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『ガールズモード3 キラキラ☆コーデ』をプレイしました。このゲームは女の子の着せ替えとメイクとヘアメイクができるおしゃれシミュレーションです。筆者はプリパラやアイカツ(スターズ!)などの筐体をやりに行く勇気もなく、また過度な課金は身を滅ぼすと思ったので、手を出せずにいました。しかし、3DSのゲームであれば子どもに危害を加えずにできるし、音楽ゲームもないので簡単そうだと思い、このゲームの購入を決めました。このシリーズをプレイするのは初めてでしたが、特に操作性やゲーム内容に疑問はありませんでした。
このゲームは、ファッションに詳しいという設定の主人公がミニチュアの街に誘われ、アパレルショップを経営することになるという内容で、個性豊かなNPCキャラクターのファッションをプロデュースしていくというものです。
ゲーム形式
お客さんのオーダーに従って、ミッションをクリアします。
服屋
服を仕入れ*1、売るというトルネコ形式のゲームです。客の要望に答えていくだけのシンプルなゲームですが、条件にあっていれば自由に選べるのが特徴です。
目当てのアイテム
客の示した条件(予算、ブランド、タイプなど)に合うアイテムを選べば、クリア。基本的に、客の出したキーワードを頼りに検索機能を使えばほぼクリアできます。「青いジーンズを選んでほしい」とか「女の子っぽいトップスを選んでほしい」といった内容の要望ですが、ファッション用語には必ず解説が付いています。
目当てのコーデ
客の示した条件に合うコーディネートをします。ただし、自由にコーデをしていいと言われた場合は、相手の現在のファッションから好みを推測する必要があります。すでに身につけているアイテムであれば、禁止マークがついていて選べません。ファッションショーをした後であれば、客の目当ては9割がた、その時のファッションのジャンルです。ゲームを進めると、店にマネキンを設置することができ、マネキンのコーデを直接買ってもらうことができます。
客の示したアイテムにあうコーデ
客の示したアイテムに合うコーディネートをします。すでに持っているアイテムならいいですが、持っていないアイテムの場合、見た目からブランドやジャンルを想像する必要があります。(前項と同様、禁止マークがついているので、どのアイテムかわかります。)
ヘアメイク
ゲームを進めると、オーダーをとれるようになります*2。選択肢の中から質問を選択し、相手の要望を聞き出します*3。要望に合った髪型(髪型と前髪とメインカラー・メッシュカラー)を作ればクリア。途中で要望を追加する客もいます。クリアの報酬として、髪型と前髪の型が手に入ります。この髪型は自分でも使えます。色はゲーム内で獲得したパレットから選びます。色を集めているキャラクターがいるので、その人にゲーム内で撮れる写真(スクリーンショット)を見せると、特徴的な色(風景ごとに決まっているもの)を抽出してくれます。
メイク
ゲームを進めると、オーダーをとれるようになります。ほぼ自由にメイクをします*4。眉の形、アイブロー、アイライン、マスカラ、まつ毛の形、チーク、リップを選ぶことができます。色はヘアメイクと同様、獲得したものを使います。ゲームを進めると、メイクセットを販売できるようになります。
ミニチュア家具
すれちがい通信用のマイルームがあり、そこに置くための家具があります。マイルーム以外にも様々な場所に設置できます。家具はゲームをしていくうちに、様々な場所でもらえます。
いい点
キーワードがわからなくても大丈夫
前述の通り、おしゃれ関連のキーワードはほぼ全部解説が付いています。ほとんどのキーワードが何回も出てくるので、その都度見ることができますし、いつでも確認できます。
セーブが柔軟
ポケモンと同様に、ほぼどこでもセーブ可能です*5。親に優しいつくりになっています。
課金要素なし
最近のゲームには、有料のDLC(ダウンロードコンテンツ)がついていることが多いですが、このゲームに関しては無料です。ピーチ姫やSplatoonなどの、任天堂特有のコラボアイテムもあるようです。
プリティーリズムやプリパラのシンソフィアが関わっている
キンプリ(『KING OF PRISM by PrettyRhythm』)ですっかり有名になった加藤大典さんでおなじみのシンソフィアが関わっているゲームです。フルCGですが、CGが表情豊かに、滑らかに動きます。あのキャラクターにそっくりな髪型も……!?
自由に着せ替えできる
この点が一番大きいです。自分のキャラクターのアバターを作成して着せ替えできるのは、プリパラやアイカツスターズと同じです。しかし、NPCキャラのメイクや髪型を自由に変えられるのは他にはない強みだと思います。ゲームを進めると服をデザインできるようにもなります*6。
問題点・気になる点など
接客のクリアの基準がわかりづらい
ミッションとして与えられる接客ですが、クリアの基準が曖昧です。中には厳しい客もいて、柄違いの服を組み合わせると「ごちゃごちゃしている」と言って帰ってしまいますが、他の客は喜んで買ってくれたりします。
男の私にはメイクの仕方がわからない
メイクの仕方は私の記憶が正しければ教えてもらえませんでした。メイクをしない男性には易しくなく、女装やトランスヴェスタイトの入門にはならなさそうです。一方で、プリパラやアイカツスターズをプレイしている「男の子でもおしゃれを楽しみたい」という男性のプレイヤーにはオススメです。
「ゲーム性」に欠ける
何をゲーム性と捉えるかにもよりますが、得点や勝敗ではなく、客の満足度でクリアが決まるので、勝ち負けや数値を求める人にとっては物足りないと思います。存在する悪意も限定的です。