ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

ホビーアニメ、海外産アニメ、女児向けアニメなどを観て、変になってしまいました。プリティーリズムシリーズや現在放送中のホビーアニメを中心に、このキャラがかわいいとか、そのアニメが社会に伝えたい価値は何なのかまで、様々な情報を発信していきます。

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宇宙で絆で学園の仮面ライダー『仮面ライダーフォーゼ』

仮面ライダーフォーゼ 絆の仮面ライダー

孤独の戦士というイメージが強い仮面ライダー。しかし、実際のところ、「おやっさん」をはじめとする多くの仲間に支えられている。そうした仲間との結束が色濃く現れた作品が『仮面ライダーフォーゼ』だ。フォーゼは、「天ノ川学園高校」を舞台に、不良の少年・如月弦太朗とそのダチ達が、学園に出現する悪の怪人「ゾディアーツ」と、不思議なアイテム「アストロスイッチ」を巡って戦いを繰り広げる学園ドラマである。弦太朗は、病弱の少年・歌星賢吾の代わりに仮面ライダーフォーゼに変身し、ゾディアーツに立ち向かう。合言葉は「宇宙キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」。

 

 

 

 

どの辺が宇宙なのか

宇宙があしらわれたスーツ

いきなり「宇宙キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」と言われても、何が宇宙キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!なのかわからないだろう。何が何でも、宇宙キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!なのだ。ここでは、3つの観点から、フォーゼと宇宙の関係性について軽く解説しよう。第一に、フォーゼは宇宙をモチーフにした仮面ライダーだ。フォーゼは頭部のデザインがロケットの形になっており、スーツは宇宙服風になっている。メインの武器はロケットになっていて、実際に飛ぶことができる。アストロスイッチを装填できるベルトのデザインは、様々なスイッチが配置された宇宙船の操縦席を連想させる。アストロスイッチは普段、月面基地に保管されている。基地は学園にある秘密のロッカーと繋がっており、そのロッカーを知るものだけがアクセスできる。このように、仮面ライダーのデザインと周りの設定は、まさに宇宙だらけだ。

 

星座の怪人

第二に、ゾディアーツも宇宙がデザインされている。フォーゼが立ち向かうゾディアーツは、異種族ではなく、生身の人間が「ゾディアーツスイッチ」を使って怪人に変身した姿だ。その中には、弦太朗たちと同じ学園の生徒も含まれている。体には星座がデザインされており、その星座にまつわる力を発揮するものもあるようだ。その邪悪な力が極地に達するとき、その生徒の身に危険が及び、強大なパワーが学園に被害をもたらす。成熟し生徒と分離した怪人を倒すために、フォーゼはバイクで宇宙へ飛び立つ。星座モチーフの星座のような輝きを放つ怪人だと言えば、わかりやすいのかもしれない。

 

一方、幹部怪人「ホロスコープス」は超新星という力を使うことができる。超新星といえば、恒星の最後の輝きのことを言うが……*1

 

宇宙を志す学校

第三に、戦いの外でも、宇宙は広がっている。天ノ川学園は、宇宙飛行士・我望光明(がもう・みつあき)が作った高校であり、我望の活躍はヒロインの城島ユウキに宇宙への夢を抱かせた。ユウキは、おかげで熱狂的な宇宙オタクになっており、2011年当時話題になっていた「はやぶさ」にも釘付けになっていた。37-38話では、学校行事として、JAXAで宇宙飛行士選抜の模擬試験も行っている。そういった意味では、学園と宇宙という異色で困難な組み合わせでありながら、宇宙要素は決して飾りではなかった。このように、『仮面ライダーフォーゼ』は宇宙の仮面ライダーだった。

 

絆の仮面ライダー

仲間の存在

仮面ライダーフォーゼは、友との絆を大切にしていた。冒頭でも触れた通り、仮面ライダーは孤独の戦士という風潮がある。たしかに、孤独を感じさせる場面もある。周りに正体を隠しているとき、あるいは周りを巻き込むまいと単独で行動しているとき、ライダーの気持ちは孤独だ。しかし、ライダーは独りではない。いつも想ってくれている人がいる。フォーゼの場合、城島ユウキや歌星賢吾を含む「仮面ライダー部」のメンバーがそうだ。とはいえ、その他の作品では異なる理想を掲げる仮面ライダー同士が戦うものもある。仮面ライダーは結局孤独ではないのか、という指摘もあるかもしれない。

 

でも、どんなに敵が多い仮面ライダーでも、必ずそれを支えてくれる仲間がいる。フォーゼの場合、わかりやすいところでは、巨大メカ「パワーダイザー」を操縦する大文字隼がいる。隼は心優しい力持ちで、体力のない賢吾に代わって、パワーダイザーを操縦している。あるいは、サブカル方面での情報収集能力に長けた野座間友子も印象的だ。彼女はフォーゼを「仮面ライダー」と呼んだ人であり、意外と重要なキャラクターである。

 

孤独の仮面ライダー

大事なのはそこではなくて、孤独な2号ライダーの存在だ。朔田流星は、ゾディアーツスイッチの毒にやられて昏睡状態の友人を救うため、仮面ライダーメテオとなり、仮面ライダー部とは別行動をしている。一応仮面ライダー部に潜入することにはなるのだが、周囲に正体を明かしておらず、心も許していない*2。いるのは、謎の支援者「タチバナ」だけだ。絆から遠くみえる流星が親友のために何をするのかにも注目してほしい。

 

タイマンはらせて

ところで、仮面ライダーフォーゼの決め台詞は「タイマンはらせてもらうぜ」である。これは、ゾディアーツに対して発する台詞だ。怪人であるからといって遠慮なく倒すのではなく、ケンカをして「ダチ」になるのが弦太朗のスタンスなのだ。もちろん、ケンカしなければ仲良くなれないわけではない。ゾディアーツから守った生徒とも友達になれる。今作では、アメフト部やチアリーディング部、グリー部など、どこかで聞いたことのある部活の生徒が登場し、ストーリーを盛り上げるので、ゲストキャラや脇役にも注目してほしい。やや脱線してしまったが、基本的にどんな敵であっても、否、先生であってもダチになろうとする。それが如月弦太朗だ。ゲストキャラも多彩なので、どんなダチとやりあうのかにも注目してほしい。

 

銀魂』の吉沢亮さんが見られる!

まとめると、『仮面ライダーフォーゼ』は、宇宙と絆の仮面ライダーだった。モチーフでいえば、宇宙と学園の仮面ライダーとも言える。一見ミスマッチなモチーフだが、宇宙飛行士が作った学園と宇宙を舞台に、物語は進んでいく。また、孤独の戦士と絆は相容れないのではないかという指摘もあるかもしれない。だが、仮面ライダー達にはいつも、彼らを支えてくれる仲間がいた。もちろん、仲間があまりいない仮面ライダーもいるかもしれない。でも、フォーゼは、どんな人でもダチに変えてしまうライダーだった。

 

今回、実写版『銀魂』で、朔田流星/仮面ライダーメテオ役の吉沢亮さんが沖田総悟を演じることが話題になった。これを機に、仮面ライダーフォーゼや吉沢さんを知らない皆さんにも、仮面ライダーフォーゼでの吉沢さんの怪演をご覧いただきたい*3

*1:超新星(ちょうしんせい)とは - コトバンク

*2:心の声は視聴者に提供される。

*3:2人制ライダーの2号である流星の登場は第17話と遅めなので、ご注意を。