ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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【キンプリ】第9話 大和アレクサンダー 黒川冷との出会い

アレクが腹筋で剣を弾いて爆弾を投下した理由

第9話は最後の日常編である。

『KING OF PRISM by PrettyRhythm』からプリズムショーをしてきた大和アレクサンダー。

彼のこれまでが初めて明かされる。

また、ストリート組の闘争がひと段落する。

 

アレクはなぜプリズムショーの破壊者になったのか?

 

[rakuten:amiami:11577363:detail]

 

 

(この記事は2019/4/13から上映の劇場編集版を参考にして書かれている。

テレビ本編で変更があるかもしれない点はご容赦願いたい。)

 

 

 

第9話の背景

黒川冷:三強の1人、モデルはTRFのDJ KOO

黒川冷は、氷室聖・法月仁とともに三強と呼ばれた元プリズムスタァ。

ストリートのカリスマとして伝説になった。

 

とはいえ、昔の冷は喧嘩っ早く、各地の猛者たちに勝負を挑んでいた。

競技プリズムショーを見下していたが、聖のショーに衝撃を受け、完全に改心した。

 

冷は聖がなぜか怪我で欠場したことを受け、プリズムキングカップを棄権し、プリズムショー界を去っている。

PrismStoneのスタッフ「DJ COO(クー)」となり、現在に至る。

TRFのDJ KOO(コー)の公認パロディ。

 

(黒川冷の背景は、レインボーライブ本編と『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』などで明かされている。)

 

TRFカバー曲:レインボーライブからの付き合い

TRFの楽曲は『プリティーリズム・レインボーライブ』 から使われてきた*1

主題歌でBOY MEETS GIRLなどがカバーされた。

BOY MEETS GIRLはOver The Rainbowの3人が歌ったバージョンもある。

 

劇場版KING OF PRISMでも、EZ DO DANCEやCRAZY GONNA CRAZYが流れた。

そうした中で、PRISM.1の楽曲としてアレクが選んだのは、survival dAnce〜no no cry more〜だった。

 

テレビアニメ版では、各話のエンディングもTRFのカバーである。

平成も終わったというのに。

 

プリズムラッシュモード:スピードスケートでバトル

プリズムラッシュは一条シンが生み出した観客席を滑る技だ。

これを発展させて、新たにスピードスケート型のバトルができるようになった。

これをメインに展開しているのがアプリゲーム「KING OF PRISM プリズムラッシュLIVE」である。

 

今回のバトルでは、コーナーを制したほうが先にプリズムジャンプを跳べる。

乱入した香賀美タイガにジャンプを許すが、アレクはPRIDE the HEROのリベンジを果たす。

 

アレクは邪魔者の乱入さえも、ショーへと昇華させた。

 

実家は横須賀:米軍施設と海軍カレーの街

アレクの実家は横須賀にある飲食店だ。

関東近辺の視聴者は、カレーが出てきた瞬間に察しただろう。

 

というのも、横須賀は海軍カレーとハンバーガーの街として知られている。

海軍カレーは、横須賀にあった旧日本海軍の基地に端を発して流行した。

横須賀にはアメリカ海軍の施設もあり、ハンバーガーの街としても売り出している。

 

横須賀周辺の自衛隊・米国海軍の施設をめぐるクルージングツアーもある。

聖地巡礼におすすめである。

 

黒川冷は元不良で、ストリートのカリスマと呼ばれていた。

DJ COOの姿はTRFのDJ KOOのパロディ。

スピードスケートで先攻・後攻を決めるプリズムラッシュモードが導入された。

今回の舞台は、カレーとアメリカ海軍にゆかりのある神奈川県横須賀市。

 

これまでの大和アレクサンダー

『KING OF PRISM by PrettyRhythm』では、「ストリートのカリスマ」仁科カヅキにストリートバトルを仕掛けた。

カヅキはOver the Rainbowとしてアカデミー系のプリズムショーもしていた。

ストリート系の地位を落とすとして、カヅキを敵視していた。

 

アレクは鋼鉄の腹筋でカヅキの勇者の剣を跳ね返すが、カヅキに自爆されてドローになった。

このとき、カヅキの後輩・香賀美タイガもバトルを見ていた。

 

PRIDE the HEROでは、腹筋から爆弾を落とし、プリズムキングカップの会場を破壊。

だが、乱入したタイガが木刀で腹筋を割り、両者ともに失格処分になる。

 

第9話の大和アレクサンダー

幼少期のアレク:冷との出会い

第9話では、アレクの過去が明かされた。

アレクは横須賀で、スナックを営む母と2人暮らしをしていた。

喘息持ちだったようだ。

 

幼いアレクが不良に因縁をつけられたとき、通りがかった黒川冷に助けられた。

冷は不良をボコボコにした。

アレクは強い冷と、彼のストリート系プリズムショーに憧れる—

 

改心する前の冷に。

 

臥薪嘗胆:ストリートのカリスマ狩りへ

アレクは、冷が出るはずだったプリズムキングカップを楽しみにしていた。

だから、臥薪嘗胆の思いで己を鍛え上げ、「ストリートのカリスマ」たちに喧嘩を仕掛けていった。

ストリートギャング・黒川冷の後継者を目指して。

 

そのカリスマのひとりが、仁科カヅキだった。

カヅキとアレクは同じ人に憧れながらも、別々の道を歩んでいた。

(カヅキはストリートの頂点ではなく、自分だけのプリズムスタァを目指している。)

 

冷との再会:アレクの改心

アレクは冷に会うために、よくPrismStoneの店の前に来ていたようだ。

ようやく願いが叶い、冷との接触を実現する。

 

冷はアレクの努力を認めた。

だが、競技プリズムショーの場に暴力的な技はふさわしくないと、やんわりとアレクに伝えた。

 

尊敬する冷の言葉を受け、アレクはこれまでにないエンターテインメントショーを演出する。

 

ひ弱だったアレク少年は、強い不良の黒川冷に憧れていた。

アレクはその頃の冷を目指し、己を鍛え上げた。

アレクは、「アカデミー系」や「ストリートのカリスマ」に対して、暴力をはたらいていた。

現在の冷と対面し、自分の間違いを正した。

 

エンタメ特化のシュワルツ VS 煌めきのエーデルローズ

第9話までのソロのプリズムショーは、シュワルツローズとエーデルローズで綺麗に系統が分かれている。

そもそも、プリズムショーには大きく分けて3系統ある。

 

  1. 自分の煌めきを表すショー*2
  2. 他人に想いを伝えるショー*3
  3. 観客を魅了するためのショー*4

 

今大会のエーデルローズのショーは主に、自分の中の変化や成長(煌めき)を表現した芸術である。

中でも、西園寺レオは自分の煌めきを表現しつつ、姉たちにメッセージを送っていた。

 

一方、シュワルツローズは魅せるためのショーを演った。

ジョージとアレクサンダーのプリズムジャンプは、自分の中の心情を表現したものではない。

ただ、プリズムジャンプの系統を変えたこと自体がアレクの変化を物語っている。

 

さあ、残る3話。

ルヰとシンはどのようなプリズムショーを見せてくれるのだろうか?

 

[rakuten:book:19591375:detail]

*1:厳密にいえば、『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』のモブのプリズムショー楽曲として、Dream5のEZ DO DANCEが流れている。

*2:オーロラドリームやレインボーライブのソロショー・デュオショーはこの系統。

*3:ディアマイフューチャーのトリオショーはこの系統。

*4:オーロラドリームのMARsやCallings、KING OF PRISMのOver the Rainbowのプリズムショーはこの系統。

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