ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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【ベイブレードバースト】蒼井バルトVS小紫ワキヤ:バルトらしくない勝ち方だったのか?

再起の一戦……バルトはベイと対話できるのか?

準決勝第1試合は蒼井バルトと小紫ワキヤの試合だった。2人の因縁は6話から始まっていた。バルトが自分より強いワキヤを尊敬し、ワキヤは「運だけで勝ち上がった」バルトを見下している。だが、ワキヤの謀略に引っかかったことでバルトはスランプに陥り、一時は再起不能かと思われた。そんなバルトが、ワキヤとの戦いにどう挑んでいくかというのが、11-12話である。

 

この記事では、該当する試合の意義について考える。

 

バルトVSワキヤ

以下は、11-12話のバルトとワキヤの試合部分のあらすじである。

 

バルトはフラッシュシュートでワキヤのシールドクラッシュを破った。1点先取したバルトだったが、ワキヤは錘(おもり)のついたベストを脱ぎ、本気を出し始める。バルトはむしろ、ワキヤに感心し、俄然燃えるのだった。

 

ワキヤはスピードを増すことでフラッシュシュートを破り、1点を取ってバルトに並ぶが、バルトもワキヤのワイルドワイバーンの動きを学習し、3戦目をドローにする。ワキヤは勝てずにフラストレーションを蓄積し、バルトはどんどん燃えていった。4戦目では、両者のベイが外側にずれ、同時オーバーフィニッシュ。バルトのベイはスタジアムの縁を掠っていた。バルトはヴァルキリーの動きを分析し、学習する一方で、ワキヤは怒りを強くする。バルトは決勝戦へ、(紅)シュウのところへ行くため、強くなろうとしていたのだ。

 

5戦目、バルトは(黒神ダイナ曰く)「体の回転力を活かす」フォームでシュートをする。ワキヤを含め、周りは失敗だと思い込んだが、バルトはスタジアムの縁を利用し、加速させる真・フラッシュシュートを完成させた。ワイルドワイバーンをバーストによって下し、決勝に進出することができた。会場を後にするワキヤは、控え室にいた紅シュウ曰く、「負けた男の目じゃな」かった。ワキヤはバルトにリベンジするため、新しく心を入れ換えたのだった。

 

向上心VS慢心

今回、バルトが勝利したのは、バルトの向上心がワキヤの相手を見下す気持ちに勝ったからだ。バルトは相手や自分のベイの動きを分析し、どうすればより強いシュートが撃てるかを考えながら、試合に臨んでいた。一方、ワキヤはシールドクラッシュに対する過剰な自信から、力を強めれば勝てると思い込んでいた。バルトが対戦相手を尊敬し、向上心を持って戦っていたのに対し、ワキヤは完全にバルトを見下していた。しかし、試合が終わると、ワキヤはバルトを強い相手と認識し、次勝てるように練習を始めるのだった。

 

公式設定では、ワキヤは「頭も良く、分析力にすぐれている」となっていて、本来は相手の動きを分析できるはずだ*1。たしかにワキヤには「鍛え上げた実力」がある*2が、この結果となれば、相手を雑魚だと思って慢心していたと言わざるを得ないだろう。ここで、9話と10話を振り返ってみよう。

 

謀略によってバルトを家に招き、練習試合をしようと提案するワキヤ。最強の新技シールドクラッシュを披露し、バルトを自信喪失に追い込む。ワキヤの挑発に怒りを抑えきれないバルトは、まともにシュートができなくなり、スランプに陥ってしまう。弟や妹達との交流によってベイブレードと対話することを思い出したバルトは、再起したことを証明するため、シュウに戦いを挑むのだった。

 

こうして見ると、実は割と初めの方から、ワキヤの慢心は始まっていた。一方のバルトはベイと向き合うことを思い出し、今回の試合のような行いをしたのであろう。バルトの勝利は偶然ではなく、約束されたものだったのだ。

 

ベイの分析はバルトらしくない!?

バルトがベイの分析を始めて、バルトらしくないと思う人もいるかもしれない。しかし、バルトが自分や相手のベイの動きに合わせてフォームを変えていくプロセスは(実は)実にバルトらしい。考えることで傲慢なワキヤに勝つというのも、話の筋に十分あっている。

 

そもそもバルトの場合、思考プロセスが明示されずに、急にシュウのフォームを真似したり、偶然の産物を活かしたりする。今回も、ヴァルキリーがスタジアムの端で擦れることによって加速するという現象を、いきなり次のバトルに活かした。そもそもシュウのシュートを真似するのにも、普通であればフォームを詳しく分析し、何度も修正を重ねる必要がある。にもかかわらず、バルトは偶然、ラッシュシュートを生み出した。彼の評価(Check)から改善(Action)のプロセスは、考えるというよりもほぼ勘に頼っていると考えて問題ないだろう。論理が抜け落ちているという点では、今回の勝ち方は実はバルトらしいのかもしれない。

 

とはいえ、バルトのベイブレードへの取り組み方の特徴は特訓であると反論する人もいるだろう。でも、特訓だけではいいものは生まれないというのは、実は1話からずっと示されてきたことで、バルトは無意識のうちに適切なシュートのフォームを生み出していた。そのシュートを支えるのが筋力などの能力なのであって、特訓をして既存のシュートを強化するだけではうまくいかないのだ。試合中に分析をしてシュートを生み出すというのは実は、とてもバルトらしいことであると言える。

 

バルトらしくシュウに勝てるのか?

13話では、ついに、バルトとシュウが対決する。シュウの腕が大変な状況にあることを知ったバルトは、シュウと真正面からぶつかり合えるのか?そもそも、シュウは試合に出場できるのか?バルトのシュウの友情の行方が注目される。

 

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