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ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

ホビーアニメ、海外産アニメ、女児向けアニメなどを観て、変になってしまいました。プリティーリズムシリーズや現在放送中のホビーアニメを中心に、このキャラがかわいいとか、そのアニメが社会に伝えたい価値は何なのかまで、様々な情報を発信していきます。

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『仮面ライダーエグゼイド』第10話 チーム医療とは

特撮 特撮-仮面ライダー

天才ゲーマーはチーム医療を攻略できるのか

エグゼイド第10話は9話からの続きで、ドラゴナイトハンターZを使いこなすまでの過程を描いた。ずばり、今回のテーマは、共通の目的のために一致団結することだ。「チーム医療」という言葉も登場し、一見、医者でゲーマーの仮面ライダーを体現しているように思われた。しかし、どうやらそうでもないらしい。ライダー同士が共闘することと、チーム医療とは性質が異なるからだ。

 

 

 

第10話「ふぞろいのDoctors!」

仮面ライダーエグゼイド/宝生永夢は、とあることから、かつて自分の命を救った衛生省の日向恭太郎 大臣官房審議官を担当することになる。とあることとは、グラファイトがプロトドラゴナイトハンターガシャットを使い、日向をバグスターウイルスに感染させたことである。グラファイトを倒すため、永夢はドラゴナイトハンターのプレイデータを採集し、ガシャットを完成させた。しかし、ガシャットの力は暴走。凶暴化したグラファイトに為す術もなく敗れ去るのだった。


そして今回、ボロボロになった永夢は他の3人に頼らず、ひとりで立ち向かおうとした。しかし、日向はチーム医療の大切さを永夢に説く。チーム医療は様々な医師が協力することで成り立つ。ひとりだけでは医療は完成しないのだ。大切なことを学んだ永夢だったが、話は意外な方向へと動き出した。


永夢は「ドラゴナイトハンターZガシャットを譲る」と嘘をついて3人を呼び出し、力尽くで奪うよう挑発したのだ。見事に息が合ってしまった4人の前に3つの仮想コピーガシャットが現れ、4人はハンターゲーマーに変身した。結局4人はバラバラなのだが、協力戦によりグラファイトを倒すことができたのだった。

 

あれ? チーム医療?

さて、今回のテーマはチーム医療だったはずである。永夢たちはチーム医療をしていたのだろうか? そもそもチーム医療とは、様々な職種の関係者が協力して患者に寄り添うことである*1。これには医師や看護師だけでなく、薬剤師や管理栄養士、あるいは義肢を作る技師も含まれている。職種の違うスタッフたちがそれぞれの技能や長所を生かして、患者の治療に貢献するのがチーム医療というわけだ。


ところが、今回はどうだろうか? 患者にまともに寄り添っているのは永夢や明日那、あるいは鏡院長ぐらいである。それどころか、他の患者の治療には全く立ち会っておらず、これで本当にチーム医療と言えるのか疑問が残る。

 

戦い≒医療?

エグゼイドにおける治療とは患者からバグスターを切除し、バグスターを倒すことである。いつもであれば、その過程で患者のストレスに寄り添い、それに関係する場所に潜むバグスターに立ち向かう。しかし、今回はライダーバトルが主体となっている回だった。つまり、患者のストレスにはほとんど寄り添っておらず、戦いと治療の関連性が薄い回である。このような回でチーム医療を叫んでも説得力がないのは、当たり前だ。

 

じゃあどうすればよかったのか?

チーム医療をもっと前面に押し出して戦いとチーム医療との間にアナロジーを作れば、今回はもっとよい回になっていたと思う。例えば、実際の医療の現場を映し出すでも、ひとりの患者に何人のスタッフが付いているか問いかけるでもよかった。そこから、それぞれの長所を生かした戦い方(=医療的な実践)・患者との接し方を考え、実践すればよかったのではないだろうか? いずれにしても、チーム医療という言葉が単なる協力という意味に置き換えられているのは残念でならない。

 

目指せ! チーム医療

このように、第10話はチーム医療という言葉をうまく表現できていなかった。単に同じ敵を4人一緒になって倒すという意味で使われており、本来の、様々な医療スタッフがそれぞれの分野の能力を生かしながら、協力して患者に寄り添うという意味がなくなっていた。せっかく異なる分野にいて異なる武器を使うのだから、それを活かせば、チーム医療という言葉をうまく体現できていただろう。まだハンターゲーマーの出番はあると思うので、次こそはチーム医療をやってほしい。


さて、今回のゲーム病パンデミックは劇中でニュースになっていた。これまでは衛生省が情報操作をしていたが、来週以降はどうなるのだろうか? 目が赤く光る永夢のゲーマー人格についても、まだまだ秘密がありそうだ。