ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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【ニンジャラ】特殊な世界観で現代の忍者を描く

ニンジャとガムをめぐる群像劇 主役級声優も多数

現在、アニメ『ニンジャラ』がテレビ東京系にて好評放送中だ。

今作はNintendo Switch用ゲームソフト「Ninjala」を原作としている。

子どもの忍者らがガムを駆使しながら、戦いを繰り広げる。

 

このアニメの主人公は、忍者の末裔である研究者。

「ニンジャガム」という特殊なチューイングガムを作ったことから、組織に狙われる。

子どもと大人たちによる、忍者の未来を賭けた戦いがいま始まる。

 

 

テレビシリーズ以前:宣伝用Webアニメ

テレビアニメ第1話は、プロモーション用の3DCGアニメが元になっている。

この3DCGアニメは、主人公とヒロインのプロローグとなっている。


第1話はこれを2Dアニメ調で再現したものだが、シナリオの一部が改変されているようだ。

元の尺が10分程度のため、付け足された箇所もある。

 

その他のキャラも既に、カートゥーン調のアニメでプロローグが描かれている。

やはり、若干改変されているらしい。

そのため、すでにアニメを見た人でも、テレビシリーズを楽しめるようになっている。

 

上記の宣伝用アニメはYouTubeで公開されている。

内容がテレビシリーズとほとんど同じなので、ネタバレが嫌な人は視聴をおすすめしない。

 

アニメ・ニンジャラの魅力

忍者×ガムのダイナミックアクション

忍者モノということで、アクションが注目されている。

今作では、通常の忍者アクションに加え、ガムも使う。

 

手裏剣のようにガムを吐いて、敵の動きを封じる。

風船のようにガムを膨らませて、攻撃を防ぐ。

それだけでなく、ガムは野球バットのような武器を生み出す。

 

子どもは小柄なので、舞台を縦横無尽に駆け回る。

ダイナミックなアクションに注目してほしい。

 

世界設定が特殊すぎる

今作は忍者モノとしてはオーソドックスだが、世界設定がやや特殊である。

忍者は、かつて隕石によって特殊能力を得た人間として設定されている。

 

江戸幕府の崩壊後、忍者は世界に散った。

主人公たちはその末裔(まつえい)である。

現代では、世界忍者教会(WNA)が末裔を束ねており、主人公もその一員であった。

 

登場人物のほとんどが日本人ではなく、舞台も外国である。

忍装束を着ている忍者もいるが、多くのキャラは洋服を着ている。

Yシャツにネクタイで戦う忍者はここでしか見られないかも!?

 

日本人が作ったアニメ 忍者の設定は徹底

ただし、忍者がしっかり忍ぶという点は徹底されている。

忍者は隠密(スパイ)であり、忍術は忍者との戦い以外でも使われる。

主人公のような普通の人間もいる一方で、ニンジャガムを噛まずに忍術を使える忍者もいる。

 

一般に忍者の概念は浸透しているが、その存在は隠されている。

日本人が作ったアニメであり、忍者の基本は徹底されている。

ニンジャとサムライの混同もない。

 

その点では、安心して見ていられる。

 

人生ハードモードでも楽観的な主人公

人物が組織に消されるなどのハードな描写が多い。

しかし、主人公はエジソンの言葉を引用し、かなり楽観的な態度をとる。

重さと軽さのバランスが保たれており、そこまでのストレスにならない。

 

悪の組織は徹底して悪らしく描かれているため、ある意味安心して見ていられる。

劇伴BGMがジャズ調なのも、このアニメの作風を物語っている。

 

戦隊モノ方式ではなく群像劇

戦隊モノのように、最初からメイン・サブの人物が協力しあうわけではなさそうだ。

それぞれの物語が少しずつ動く、群像劇の方式をとっている。

 

今作ではゲームのプレイヤーキャラを中心に、さまざまな人物が登場する。

1−2話は主人公とヒロインのプロローグとなっている。


その傍らで、他のキャラの日常が描かれていた。

だが、主人公・ヒロインらを除く人物は、3話時点ではほとんど交わっていない。

 

この先、どのように出会うのかが気になる作りになっている。

忍者の力に目覚めていないキャラも多いようだが……?

 

豪華&意外な声優陣

ゲームの宣伝アニメが先行していることもあり、出演声優が豪華だ。

小林由美子は主人公のイメージが強いが、このアニメでは主人公ではない。

他にも、悠木碧・潘めぐみなど主役級の声優が脇役で起用されている。

 

大人の男性のイメージが強い櫻井孝宏が、少年役で起用されたのも話題となっている。

他にも大人役っぽい声優が子ども役で起用されている例がある。

声優ファンは、彼らの演技にも注目してほしい。

 

きゃりーぱみゅぱみゅも参加 豪華な主題歌

主題歌にも力が入っている。

テレビアニメのオープニング主題歌を歌うのはなんと、きゃりーぱみゅぱみゅ。

楽曲は中田ヤスタカによるオリジナル曲「メイビーベイビー」である。


ちなみに、代表曲の「にんじゃりばんばん」は、Webアニメのエンディングテーマにも使用されている。

きゃりーのポップな雰囲気は、ニンジャラの世界観にマッチしているといえよう。

 

さて、キャッチーなエンディングテーマも話題になっている。

タイトルは「ニンジャライクニンジャ」。

人気ボカロP「ナユタン星人」の書き下ろした楽曲を、歌い手「ウォルピスカーター」が歌い上げる。

 

動画や録画を見ている人は飛ばしがちかもしれないが、ぜひ聴いてみてほしい。

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