ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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『レゴニンジャゴー』シーズン6終了 衝撃の結末については言及「しません」

レゴニンジャゴー シーズン6の放送が終わりました。DVDが発売される前提で作品の魅力を書き綴っていきます。

 

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あらすじ

ニンジャたちは平和になったニンジャゴーシティで平和に芸能活動をしていた。そんな中、この世に舞い降りたクラウズ*1により、ポット(≠ランプ)の魔神・ナダカーンと海賊の一味が復活してしまう。ナダカーンの策略でニンジャたちは町中から追われる身になってしまい、ナダカーンに願いを悪用*2され、次々と封印の剣へ封印されていく。ナダカーンを倒せる方法は、ティガートゲグモの毒*3のみだ。

 

今、残されているのは、お調子者のジェイと紅一点のニャーの2人だけ。その上、ニャーはナダカーンにとっての大切な女性と瓜二つであり、ナダカーンに狙われている。残る願いは(ジェイの)1つ。果たしてジェイはニャーをナダカーンから守り、無事ナダカーンを倒すことができるのか?

 

 

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魅力

敵か?味方か?魔神ナダカーン

シーズン途中まで、ナダカーンは憎めない奴として描かれます。たしかに海賊行為(世界の基礎となる物質を含む)はするけれど、故郷滅亡してるし、故郷のために戦うし、仲間思いだし……

ここまでは問題なかったんです。でも、ニャーと結婚することで無限の願いを叶える能力を手にすることが真の目的であること、仲間思いなのも表面だけで実際は仲間を利用していることが判明すると、一気に(視聴者の大人にとって)ナダカーンが悪者に変わります。ナダカーンは故郷のゴウライ王国を再建するために、ニンジャゴーの世界の陸地を奪い取ります。無限の願いを得て世界を支配しようとします。終盤では、可哀想という思いは(少なくとも筆者の中では)全て消えていました。

 

主題歌はD-51

シーズン6の主題歌は『ごくせん』でお馴染みのD-51による歌唱でした。正直、ここまで印象に残るとは思いませんでした。テレビ東京で放送していた海外アニメ『スターウォーズ 反乱者たち』『アルティメット・スパイダーマン ウェブ・ウォーリアーズ』はオープニングがなく、エンディングも原語版のスタッフロールを早回ししているだけでした。一方、昨年放送の『レゴニンジャゴー』(27分枠)では、ワンコーラスだけ主題歌がありました。

ところが、朝の30分枠に移ることで、思わぬ効果が生まれます。番組枠が3分拡大したため、アニメ主題歌としては異例の長尺*4でエンディングが流れるようになったのです。お茶の間にお馴染みの歌手が子どもにわかりやすい歌詞で、かっこいいアレンジの主題歌を歌うという、他のアニメにありそうでなかった黄金コンボが出来上がったとでもいいましょうか?今のところ音源の発売は決定していないようですが、発売したら是非買いたいところです。

 

主人公がシーズン半ばで退場

今シーズンの一番の見所は、主人公のはずであるカイがシーズン途中で退場し、実質的な主人公がジェイになるところです。戦隊もの*5で言えば、レッドが途中退場し、ブルーが主役になるようなものですね。主人公が消えるという逆境をどう乗り越えていくかも今シーズンの見所でした。タイトルコールと次回予告は毎回カイ役の森嶋秀太さんが担当されていますので、森嶋さんのファンの方も気を落とさないでください。ところで、カイが封印された後も、次回予告で「◯◯する俺たち!」って言ってるんですが、あなたいないですよね?

一方、実質的な主人公のジェイは、オープニングや次回予告のビジュアルで最前面に押し出され、完全に主役として扱われます。物語は別れて行動する部分以外は完全にジェイ視点で進行し、ジェイの知られざる過去も明らかになります。逆にニャーの兄であるカイは前半で退場するので、ほとんど描写されません。シーズン4で登場した「恋人」スカイラーが再登場しますが、カイに対する思いはほとんど語りません。1シーズンだけ主役やフォーカスを変えるというのは、海外のシーズン制ならではかもしれません。

 

 

問題点

いきなりシーズン6からスタート

前作から変わっていないことですが、番組が新規視聴者に不親切な設計になっています。例えば、オープニングの時間を削ってキャラ説明に当てるなどすればよかったのですが、時間帯も変わっていますし、新規視聴者を取り込めていない気がします。前作の放送終了から半年時間が開いている上、6シーズン目ともなれば、丁寧な説明がないと新規層は取り込めないと思います。メイン層の子どもは過去のストーリーなんて気にしないとは思いますが、レゴは大人にも親しまれているものですから、大人のパイも大きいと思います。

 

ガーマドンの行方

シーズン5で命を落としたガーマドンの行方が描かれていません。ロイドが使った願いも、「ウー先生のように賢くなりたい」であり、ガーマドン先生ではありません。ガーマドン先生がなかったことにされているのは納得がいきませんでした。

 

ローニンとニャーの関係の行方

ジェイとニャーの恋の行方を重視するあまり、ローニンがただの便利屋に落ち着いていた印象です。S5では、ニャーのウォーターニンジャとしての才能開花に関わっていた印象ですが、今作シーズン6では、ただの金目当ての第三勢力といった感じでした。今回はニャーのニンジャとしての成長が、ジェイと一緒にエレメントドラゴンを出したところぐらいだったので、仕方なかったのかもしれません。

 


来週からは『レゴネックスナイツ』が始まります。早くオラのフォートレックスを喰らえー!

 

 

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*1:シーズン4で死亡。

*2:ナダカーンはニンジャの願いを曲解する。ナダカーンは、ニンジャを幻術に嵌めるなどし、「全て消えろ」と願わせることで、封印の剣に封印する能力を持っている。

*3:人間を死に至らせる猛毒だが、魔神にとっては動きを止めるだけの効果にとどまる。

*4:フルバージョンが発表されていないため、フルとは断定できないが、それに近い尺だと思われる。

*5:正式名称はスーパー戦隊シリーズです。敬虔な特撮ファンの前で戦隊ものというと殴られますので、ご注意ください。

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