KING OF PRISMの裏側で起こっていた本当のこと
KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-は最終章に突入。
第10話では、シュワルツローズの如月ルヰ*1が「作られた」衝撃の経緯が明かされる。
この回では、ルヰが一条シンとともにプリズムランドに出かける。
ルヰを待ち受ける衝撃の結末とは……?
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(この記事は2019/5/4から上映の劇場編集版を参考にして書かれている。
テレビ本編で変更があるかもしれない点はご容赦願いたい。)
プリズムワールド:おとぎの国ではなかった
プリズムワールドの設定は、『プリティーリズム・レインボーライブ』で初登場した。
当時は、あたかも「おとぎの国」のように描写されていて、りんねはお姫様という扱いだった。
その実態は、7柱の「神」が「使者」と呼ばれる電子生命体を世界に送り出すと言うものであった。
プリズムの使者:煌めきを広める
プリズムの使者はプリズムスタァに寄り添い、煌めきを啓蒙する。
彼らは歴代主人公の最強ジャンプを軽々こなすなど、人間を超えた力を持つ。
このうち、F型(Female、女性)はりんね、M型(Male、男性)はシャインと呼ばれていた。
レインボーライブでは、天羽ジュネと荊りんねの2人のりんねが登場した。
ジュネは氷室聖に寄り添っていたが、いつしか恋愛関係に発展していた。
りんねは彩瀬なるたち6人の少女を導いた。
ルヰの軌跡:一条シンを愛するという矛盾
KING OF PRISM by PrettyRhythm
ルヰは河川敷で一条シンに接触し、涙を流しながら謎のペンダントを渡す。
Over the Rainbowのライブに招待し、プリズムの煌めきを思い出させる。
後日シンに再会すると、涙を流しながら抱擁した。
その後、シンは神浜コウジとのバトルで「シン・無限ハグ」を成功させる。
プリズムラッシュを編み出し、スタァ候補生たちにプリズムの煌めきを思い出させるなど、大いに活躍した。
KING OF PRISM -PRIDE the HERO-
ルヰはシュワルツローズのアイドルプリズムスタァとして、速水ヒロの代表曲「だった」Prideを歌う。
ある日、シンを河川敷へと誘う。
シンに、渡したペンダントの中身を見せる。
それから、不思議な力で川をリンクに作り変え、シンと一緒にプリズムショーをする。
そのショーで、ルヰはシンを「手にかける」。
シンが1000年前、世界を滅ぼしかけた悪魔であると明かして。
ルヰはひとり、涙を流した。
ところが、永遠に失われたはずのシンの煌めきは、プリズムキングカップで復活。
ルヰは突然自分のイヤリングを剥ぎ取り、フェザーと呼ばれる光の翼を消失させた。
Prideを歌うはずだったルヰは「ルナティックDEStiNy」を歌い、ヒロにリンクを譲った。
ルヰが派遣された理由
ルヰの正体は、シャイン(M型の使者)の始末のために派遣されたりんねだった。
あるとき、シャインはプリズムスタァを育てる役目を放棄し、自らがステージに立ってしまった。
神はりんねにシャインを始末させ、以降はりんねに男性の格好をさせた。
プリズムワールドを滅ぼしかけた悪魔は、消滅したはずだった。
しかし、全ての使者の記憶を受け継いだ結果、シャインを愛してしまっていた。
シャイン復活と始末の狭間で揺れ、結局、シンにプリズムショーを教えてしまう。
ルヰはシャインを諦めきれない。
自らのフェザーを剥ぎ取り、プリズムワールドから離反した。
如月ルヰが一条シンにアプローチしていたのは、始末すべき対象であり、愛している相手だったから。
プリズムランド:プリティーシリーズの再現
プリズムランドは、どうやらプリティーシリーズを再現したテーマパークのようだ。
そこには、プリズムジャンプ「未来へハッピーレイン」を彷彿とさせる色とりどりの傘が飾られていた。
ペアチア・ペアチャムなどのマスコットがシンたちを歓迎する。
そのほかにも、コウジといとがキスした噴水、ハロウィン回の恒例だった背景(通称・減価償却)などがあった。
プリパラからは、メイキングドラマ「もぎたてスイーツパーク」とプリズムツアーズも出張していた。
楽しいデートの思い出を胸に、ルヰはプリズムショーをする。
プリズムショー:ARアプリ風の演出も
今回のプリズムショーでは、ARアプリをイメージした演出があった。
カメラの映像に動物の耳や鼻を浮かび上がらせるのは拡張現実(AR)と呼ばれる技術。
安直に考えれば、デートだからSNOWっぽい演出にしたとも言える。
だが、映像の(意図的な)ブレ方が、VRゴーグルを使ったときのそれとそっくりだった。
CG制作班が技術方面でのアピールをしたものと思われる。
プリズムランドはプリパラも含め、歴代プリティーシリーズを意識したアトラクションがある。
ルヰのプリズムショーには、最新の技術をイメージした演出もある。
謎のプリズムスタァ・響ワタル
今回、シンたちのコーチ・山田リョウの原点が明かされた。
彼は「響ワタル」という名前のプリズムスタァに憧れていたそうだ。
しかし、ワタルの記録は、なぜかどこにもない。
それもそのはず、響ワタルはプリズムワールドの使者だった。
帰還後、データや記憶の一切が抹消されているが、なぜか山田は覚えていた。
名前の元ネタは『プリティーリズム・オーロラドリーム』『ディアマイフューチャー』で主人公たちの相手役をしていたCallingsのメンバー。
ヒビキは天宮りずむに好かれているが、実妹の藤堂かのんからも溺愛されていた。
ワタルは高峰みおんに猛アプローチしていたが、そっぽを向かれていた。
一条シン、4回目のプリズムショー
来週はいよいよ、一条シンがソロのトリを務める。
映像作品・CGありのプリズムショーとしては4作目となる。
数を重ねているだけに、シンの成長が楽しみだ。
他のメンバーは家族などが出ているが、シンの家族も明らかになるのだろうか?
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*1:読みはルイ。「ヰ」は「わゐうゑをん」の「ゐ」のカタカナ版であり、ルキは誤読だ。