ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

ホビーアニメ、海外産アニメ、女児向けアニメなどを観て、変になってしまいました。プリティーリズムシリーズや現在放送中のホビーアニメを中心に、このキャラがかわいいとか、そのアニメが社会に伝えたい価値は何なのかまで、様々な情報を発信していきます。

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『ウルトラマンオーブ』運命に立ち向かうことを覚えたガイ 大切な人を救えるのか?

ウルトラマンオーブ』第7話「霧の中の明日」

この回は、魔王獣が出ていないにもかかわらず、重要な回だった。ウルトラマンオーブ/クレナイ・ガイは、ある少女との交流によって、それまで頭の中で考えているだけだった運命を変えるという行為を実行に移すことができた。少女が伝えた予知夢というのは、一見何の信憑性もない、役に立たない情報だ。場合によっては、世間を混乱に陥れるかもしれない。でも、それを知ることで救われる人だっているはずだ。今回は、そうした信じがたい予知夢が実際に人の運命を変えたという話であった。

 

 

概要

霧の中でうごめく怪獣の影……。その夢から目覚めた少女は、その怪獣の絵を描き始めた。そして、今日の日付が8/19なのに、8/20の出来事をブログに書き綴った。そのブログはSSPの目にも止まった。予知夢が見られる少女・ハルカの存在を知った夢野ナオミは、個人的に彼女に話を聞くことにした。昔から不吉な出来事の前兆として予知夢を見ていた彼女は、最近は怪獣の夢ばかりを見るようになっていた。予知ができれば運命を変えられるかもしれないというSSPの期待に対して、ハルカは「明日は見えても、明日を変えることなんてできない」と言い捨てるのだった。一方のナオミは、子どもの頃に見た光の巨人の夢をきっかけに、SSPを立ち上げた。そして、ウルトラマンオーブと運命的なつながりを感じたのだと語った。あなたの見る予知夢も誰かの運命に関係があるかもしれない、というナオミの言葉を拒絶するハルカは、学校があるからといそいそと帰って行った。


ハルカは、実際には怪獣が出現する川辺にいた。うとうとしながら、クレナイ・ガイがウルトラマンオーブに変身する夢を見ていた。ハルカの力を平和に役立てたいというガイだったが、ハルカはやはり拒絶する。ハルカが見たのは、悲しい夢ばかりで、壮絶な運命に屈するしかなかった。運命は変えられないのだというハルカに、ガイは、ではなぜブログに予言を書くのかと問うた。救世主ウルトラマンと違い、運命を変えることができないというハルカだったが、運命を変えられないのはガイも同じだ。何もかもを失った。「過去は変えられない。でも、未来は変えられる。」とハルカに伝えた。


所変わって、SSPの事務所では、渋川一徹が怪獣が現れそうだというナオミの話を冗談半分に聞いていた。調査に行っていた2人も怪獣が出現する兆候はなかったと断言した。SSPは全く動かず、ナオミはバイトに行った。その夜、ハルカはブログに怪獣についてお願いを書いたのだが、辛辣なコメントばかりが返されていた。それを見たハルカは乱暴にノートパソコンを閉じた。目覚めると、そこにはもう怪獣が出現していた。避難誘導をしていた一徹はナオミの言った通りだと感心した。


一方、オーブが敗れる予知夢を見たハルカはガイの前に現れ、オーブが怪獣に敗れると言って引き止めた。そうすると、怪獣は何らかのエネルギーを吸収した。ガイはそれがハルカの放つマイナスエネルギーだと察して、「あんた自身の心が明日を闇に染めてどうする?」とハルカの心に訴えかけた。ガイはハルカの手を振り払い、走って行った。オーブが絶望的な状況に陥ったとき、ハルカはナオミとガイの言葉を思い出した。運命は変えられると信じ、必死にオーブを応援した。ハルカが予知をオーブに伝えたことで、本当に運命は変わり、怪獣は倒された。


後日、SSPにはハルカからナオミへ、前言撤回するという趣旨の手紙が届いていた。一方、オーブニカを吹いていたガイの元にはハルカが現れ、ある予言を伝えた。そして、どんな運命でも変えられると言った。それを聞いたガイは「もしも明日を見失ったら、探せばいい。あんたの明日はそのスケッチブックみたいに真っ白だ」という言葉をハルカに贈ったのだった。

 

可能性を信じることは大切

どんなに信じてもらえる可能性が低い情報であっても、誰かに伝えるべきだ。例えば、現実世界では、災害の度に、実は誰かが予知をしていたのではないかという説がまことしやかに流れる。その超越的な力を信じるか信じないかは受け手の自由だが、預言者は少しでも誰かの役に立てるのであれば、その力を使うべきだ。自分の出した絶望的未来に関する情報にただ絶望するのではなく、その情報をできるだけ多くの人に伝えて、その人たちを救うべきだ。信じてくれる人が1人でもいれば、その人たちを救えるのだ。

 

これは未来予知以外にも言えることで、絶望的な情報を信じることによって救われる人もいるはずだ。例えば、何らかのITサービスに黒い噂があったとしよう。その噂を広めても何も起きないかもしれないが、そのサービスで被害を受けている誰かが救われるかもしれない。自分がいたずらに絶望するよりも、良い結果が得られるかもしれないのだ。もちろん、虚偽の情報を流して株式市場を不正に操作すれば犯罪になるのでやめよう。

 

ストーリー上の位置付け

今回は、ある女性を救えなかった過去によって心を閉ざしたガイが運命を変えるために一歩進む回だ。ガイは、絶望の未来に直面した一人であり、大切な人や宇宙を救うためには、壮絶な運命に立ち向かうしかないことを知っている。ガイは、運命を変える力があるハルカを救うべき人として認識したと同時に、壮絶な運命に立ち向かうことを彼女に学ばされた。そして、運命に打ち勝った。これまで、救うべき人には「関わるな」とだけ声をかけていたが、実際には、関わってくれたことで救われたこともある。ナオミも光の巨人の夢を見たという事実がガイの耳に伝わったが、ナオミとの関わり方の変化にも注目したい。