ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。(2017/7/13 Update: 2つあった関連記事欄を1つに収束。)

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『けものフレンズ』を観て、みんなもフレンズになろう

まだけものフレンズを観ていないフレンズなんだね

今期数々の考察を生み出しているSFアニメ作品がある。動物の姿をした女の子たちが冒険を繰り広げるアニメ『けものフレンズ』だ。完全にノータッチだったので、動画サイトに課金して最新話まで観たのだが、知的好奇心や想像力を掻き立てる実に面白い作品である。「観てないよ!」「わからないよ!」という方にもぜひ観てもらいたい。

 

ということで、大体どういう作品なのかということをまとめてみた。ネタバレを嫌うヒトは、まずは動画サイトで1話を観てほしい。テレビ東京では今日2/7(火)の深夜1:35〜最新話が放送されるので、お見逃しなく。

 

 

 

 

けものフレンズとは

「ジャパリパーク」に迷い込んだ記憶喪失の少女が、自分の正体を知るため、動物の姿をした女の子「フレンズ」たちとともに冒険する物語。主人公は「かばん」と呼ばれる(そう記憶している)ものを持っていたことから、「かばんちゃん」と呼ばれるようになる。かばんちゃんは持ち前の知恵を振り絞り、困難を乗り越えていく。

 

ヒトとジャパリパークをめぐる謎

このアニメには数々の謎が散りばめられている。まず、ジャパリパークは単なる自然ではない。全体がいくつかの「ちほー」に分けられ、別々の気候・別々の「生態系」を付与されている。あちこちに人工と思われる構造物があることから、作られた自然であることがわかる。


その中でも、もっとも不自然な存在がラッキービーストである。ラッキービーストと呼ばれる小さなモノはかばんちゃんの声に反応するように作られていて、ガイドをするようになっている。特定の構造物を発見すると、機械の音声からヒトのメスらしき声に切り替わるのも特徴だ。どうやら、ジャパリパークはヒトが楽しむための施設だったようで、ヒトを接待するために作られたのがラッキービーストだったらしい。


それから、2話になると電気の概念が登場する。3話になるとソーラーパネルを設置している家屋が出てきて、ヒトが「いた」ことがわかる。一方で、溶岩が道を塞いでいる(4話)、橋が壊れている(2話)など自然現象による破壊が確認されている場所もいくつかある。なぜ今のジャパリパークにはフレンズしかいないのか? 今はまだ示唆されているのみだが、だんだん事実が明確にわかってくるはずだ。

 

自然公園に配置されたヒト

かばんちゃんがジャパリパークに「展示」されたヒト(もしくはヒトのフレンズ)であることは、もはや疑いようもないだろう。でも、だからといって何か特別なことがあるわけではない。かばんちゃんは動物を超越した存在としての人間ではなく、自然界に生きるヒトだからだ。


第1話ではかばんちゃんがフレンズの「サーバル」とは違い、運動能力が著しく低いことが描写される。しかし、謎のモンスター「セルリアン」との戦いでは、セルリアンの習性を理解し機転を利かせてチャンスを作る。そうして、巨大な敵を倒すことに貢献した。ヒトは頭を使う習性のある動物というわけである。


ちなみに、ラッキービーストという「動物」は事前に教えられた通りにしか動けないらしく、教えられたものと違うことがひとつでもあると、混乱して動けなくなってしまう。ただ、物知りなので冒険の役には立っている。

 

種族を超えた友情

この作品の最大の特徴は、けものがフレンズ(Friends)であることだ。本来、自然界の動物は食物連鎖の関係にある。弱きものを、あるいは対等な立場にあるものを捕食する。だが、この作品には捕食の概念はない。


肉食動物のフレンズと草食動物のフレンズが仲良くし、同じネコ科のフレンズ同士でも、悪口は言い合えども、殺し合いはしない。縄張り争いや狩猟のためのあらゆる戦闘を放棄し、互いに協力する。戦うのはセルリアンに対してだけだ。異なる民族がいがみ合い、排除し合う今の人間世界とは正反対である。

 

違いを認める大らかな心

現在、Twitter上で話題になっているのが、互いの違いを受け入れるフレンズの大らかな心だ。運動能力が低いからといって劣った存在であるとはみなさない。自分にも劣った部分があるのだから。得意な部分を褒め、苦手な部分は受け入れる。そういう姿勢が今の社会に求められており、共感を呼んでいるのではないだろうか?

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