ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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『ベイブレードバースト超ゼツ』ゼットアキレスと新主人公 メタルパーツで最強無敵に

要点さえつかめば初見でも楽しめる

『ベイブレードバースト超ゼツ』の放送がスタートした。

3年目ということで、「1年目・2年目を見ていないと楽しめないのでは?」という声もあると思う。

 

だが、大丈夫。

3年目は世代交代をしたので、前作からの登場人物さえ押さえておけば、十分楽しめる。

 

 

 

2年間のおさらいと3年目

『ベイブレードバースト』は、少年たちがベイブレードというスポーツに打ち込む様子を描いた物語。

強い衝撃を受けたときにベイ(コマ)の構造が分解する「バースト」が大きな特徴だ。

 

1年目『ベイブレードバースト』

「蒼井バルト」はベイブレードが弱い小学5年生だった。

しかし、四転皇と呼ばれる親友の「紅シュウ」に憧れ、猛特訓する。

 

全国大会に進んだバルトの前に、最強のライバル「白鷺城ルイ」が立ちはだかる。

ルイはシュウのベイを破壊し、決勝戦へ。

バルトはあと一歩のところでルイに及ばなかったが、スペインのチームにスカウトされる。

 

2年目『ベイブレードバーストゴッド』

バルトは進化したベイを手に、ワールドリーグで活躍する。

 

一方、アメリカのチームに入団したシュウは、突如失踪した。

シュウのベイは謎のブレーダー「レッドアイ」に奪われてしまった。

レッドアイは、バルトを含む世界のブレーダーのベイを破壊していく。

 

その後、バルトは世界大会でレッドアイを下して優勝し、シュウの無念を晴らした。

 

3年目『ベイブレードバースト超ゼツ』

超ゼツは登場人物のセリフから、ゴッドの2年後だと思われる。

 

世界チャンピオンのバルトはベイを「超ゼツ」に進化させるため、ベイトレーナーの「赤刃タイガ」を訪ねる。


タイガは鍛冶屋であり、金属を使って最強無敵のベイを作ることができるのだ。

 

それを見て感銘を受けたタイガの息子「赤刃アイガ」は自分でベイを作ろうとする。

そして、家族の力を借りながら、「ゼットアキレス」を完成させた。

 

[rakuten:book:19061714:detail]

 

ゼットアキレスはバランスタイプ。

バルトの「ウイニングヴァルキリー」とは違う、それよりも強いベイを目指して作った。

 

アイガは早速勝負を挑むも、まだ新型ベイの扱いに慣れていないバルトにバースト負け。

強くなることを誓うアイガであった。

 

第1話のポイント

第1話は赤刃アイガが新型の超ゼツベイを作り、ブレーダーになる物語だった。

世界チャンピオン・蒼井バルトとの出会いが彼にとっての転機になる。

 

新型ベイは普及していない

『ベイブレードバースト超ゼツ』(以下、超ゼツ)では、メタルパーツを使った新型のベイが登場する。

それに合わせて、同一の世界観で世代交代をした。

 

面白いのは、バルトのモデルチェンジを第1話で行ったところ。

アイガとバルトを互角にするため、歩幅を合わせた形だ*1


どうやら超ゼツベイは1話時点で普及していない。

新世代の技術であり、これからという状況だ。

キャラが世代交代したのにシステムが交代していないというのは、新鮮である。

 

ちなみに、第2話の時間軸は数ヶ月後。

別の超ゼツベイが登場するようだが、どれだけ普及しているのだろうか?

 

新型ベイは小屋が吹き飛ぶぐらい強い

その超ゼツベイがどれぐらい強いかといえば、木造の小屋が吹き飛ぶぐらいだ。

 

ウイニングヴァルキリー単独の試し撃ちでは、小屋の屋根が吹き飛んだ。

暴走したヴァルキリーはアイガの持っていた薪を破壊。

そのまま彼を吹っ飛ばした。

 

[rakuten:jism:11948609:detail]

 

ヴァルキリーとゼットアキレスのベイバトルでは、窓ガラスが割れるほどの衝撃が発生した。


超ゼツベイはプラスチック製の従来機とは比べ物にならない強さである。

 

タイガはアイガのことを心配して、超絶ベイを作ってやらなかったと言っている。

どうやらその強さには問題があるようだ……。

 

似ているようで似ていないバルトとアイガ

バルトとアイガは似ているようで少し違う。

どちらも負けず嫌いのようだが、細かい部分が異なっている。

 

アイガは山の中の工房に住んでいるということもあり、職人気質かつ身体能力が高い。

頭が切れるというわけではないが、設計図通りにモノを作る能力に長けているらしい*2


ベイブレードは憧れの英雄・アキレスをイメージして作っている。

ベイを相棒と考えているバルトとは少しスタンスが違う。


それから、バルトはバトルに面白さを求めているが、アイガは強くなりたい。

どちらかといえば、主人公よりもライバルに近い印象だ。

 

この2人が出会うことで、ベイブレード界はどのような化学変化を起こすのだろうか?

そして、アイガはバルトを超えることができるのだろうか?

 

番組全体の注目ポイント

ベイの仕組み

ベイブレードバーストの最大の見所は、ベイの仕組みにある。

 

これまでもローラーで相手の攻撃をいなすベイや、相手の攻撃を吸収して加速するベイが登場した。

これらは、大げさに演出してはいるものの、おもちゃとほとんど同じ動きである。

 

ベイが繰り出す技に注目してほしい。

 

バーストによる逆転勝利

ベイブレードバーストのベイはバースト(分解)するということを説明した。

この仕組みが熱いドラマを生む。

 

劇中の試合は、2点先取であることが多い。

場外は1点、バーストは2点だ。

 

つまり、1回場外に弾き出されても、バーストで勝つ可能性がある。

1点ビハインドからの逆転劇がベイブレードバーストの一番熱い瞬間だといえよう。

 

ライバルと打ち解けあう瞬間

ベイバトルはブレーダーが想いをぶつけあう場でもあるが、同時に心を通わせる手段でもある。


険悪な関係のライバルが出てきたら、これからベイバトルを通じて仲良くなっていくのだと思ってもらえればよい。

 

ちなみに、ライバルによる嫌がらせは年々悪化していっている。

最初は練習試合を申し込んで相手の技を全部対策するというものだったが、2年目ではベイブレードを破壊する悪役まで登場した。

 

ベイバトルを通じてよい子になることがほとんどなので、暖かい目で見守っていただきたい。

 

バルトの弟と妹が成長して登場

オープニング・エンディングの映像や第2話の次回予告に、バルトの弟と妹「蒼井常夏(とこなつ)」「蒼井日夏(にか)」が登場している。


アイガと同世代らしく、出番が増えることが期待される。

ライバルの弟たちは、アイガにどのような影響を与えるのだろうか?

 

ところで、常夏は1年目では解説役だった。

第1話ではベイの解説をほとんど行っていないが、2話以降でバルトやアイガのベイの仕組みが明らかになるかもしれない。

 

過去作配信など

『ベイブレードバースト』シリーズは、「あにてれ」などで全話有料見放題配信を行なっている。

 

3年目ということもあり、100話を超えてしまうが、全話を見る必要はない。

見たければ見る程度でよいだろう。

*1:バルトは感覚派なので、慣れていないうちは強くない。

*2:ベイブレードはまったくの初心者のようだが、バルトのランチャーの持ち方を記憶だけで完璧にコピーしている。

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