湊みお ラブミーティアを超えると宣言
(書いておいたが、出す機会がなかったので、いま投稿する。)
第25話「ラブミーティアをこえろ!」は衝撃的だった。
この回ではもうひとりの主人公・湊みおが、世界的アイドル・ラブミーティアの代わりを務める。
第25話 あらすじ
湊みおが任されたのは、いわゆるスーパー文化人との対決だった。
みおは準備をしっかりして、完璧に司会進行を務める。
だが、プロデューサーは予定外のゲストを用意していた。
みおはアイドルが嫌いな頑固親父に打ち勝ち、代役の使命を全うできるのだろうか?
文化人・神城カレンの代役という重圧
もともと、ラブミーティアの神城カレンは、日本文化に精通したアイドルとして描かれていた。
小さい頃からいくつもの習い事をしていたという設定だ。
13話では、バラエティ番組の中で華道や茶道などの腕前を見せた。
前回24話でも、薙刀の構えを披露している。
煎餅を自作する彼女は、まさにザ・文化人といえよう。
勝ち負けではなく道を極める
ちなみに、カレンは勝敗よりも、道を極めることを重要視している。
彼女いわく、ライバルは倒すのではなく、高め合う存在である。
自分に厳しい一方で、ファンやスタッフへの気配りを忘れない。
みおはそんなカレンを尊敬しており、彼女の存在が大きな壁となっている。
彼女の代役を務めることはみおにとってプレッシャーだった。
(相方の明日香ミライも出演予定だったので、2人分の負担がある。)
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ところで、今回登場するスーパー文化人は、個々の文化を極めているカレンを超越する存在である。
決して、コーヒーを飲みながら見てはいけない。
湊みおの前には、ラブミーティア(特に神城カレン)という壁があった。
神城カレンは道を極めるという強い意志を持っている。
みおの成長を見せる回と思いきや
今回はみおの成長とも、闇堕ちフラグとも取れる回だった。
仲間の成長 みおは自信をなくす
学内トップアイドルのみおは、仲間たちの成長を目の当たりにし、焦りを感じる。
そんな中で、スーパー文化人と対決する大役を命じられた。
代役を務め上げられる自信のないみおだったが、ラブミーティアから激励の電話を受け、決意を固める。
仕事の予習をするのは、アイカツにおいては伝統である。
それから、特訓では想定していなかった敵が出てくるのも王道だ。
こうした展開では、特訓を応用するのが定石のはずだった。
アイカツゾーン覚醒
ところが、サプライズゲスト・頑固山鬼右衛門を倒すのに使ったのは、特訓の成果ではなかった。
みおは未知の領域・アイカツゾーンに覚醒。
ライブの中で輝きを放ち、鬼右衛門の心を動かした。
ラブミーティアには敵わないと思っていたはずのみおは、彼女たちを超えると宣言。
ラブミーティアはアイカツゾーンを危険な力とも言っているが、みおの身に何かが起こるのだろうか?
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湊みおはライバルの成長を目前にして、自信をなくす。
極限状態に置かれたみおはアイカツゾーンに覚醒する。
みおとあいね 強調される実力差
みおは勝利を求める
トップアイドルのみおと新人アイドルの友希あいねで構成されたピュアパレット。
結成当初からの懸案だった実力差は、みおのアイカツゾーン覚醒によって、さらに広がる。
「アイカツは勝ち負けではない。ライバル同士で高め合うもの」というカレンの言葉。
得意になっているみおの中には、その言葉はもはや残っていないだろう。
彼女が目指すのは、純粋な勝利である。
個性のぶつかり合いを忘れる
ユニット活動は力と力のぶつかり合いではない。
個性と個性のぶつかり合いである。
個性に強弱や勝ち負けはない。
だから、個性でなら、あいねとみおに差はないはずだった。
でも、みおがアイカツゾーンに突入したことで、あいねは「実力差」を改めて自覚する。
マネージャーの話を聞き、みおが自分の手の届かない高みへと向かっていることを察した。
実力差という足かせによって、2人の歩幅が合わなくなるのではないか?
あいねはみおの付属物になるのではないか?
みおの成長はピュアパレットのアイカツに影を落としている。
パートナーである新人アイドル・友希あいねとの実力差が広まった。
そもそも、ユニットとは個性のぶつかりあいである。
しかし、あいねは実力差を実感してしまった。
トモダチカラがあいねとみおをつなぐ
あいねとみおの実力差を埋めるものは何か?
友情である。
あいねにはたくさんの友達がいる。
みおも最初は友達のひとりに過ぎなかったが、アイカツを通じて親友になった。
そして、数々の困難をふたりで乗り越えてきた。
実力差を乗り越え、2人は歩幅を合わせることができるのか?
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