ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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『アイカツフレンズ!』第1話 異例の「◯◯に興味がない」主人公

原点回帰に見せかけて設定を壊しにいく

『アイカツフレンズ!』に対して、「平凡でフレッシュ感を感じない」と思う人も多かったのではないだろうか?


私自身、放送前は新しさを感じなかった。

でも、ふたを開けてみれば、異例づくめだった。

 

何が異例なのかといえば、主人公の立ち位置だ。

 

これから面白くなりそうなので、ぜひチェックしてほしい。

第1話のネット配信は、各種動画配信サイトで、2018/4/9(月)の18時から。

 

あらすじ

主人公「友希あいね」は喫茶店を営む夫婦の娘。

ある日、ロケ現場に出前を頼まれ、トップアイドルの湊みおと出会う。


とあることから2人は再会するが、みおは次のライブで組むパートナーを決めあぐねていた。

あいねは「パートナーになってほしい」というみおの頼みを、二つ返事で承諾する。

みおのパートナーとしてライブをすることになってしまう。

 

 

 

友希あいねのここが異例

アイカツに興味がない

あいねは、アイカツシリーズでも珍しい「アイドルに興味がない」主人公だ。

 

友達助けのつもりでライブをすることになり、そのままアイドルになった。

最高のアイドルユニット「ダイヤモンドフレンズ」である「ラブミーティア」を知らないなど、本当にアイカツの知識がない。

 

パートナーの湊みおはもともとトップアイドルで、過去作でいえば紫吹蘭や桜庭ローラに近いポジション。

アイドルを知らないあいねと組むことで、彼女にも変化(「ユニットの魔法」)が訪れるかもしれない。

 

憧れの存在がいない

アイカツシリーズにはめずらしく、憧れの存在がいない。

これまで、第1話*1でアイドルのライブを見て、そのアイドルに憧れるというのがテンプレートになっていた。


あいねは、そのテンプレートに当てはまらない。

みおがトップアイドルであることを考えれば、輝きの継承というテーマからは脱線していない。

 

でも、この先、彼女が原動力としている「友情」がなくなったとしたら、どうなるのだろうか?

そんなことが気になる第1話であった。

 

上にも下にもきょうだい

友希家はなんと大家族。

家族役を担当する声優の多くは、アイカツの過去作に出演している。

 

寮生活を描くアイカツシリーズにおいては、それだけでも異例。

さらに異例なのは、あいねがきょうだいの中の真ん中であること。

 

一般に、「女児向け作品」のキャラクターは、お姉さんであることが人気の鍵である。

ただ、お姉さんすぎても拒否感があるとのことで、真ん中という設定は理にかなっている。


あいねは劇中通りに、子どもに親しまれるだろうか?

 

家族が多い友希家。

寮生活が中心のアイカツシリーズだが、今回は家族に関する描写も多いのかもしれない。

 

一部のお約束は継承するが……

一方で、通例となっている一部の演出は継承している。しているが……

 

基本は体力

あいねのレッスンはいつも通り、体力づくりからスタート。

やはり、あいねは体力がなく、アイカツの先輩であるみおに鍛えてもらうことになる。

 

そんなあいねはなんと「アイ! カツ!」というおなじみの掛け声すら知らなかった。

でも、彼女が超人的な体力を身につけていくことぐらい、アイカツシリーズに触れてきた人ならわかるはずだ。

 

この体力づくりはエスカレートしていくのが通例になっていたが、今作では崖上りや伐採をするのかが注目される。

 

芸能人はカードが命

アイカツフレンズでも、芸能人はカードが命。

みおはすでに自分のブランドとたくさんのアイカツカードを持っており、バインダーに大切にしまっている。

 

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友達づくりを目標にしているあいねに対しては、「カードは友達」とも言った。

アイカツ!3年目主人公の大空あかりはカードを「私の味方」と呼んでいたが、あいねはカードと仲良しになろうとしている。

 

アイカツスターズでは、登場人物がカードに対して異なる意識*2を持っていた。

フレンズではどうなるだろうか?

 

アイドル学校

今作にもアイドル学校は出てくる。

 

あいねは1話時点で、スターハーモニー学園普通科の生徒。

みおのいるアイドル科はそこに併設されているが、あいねもよく知らない。

これまで登場したアイドル学校にはなかった設定だ。

 

1話時点で、学校は名前しか登場していない。(これも異例)

その実態は2話以降で明らかになるのだろう。

 

ところで、1話では制服を着ておらず、着替えバンクも私服だった。

歴代で最も学校が登場しない作品になりそうな気すらしてくる。


これまで「学生証」だったデータ保存用カードも「アイカツパス」に変わっていて、アイドル学校に通っていない人もアイカツしやすくなっているようだ。

 

新たな道を拓けるか

シリーズ3作目としてスタートしたアイカツフレンズ!

 

原点回帰という声もあるようだが、どちらかといえば、いろいろな要素を壊しにいっている印象だ。

声優に歌わせる、エンディングが日常シーンを含むCGアニメになるなど、新しい試みも始まっている。


放送前は新しさに欠ける印象だったが、実際に見てみないとわからない。

 

2話では早速ラブミーティアが登場する。

あいねは彼女たちの影響を受けるのか?

はたまた友達になってしまうのだろうか?

*1:あかりジェネレーションは、実質的にいちご世代から物語が展開されている。

*2:お客さんを楽しませる、自分を綺麗にする、みんなを「輝かせる」など。

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