児童向けディアゴスティーニ
毎号についてくるパーツを組み合わせると、模型が完成する。
これは、人気雑誌『ディアゴスティーニ』のビジネスモデルだ。
でも、バンダイは、それを子ども向けで作ってしまった。
それが「ピカちん大百科」&「ピカちんキット」である。
ピカちんキットとは?
ピカちんキットには、
- 横を見られるメガネのサイエンストイ
- お菓子からふりかけを作れるクッキングトイ
- 卓上クリーナーのようなカラクリおもちゃ
などの実用的な玩具が収録されており、ピカちん大百科のページが付属している。
それを全て集めると、ピカちん大百科が完成する。
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カスタムパーツで楽しさが広がる
別売りの拡張パーツを使うと、さらなる遊び方が楽しめる。
例えば、第1回の放送で紹介された「のっぽカスタム」は、「1%ピカちんカスタムクラフト VOL.1」に収録されている。
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(ランダムで15種類とのこと。)
キットを1個買うだけで飽きる子もいるかもしれないが、発明や工作が好きな子を飽きさせないおもちゃだ。
全部揃えられるか?
もちろん、全部揃えると、ピカちん大百科が完成する。
果たして、全国のお父さん・お母さんは毎号買って、ピカちん大百科を完成させることができるのだろうか?
アニメ『ポチッと発明 ピカちんキット』
アニメ版では、主人公が、1%のひらめきでピカちんキットを完成させていく様子が描かれる。
あらすじ
主人公は、クラスの女の子に振り向かれたい小学生・遠松エイジ。
ある日、そんな彼の元にAmazonから「ピカちん大百科」が送られてきた。
エイジがアイディアをひらめくと、大百科が反応し、ピカちんキットがポチれる。
しかし、届いたパーツを組み立ててもピカちんキットは未完成。
エイジは1%のひらめき「ピラメキ」によって、キットを完成させていく。
発明の喜びと工作の楽しさを詰め込んだ作品
このアニメは、子どもたちの好奇心を刺激するような作品である。
番組では、パーツが1つだけ足りないという設定になっていて、主人公がそれをひらめくまでが描かれる。
主人公は、まさに小学生が工作をしているような感じで、あれでもない、これでもないと案を試していく。
工作が完成するまでの喜びを的確に表した映像作品だと思う。
(おもちゃには必要なパーツが全部入っているようなので、安心してほしい。)
本物のおもちゃを売る都合上、科学的に正しい、実際に使えるキットが紹介される。
そのメカニズムも紹介されるので、学研や進研ゼミなどの雑誌をテレビで観ているような感覚だ。
「知りたい」「やってみたい」という子どもの好奇心を満たしてくれる。
理科や図工が好きな子どもは絶対好きな作品だ。
実写パートで遊び方を解説
それでも、テレビの前のお父さん・お母さんは「ピカちんキットなんて買っても、何に使うのかしら」と思うかもしれない。
でも、この番組では、そんなおうちの方のために、遊び方を解説している。
それが、番組の終盤にある実写パートだ。
実写パートでは、キャストが実際に玩具を使って遊ぶ。
第1回では、アニメに出てきた「カンニングラス」を使って、豆つまみやバスケットボールにチャレンジした。
カンニングラスは、横を見ることができるメガネだが、脳の混乱を生かした遊びができるとのこと。
距離感が掴みづらく、豆を運ぶのも一苦労なようだ。
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バスケットボールは前述の「のっぽカスタム」を使ったもので、カスタムキットでいかに遊び方が変わるかを示していた。
視界の高さが変わるのっぽカスタムに出演者も苦戦していた。
ぜひご家庭でも、こうした遊びに挑戦してみてほしい。
科学に興味を持ってもらうために
日本人の理科離れが指摘されるようになって久しい。
それは多分、勉強の難しさからきているものだと思う。
「小学生の頃は理科が好きだったが、計算が出てくるようになって苦手になった」という人もいるのではないだろうか?
しかし、学問は好奇心から始まるものだ。
楽しくなければ、意味がない。
お子さんの好奇心が拒否感に勝てるよう、おうちの方もピカちんキットを使って応援してほしい。