ラブミーティアの真っ当な意見
湊みおはスーパー文化人との対決に勝利し、アイカツゾーンの境地に到達した。
パートナーの友希あいねに対して、私が引っ張ってあげると得意になる。
そして、迎えたブリリアントフレンズカップ。
観客に賞賛される2人だったが、憧れの先輩・ラブミーティアの反応は厳しいものだった。
案の定、みおとあいねのユニット・ピュアパレットは優勝を逃した。
ラブミーティアから厳しい言葉をかけられたみおは、表情を曇らせるのだった。
アイカツ史上最も辛辣な言葉
ラブミーティアの発言は衝撃的だった。
他者を受け入れることが普通と考えられていた『アイカツ!』の世界。
そこにおいて、他者を否定する言葉が出てくるとは思わなかった。
なぜアイカツゾーンを使わなかったのか?
あれはまぐれだったのか?
あいねの実力を引き出せなかった。
パートナーを信じられなかった。
フレンズとして失格ではないのか?
「あなたたちには期待していたのですけどね」
アイカツ史上最も辛辣な言葉だった。
でも、これは至極真っ当なことである。
リフレクトムーンは互いを信じた
26話後半〜27話は、ステージに立つことをためらう白百合姉妹(リフレクトムーン)の様子を描いた。
姉・さくやの占いで、妹のかぐやに災いが降りかかることがわかった。
かぐやとピュアパレットの2人は、災いを避けるために試行錯誤した。

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自分より優れていた姉と、同じステージに立つ。
かぐやはその願いをやっと叶えられると思った。
しかし、さくやは妹を大切に思うあまり、ステージに立つのをためらった。
かぐやは、2人ならどんな困難も乗り越えられるとさくやを説得。
災いを避けられる確信がないまま、2人は互いを信じ、ステージに臨んだ。
それは信頼している相手だからこそ為せる技だった。
パートナーを信じなかったピュアパレット(第26話)
対してピュアパレットは、あいねがみおに「食らいついていく」と宣言。
みおは気負う必要はない、私が引っ張っていくと、あいねの意志を否定した。
みおはまさに、あいねのことを信じていなかった。
あいねも、みおに若干の不信感・不安感を抱いてしまった。
2人の歩幅は合わず、互いの輝きを最大限に引き出すことができなかった。
ユニット活動はどーんと来い
ユニット活動は信頼関係の上に成り立つ。
また、互いのぶつかり合いがより強い輝きを生む。
ラブミーティアに指摘されたのは当たり前のことだった。
あいねは、個性ではみおに負けていない。
実力差を気にせずぶつかりあえばよかった。
ときにリフレクトムーンも、2人と同じ実力差のあるユニットである。
だが、壁を乗り越えてぶつかりあっていた。
そういう意味では、ピュアパレットの敗北は火を見るよりも明らかだった。
自力でアイカツゾーンに入れない
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アイカツゾーンがマグレだったというのは、図星である。
みおは「アイカツゾーンとは何か」すら知らない様子だった。
そもそも、アイカツゾーンのトリガー(引き金)は集中だ。
スーパー文化人と戦う際、みおは過度な集中によって、アイカツゾーンに至った。
今、みおは集中していない。
25話のように無の境地に入った演出がない。
自力ではアイカツゾーンに入れないようだ。
バトルアニメなら、この後、自力でゾーンに入れるようになるのだろう。
でも、今はまだ集中の糸口が必要である。
優勝したリフレクトムーンは互いを信じていたが、ピュアパレットの信頼関係は揺らいでいた。
湊みおは、パートナーの友希あいねとの切磋琢磨の関係を拒んだ。
湊みおは自力でアイカツゾーンに入れなかった。
ふるい立たせるために言ったのか?
ラブミーティアは本気でピュアパレットに失望しているのか?
そうだとしたら、アイカツ界に大きな革命が起きているのかもしれない。
『アイカツスターズ!』でもエルザ・フォルテがアリス・キャロルを退学させるシーンがあったが、それよりひどい。
何か意図があって、そういうことを言ったのだと思いたい。
それとも、ピュアパレットはラブミーティアを倒して、最強のフレンズになるのだろうか?