ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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『騎士竜戦隊リュウソウジャー』 見どころとアクション方面の魅力

おもちゃ遊びが楽しくなるロボの動きに注目

『騎士竜戦隊リュウソウジャー』が3月からスタートしている。

この作品では、リュウソウジャーと呼ばれる戦士が「騎士竜」と呼ばれる恐竜とともに、悪に立ち向かう。

 

 

 

基本設定:人間とは異なる種族

人間が誕生するはるか昔から、騎士竜とともに地球を守ってきた「リュウソウ族」。

主人公たちはその一員である。

恐竜の魂が込められたアイテム「リュウソウル」を使い、リュウソウジャーに変身して戦う。

 

[rakuten:auc-ookawaya:10064728:detail]

 

ある日、宿敵「ドルイドン」が地球に帰還する。

ドルイドンは人間の負の感情から、怪人「マイナソー」を作り出す。

未熟な戦士たちは人里に降り、人間をドルイドンから守る。

 

ストレスフリーな作風

こういう説明をすると、「人里の文化に慣れておらず、恥をかく」というようなシーンを想像するかもしれない。

第2話の時点ではそういう描写はないので、安心してほしい。

むしろ、トントン拍子でアクションシーンに突入する。

 

リュウソウレッド/コウのわんぱくさが目立つが、人のために動くことも多く、あまり気にならない。

大人の視聴者にストレスがかかる場面は少なそうだ。

軽妙なトークも多く、あっさり見られる。

 

異種族のリュウソウジャーが人里に降りるという設定だが、恥をかくシーンは少ない。

ストレスフリーの軽い作風が魅力の作品である。

 

等身大のリュウソウジャーの魅力

変身バンクは先祖への祈り

リュウソウジャーの変身バンク*1は先祖への祈りである。

第1話で、先代リュウソウジャーの「マスター」が亡くなった。

リュウソウジャーたちはその遺志を継いで、ドルイドンと戦うことになる。

 

事前の動画を見る限りでは、リュウソウジャーの変身バンクは戦士たちが踊るのではないかと思われた。

しかし、踊るのはリュウソウルたちだった。

 

リュウソウルには歴代のリュウソウジャーの遺志が宿っている。

それが人型になって、リュウソウジャーを囲んで踊る。

ワッセイの掛け声に合わせて踊る姿は、子孫を鼓舞しているようにも見える。

 

リュウソウジャーたちはそんな先祖たちに祈りを捧げ、変身する。

 

武装がかっこいい

リュウソウジャーはリュウソウルで武装して戦う。

リュウソウルをリュウソウケンに噛ませると、肩にリュウソウルと同じ色のアーマーがつく。

剣にそのソウルの能力が宿るという仕組みだ。

 

例えば、ノビソウルは剣が伸びる。

中には小さい子どもが好きそうな下品なものもあるが、武装はかっこいい。

 

巨大な敵とも戦う?

最初の2話はまだロボがいないとか、ロボが負けてしまったという状況だった。

そのため、等身大の状態で巨大な敵に立ち向かった。

 

第2話では、オモソウルで敵を拘束するなど、リュウソウルの能力を使った戦闘が見られた。

その中で吹き飛ばされたブルーがビルの中に投げ出される場面もあった。

等身大のリュウソウジャーは分が悪いながらも、知恵とリュウソウルを使って巨大な敵に好戦する。

 

今後そういう場面があるかはわからないが、序盤の見どころと言えるだろう。

 

変身時、歴戦の英雄たちにリュウソウジャーが祈りを捧げる。

リュウソウルで武装すると、肩にアーマーがついてかっこいい。

巨大な敵に対しても、ロボを使わずに戦うことがある。

 

巨大戦がすごい!

ダイナミックなアクション

一方で、ロボと怪人による巨大戦は、巨大感とアクションを両立させている。

巨大戦の構図は正義が右、悪が左が定説だった。

しかし、今作(というか現代の東映特撮)ではその約束にとらわれず、自由なアングルで撮影している。

 

「ティラミーゴ」や「キシリュウオー」は、街の中を縦横無尽に走り回る。

障害物を乗り越えたり、後ろから敵に蹴りを入れたりする。

 

従来であれば、そうしたシーンは巨大感がないアクションになっていた。

だが、

  • 下からのアングル
  • 立体物へのアプローチ(橋を飛び越える、壊す)
  • 土けむり
  • 独特のスピード感
  • コックピットから見える映像の描写

などによって、ダイナミックさを演出している。

 

レッドリュウソウルが合体しに行く演出

巨大戦は、おもちゃのデザインを戦いの中にうまく組み込んでいる。

 

例えば、キシリュウオーの変形時のキーワードは「ソウルをひとつに」だ。

実際のおもちゃでは「レッドリュウソウル」を変形して、ロボの頭にする。

 

番組の変形バンクでは、人型になったレッドリュウソウルが自ら合体しに行く演出になっていた。

単独変形だと合体の楽しみが減ってしまうので、合体扱いにしたのはよい演出だと思う。

 

付け替えパーツでトリッキーに戦う

それから、パーツの付け替えがキシリュウオーの最大の目玉になっている。

 

キシリュウオーの手足にはジョイントがついていて、ドリルやしっぽを自由に「ジョイントチェンジ」できる。

1話ではドリルでキック、2話ではしっぽをムチのように使っている。

付け替えバンクもかっこよくて、ロボ遊びが楽しくなりそうだ。

 

[rakuten:taiyo-corporation:10002777:detail]

 

このように、巨大戦は激しくなってきている。

棒立ちでずっしり構えて剣を振るうというのは、時代に合わなくなっているのかもしれない。

 

ロボットの戦いでも、激しくアクションする。

レッドリュウソウルがティラミーゴと合体する演出が面白い。

キシリュウオーはパーツを自由に付け替えて戦う。

 

グリーン・ブラックとの合流は大変!?

3人から始まったリュウソウジャー。

実はグリーンとブラックが合流していない。

 

レッドたちよりも前に村を出て、腕の立つグリーンとブラック。

彼らがどうやって仲間に入っていくのかが今後の見どころだ。

そして、5人合体*2はあるのだろうか?

*1:バンクというのは、決まった動作の映像のことである。スーパー戦隊シリーズでは、変身の過程の映像を使い回す。下で言及するのは合成CGだが、便宜上バンクと呼ぶ。

*2:近年の戦隊ではロボットの仕様上、3体でしか合体できないものがある。そうした戦隊でも、5人でロボに乗り込む。

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