)するドレス

第四に、ドレスがテーマを持って進化します。いかにも禍々しい、魔を宿した呪いのドレス・シンフォニア。そのドレスを身に纏ってみあたちの前に立ちはだかったあいら。呪いのドレスに打ち勝つため、シンフォニアを進化させた新しいドレスを、ショウとユンスが作り上げます。そのうち、主役に当たるみあとヘインのドレスは変態します。各ドレスは、「◯◯(情熱、星空など)のシンフォニア」という名前になっていて、ネーミングセンス的にはデジモンの紋章(デジメンタル)に近いです。シンフォニア専用(特にみあとヘイン専用)のプリズムアクトの演出は、正直なところ、プリティーリズムとプリパラを合わせても一番かっこいいと思います。

 

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ほぼ筆者の好みで後半ブーストがすごいアニメを挙げてきました。すべての要素を明かしているわけではないので、ぜひ中身をご覧いただきたいと思います。

*1:次作マジカルチェンジはリルリルフェアリルまでの繋ぎ。

*2:データを操作して、基準から外れた人物をジュエルパレスに入学させたとされる人物。

*3:現レディ・ジュエルや現教官のレディ・レクターらと同世代で、トップを目指して競い合っていた。落ちこぼれのプリンス・アルトと結ばれることを選び、レディ・ジュエルとなることを辞退する。

*4:サンリオにとっての販促キャラはジュエルペットであり、セガトイズの販促アイテムも機械類なので、人間がどうなろうと関係ありません。

*5:ブルーアパタイトの瞳を持つウサギのジュエルペット

*6:強力な小型ロボット。CCMと呼ばれる携帯電話型の端末で操作する。とても危険なロボットで、「強化ダンボール」のフィールドの中でないと安心して遊べない。

*7:ウォータイムと呼ばれる。仮想国に分かれ、地球儀に見立てたフィールドで陣取りゲームをする。機体が全壊になると、戦死扱いで退学となる。

*8:アラタのクラスはジェノックという仮想国であり、班は小隊と呼ばれている。小隊は3人のプレイヤーと1人のメカニックで構成され、LBXの全壊で退学になると、新たな生徒が来るまで補充されない。

*9:当時無名の逢坂良太さん、安済知佳さんが主要キャストにいます。

*10:普通のジャンプ技であるプリズムジャンプを進化させて、劇のような演出をつけたもの。

*11:前作主題歌「You May Dream」の別アレンジ曲と今作主題歌3曲の使い回し。そのうち1曲はプリズムアクトの演出で使用される。

*12:プリズムショーでは、体力よりも心の煌めきが重要で、たくさん練習したのに勝てなかったという展開はプリティーリズム及びプリパラのシリーズ中でよくある。