愛の伝道師、堂々の凱旋
『仮面ライダービルド』の追加戦士・仮面ライダーグリスの情報が解禁された。
仮面ライダーグリス/猿渡一海を演じるのは、『ファイナルファンタジーXII』『ウェルかめ』などに出演した武田航平だ。
武田航平は過去に『仮面ライダーキバ』にも出演しており、ライダーファンにはうれしい凱旋となる。
もちろん、「ビルドは観ているけれどキバは知らないよ」「キバは観ていたけれどビルドは観ていないよ」という方もいると思う。
そこで、この記事では両作品を簡単に説明する。
仮面ライダービルドとは
記憶喪失の男・桐生戦兎が仮面ライダービルドとなり、科学技術を悪用する敵に立ち向かう。
物語の舞台は、謎の「パンドラボックス」によって3つに分断された日本。
主人公はそのうちの「東都」に在住し、持ち前の科学力で政府の仕事を手伝っていた。
しかし、殺人のぬれぎぬを着せられたという脱獄犯・万丈龍我に出会うことで、事態は思わぬ化学反応をしはじめる。
桐生戦兎の正体は? 殺人事件の真犯人は? 謎の組織・ファウストの目的とは?
「序盤から飛ばしまくり」と話題の特撮サスペンスドラマを見逃すな。
ビルドの魅力
ビルドの魅力を一言で表すとすれば、迫真と脱力のギャップ。
2話以降は、メインキャラ2人による寸劇じみた前回の解説から始まる。
しかし、番組の最後には目を覆いたくなるような衝撃の展開が待っている場合もある。
彼らの拠点となる喫茶店ではワイワイガヤガヤしているのだが、戦場に出向くとハードな展開に突入する。
そんな温度の変化が魅力である。
サスペンスと形容した通り、ひとつの謎が解決したと思えば、次々と謎が生まれ、視聴者を飽きさせない。
とは言っても、そこまで凝ったつくりにはなっていないので、頭を使ってドラマを観たくない人でも大丈夫だ。
視聴方法
仮面ライダービルドは、テレビ朝日系列で毎週日曜朝9時から放送されている。
秋の番組改編で1時間遅くなっているので、注意してほしい。
これまでの話数は、「東映特撮ファンクラブ」で月額有料配信中だ。
料金はクレジットカードではなく、iTunesカードやGoogle Playカードで支払える。
各アカウントにクレジットカードをひもづけてある場合は、そちらからでも可能だ。
武田航平が出演した 仮面ライダーキバとは
仮面ライダーキバは2008年に放送された、バイオリニストの親子の絆を描いた作品だ。
瀬戸康史演じる仮面ライダーキバ/紅渡が亡き父・音也に思いを馳せながら、人間として、戦士として成長していく。
武田航平演じる紅音也の役柄は、女好きな天才バイオリニスト。
開発初期のライダー・仮面ライダーイクサ(のちに仮面ライダーダークキバ)に変身した。
1986年、彼は、怪人「ファンガイア」を追う女性・麻生ゆり(演:高橋ユウ)と出会う。
そこで、はじめて人間ではない「人」の存在を知る。
ファンガイアは人間に擬態し、人間社会に溶け込んでいたのだ。
音也は、最初はファンガイアを憎んでいた。
しかし、ファンガイアの女性・真夜と出会うことで、ファンガイアへの見方を変え、真の愛に目覚めていく。
キバの魅力
仮面ライダーキバは恋愛ドラマだ。
過去編(武田航平が出演するパート)では、音也・ゆり・真夜に加え、
ゆりに想いを寄せる男・次狼
真夜の夫であるファンガイアの王・キング
も登場し、朝のドラマとは思えない濃厚な人間関係を描く。
現代編(瀬戸康史が出演するパート)では、渡を支える人も多くいるが、恋愛もきちんとするので、そちらも見逃せない。
キバを観る上での注意点
キバは2008年と1986年の2つの時代を並行して描くので、誰がどの時代の人物か把握しておかないと楽しめない。
最初は時代の違いを丁寧に描くので、切り替わりの演出に注目しよう。
キバの視聴方法
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仮面ライダーキバは各種月額制動画サイトにて配信中だ。
もちろん、レンタルDVDもあるので、お好きな方法で視聴されたい。
(ちなみに、レンタルDVDにはインタビューや未公開シーンもある。個人的にはレンタルをお勧めしたい。)
クリスマス商戦後の急展開に注目
平成仮面ライダーシリーズは秋始まりだ。
クリスマス商戦の後は、1号のおもちゃがひと段落し、新しいライダーが出てきて、物語が急展開する。
クリスマスイヴでの登場になるが、ベルトの発売はクリスマス後。サンタさんにお願いしても、もらえないので注意されたい。
昨年の仮面ライダーエグゼイドもクリスマス回で衝撃の展開があったが、ビルドはどうなるのだろうか?
情報解禁されたグリスの登場シーンにも注目が集まる。