ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

ホビーアニメ、海外産アニメ、女児向けアニメなどを観て、変になってしまいました。プリティーリズムシリーズや現在放送中のホビーアニメを中心に、このキャラがかわいいとか、そのアニメが社会に伝えたい価値は何なのかまで、様々な情報を発信していきます。

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KING OF PRISM by PrettyRhythmから入った人がプリティーリズムをスルーできない理由

キンプリから入ってまだプリティーリズムを見ていない人へ

KING OF PRISM by PrettyRhythm (キンプリ)からプリズムエリートになった人の中には、プリティーリズムに手を出していないという人も多い。どんな理由であれ、60分の映画だけで全てを語ろうとするのは非常にまずい。

 

予備知識なしで全てを語ろうとする

何も知らない人が知ったかぶりをして物事について語ったら、当然非難を浴びるだろう。例えば、私は明治時代が好きだから、江戸時代以前については勉強しないという人がいたとしよう。本当に明治時代だけで明治時代を語れるとしたらすごいことだ。しかし、どんなに明治時代が好きでも、前提として江戸時代や開国から倒幕の流れがないと話にならない。「関税自主権」と言われて、頭にハテナマークを浮かべた時点でにわか認定されるだろう。キンプリについて論じるには、せめてプリティーリズム・レインボーライブぐらいは知っておいたほうがいい。もっと言えば、プリズムジャンプに関するエピソードは3作に跨っている。コウジのはちみつキッス(レインボーライブ未出)がコウジのオリジナルジャンプだと言った日には、ファンから袋叩きにされてしまう。誰がどんな状況で飛んだどんなジャンプなのかぐらいは覚えておかないとまずい。

 

誤解している可能性がある

キンプリだけで全てを語る恐ろしさは、誤解の可能性にもある。例えば、Over The Rainbowの3人の回想シーンでは、女子キャラクターの存在が抹消されている。大和アレクサンダーから逃げる仁科カヅキは、3連続ジャンプから逃げる森園わかな*1と対比されているし、エーデルローズが失敗が許されず、勝者のみが賛美される風潮であったことは蓮城寺べる*2やわかなの物語がなければ、説明しきれないだろう。では、レインボーライブさえ観ればよいかと言えば、そうではない。プリティーリズムのあり方はひとつではないからだ。天空の城ラピュタ千と千尋の神隠しだけ観て「これが宮崎駿作品だ」と論じることができないことからも、2つだけで全てを語ることの恐ろしさは分かるはずだ。

 

プリティーリズムは、キンプリを深く理解し、語り、あるいは二次創作する上では、不可欠なのだ。この記事では、キンプリから入って、無駄なくプリティーリズムを観るための方法を記述していく。

 

プリティーリズム・レインボーライブを観る

前述の通り、プリティーリズム・レインボーライブは、この作品の背景を知る上で最も重要だ。おそらく、この作品を観なければ、Over the Rainbowが何者か、ヒロ達が言う「仲間が大切」とはどういう意味なのかがわからないだろう。女子の作品なのだから観る意味はないと思うかもしれないが、物語のいたるところで男性キャラクターが絡んでいる。例えば、神浜コウジは単なる「曲を作ってくれる便利キャラ」ではなく、彼自身も作曲活動を通して、少女たちに心を開き、成長していく。最初はプリズムショーから逃げていたコウジが、1人の少女の煌めきに魅せられ、いつの間にか、愛する人のために歌詞を認(したた)めている。男子キャラは決して「ちょい役」ではない。

 

世界観に関しても、割と重要である。レインボーライブの世界では、プリズムショーは異世界・プリズムワールドの技術であり、プリズムの煌めきのあるところであれば*3どこでも行うことができる。如月ルヰが月の精とかホタルの妖精というのも間違いに近い。プリティーリズム自体が現実的な世界にプリズムショーやマスコット*4といった異質な存在が侵入しているという世界観なので、そういったファンタスティックな存在は許容されていない。だが、使命を終えた後、帰還しなければならないプリズムワールドの住人はかぐや姫(=月の住人)に例えられており、そこが唯一のファンタジー要素だ。

 

プリティーリズムシェイクをプレイする

プリティーリズムシェイクはプリティーリズムの曲を無料に手軽に聴ける手段だ。プリティーリズムシェイクは、プリティーリズムを原作とするスマートフォン用の音楽ソーシャルゲームである。アニメ本編映像や一部書き下ろしイラストから作られたキャラクターカードを駆使しながら、3ボタンの音楽ゲームをプレイする。このゲームは、レインボーライブだけでなく、オーロラドリームやディアマイフューチャーの楽曲やキャラクターも採用しているので、それらに親しみを持つのに非常に役立つ。

 

 

play.google.com

 

プリティーリズム・オーロラドリームを観る

プリティーリズム・オーロラドリームはプリティーリズム三部作の始まりである。2011年4月という大変な時期に放送を開始しながら*5も、時勢に流されない独自の世界観を貫いた。

キンプリを観る上で重要なことは、勝利の意味やプリズムの煌めきの何たるか、それから、プリズムジャンプの出典がわかることである。3作の中で唯一ほとんどのキャラクターが玉座を目指しているのが今作の特徴である。メインの3人の少女には、意中の相手がいるという設定になっていて、恋によってプリズムの煌めきが高められることもある。プリズムジャンプは心の飛躍と呼ばれ、あらゆる心の飛躍に対してプリズムの煌めきが応えてくれる。胸キュン体験、はちみつキッスが生まれた経緯もこの作品で語られる。ところで、この作品には、3人の男子プリズムスタァも登場する。近藤隆、KENN、岡本信彦によるキャラクターソングも存在するので、要チェックだ。

 

プリティーリズム・ディアマイフューチャーを観る

プリティーリズム・ディアマイフューチャーは、オーロラドリームの続編である。前作主人公に憧れる少女たちが活躍する今作には、9人の新キャラクターが登場する。そのうち5名は、韓国からのプリズム留学生である。小学生の頃から友達であった日韓の2人の少女を中心に物語が展開される。PrismStoneとDearCrown、Prizmmy☆とPURETTY、2つの陣営による対立構造がキンプリと似ている。終盤には、シュワルツローズに酷似した組織も登場する!? 一方、主人公の上葉みあは、一条シンとは正反対の積極的、好戦的な性格である。キンプリと対比して観ると面白い。

 

(プリティーリズム・レインボーライブを観る)

このステップは飛ばしても構わない。前2作を見た上でレインボーライブを見直すと、見え方も変わってくるはずだ。

 

劇場版『プリティーリズム・オールスターセレクション プリズムショー☆ベストテン』を観る

この作品は、プリズムショーを集めた総集編とおまけ映像によるものである。おまけ映像は、シリーズを全て見ていないと確実に楽しめないだろう。この題はテレビ版プリティーリズム・オールスターセレクションにつながる。今のところ、当時の録画以外ではテレビ版を視聴する方法はない。テレビ版の内容は、プリティーリズムの傑作選とあいら、みあ、なる、らぁら(次番組プリパラの主人公)による寸劇である。キンプリを観る上では、絶対に必要とはいえない。

 

(プリパラ1年目を観る)

プリパラは、プリズムショーを廃止し、完全なアイドルものとして展開されている2016年7月現在の現行作品である。プリパラはキンプリとの直接的なつながりはほぼない。しかし、西園寺レオの元ネタであるレオナ・ウェストが登場する。レオが男らしくなりたいのに対して、レオは女性に近いXジェンダー(体は男の子)である。その他、プリティーリズムのキャラクターによく似たモブキャラが登場したり、大和アレクサンダー役の武内駿輔さん演じるアシカ(マスコット)が不定期に出演したりする。プリパラの世界では、あいら・みあ・なるにそっくりのアイドル3人組が神アイドルと呼ばれる、頂点に君臨するアイドルとして崇められている。とにかく、キンプリを観る上では、小ネタがあるよぐらいに覚えてもらえればいいだろう。

 

劇場版『プリパラ み〜んなあつまれ!プリズム☆ツアーズ』を観る

この映画は、題名はプリバラだが、実質的にプリティーリズムの総集編である。女の子のテーマパーク・プリパラのアトラクション「プリズムツアーズ」が故障し、主人公らぁら達が不思議な空間に迷い込むという内容で、北条コスモやあいら達3人の主人公が登場し、プリズムショーをしたり、プリティーリズムの世界のことを説明したりする。この映画には4つのルート(分岐)があり、キンプリを観るのに必要なのは、総集編なのに新作プリズムショーを収録したルート4(男子プリズムショー)だけである。しかし、プリティーリズムを愛するのであれば、全部観たほうがいい。

 

劇場版KING OF PRISM by PrettyRhythmを観る

任意の段階で、キンプリを見直せば、確実に新たな発見がある。直接登場するのはレインボーライブのキャラクターしかいなくても、ところどころ歴代を意識して作られているはずだし、よく考えればプリティーリズムと似ていたり、明らかに正反対であったりする場面がきっとある。キンプリを観るプリズムエリートにとって、プリティーリズムを観ることは、決してただのステータスではない。むしろ、キンプリに対する見識を広めるためには、確実に必要なのだ。(観ろと命令しているわけではない。キンプリの世界に閉じ籠っていたいなら、別に観なくても良い。)

 

(+α 3DSのゲームをプレイする)

プリティーリズムおよびプリパラはゲームにもなっている。サイドストーリーやファンサービスもあるので、お金に余裕があれば、ぜひプレイしてみよう。プリズムストーンショップ*6の実店舗では、当時のプリティーリズム筐体がプレイできる。プリズムストーンショップでは、キンプリおよびプリティーリズムのグッズも販売しているようなので、本来の対象層である子どもたちの迷惑にならない範囲で利用してほしい。

※括弧内のステップは、筆者も踏んでいないので、別に踏む必要はない。

 

*1:エーデルローズの女子二番手。エスニック系のジャンプを得意とし、複雑なステップを踏む実力者だが、チームメイトから失敗しないよう念を押されたことで、難易度の高い3連続ジャンプから逃げた。しかし、3連続ジャンプに挑戦して失敗した対戦相手には勝利してしまっている。カヅキとの接触で、彼女は変わっていく。

*2:セクシー系ジャンプを跳ぶエーデルローズの女子トップ。プリズムショー界では圧倒的勝者であったが、失敗できない状況で失敗をしてしまい、絶望する。べるは仲間達との交流によって愛に目覚め、女王たる意味を自覚していく。

*3:そもそも、すべての人にプリズムの煌めきがあるので、実質的に場所に制限はない。『KING OF PRISM by PrettyRhythm公式設定資料集』68ページにて、「心に煌めきがない人なんていません」と断言されている。

*4:プリズムスタァを補助し、プリズムの煌めきを増幅させる使命を帯びた生命体。

*5:監督の菱田正和さん、脚本家の青葉譲さん、絵コンテの日歩冠星さんは宮城県仙台市出身である。

*6:現在は、プリパラの公式店舗である。