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ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

ホビーアニメ、海外産アニメ、女児向けアニメなどを観て、変になってしまいました。プリティーリズムシリーズや現在放送中のホビーアニメを中心に、このキャラがかわいいとか、そのアニメが社会に伝えたい価値は何なのかまで、様々な情報を発信していきます。

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『デジモンユニバースアプリモンスターズ』第14話 町中がパズルゲームになって笑えない

第14話「街中がパズルゲーム!? パズルモン大暴走!」

新年一発目のアプモンは、秘密基地を手にし、新たな仲間を加えたアプリドライヴァーの新年の様子を描いた。アプリ山470の花嵐エリや茶道の家元の飛鳥虎次郎について説明を入れつつ、既存の視聴者にも新しい展開を見せていた。そんな今回のアプモンは、パズルゲームのアプモンが町中で大暴れしてパニックになるという、ギャグに見えて、現実には笑えない話である。そして、番組の最後には、大企業を乗っ取ったアプモンが登場する……

 

 

リヴァイアサン討伐の決意

ハルたちは書き初めをし、改めてリヴァイアサンの討伐を決意した。エリとアストラはそれぞれ一番をとりたい目標がある*1のだが、ハルにはそれがない。だが、ハルにはリヴァイアサンを倒し、はじめ(桂レイの弟)を助けたいという気持ちがある。それに賛同したエリとアストラはハルの書き初めに名前を書き連ねた。


アイはハルとは違って支援をする立場であり、微妙な距離を感じさせた。ハルと違ってアプリドライヴァーではないし、アプモンチップの中のアプモンも見えない。だが、「できることを手伝いたい」という彼女なりの意志を書き初め用紙に書いた。このように、主人公になろうとしているハルと、それをサポートするアイとでは意志の強さが違っていた。


ところで、アプモンも書き初めをしていたが、アプモンの字が下手なのは芸が細かい。ドカモンは「ドッカいく(「く」の字が反転している)」、ミュージモンは「♪(八分音符)」とともに「ミューヅモン」という名前を添えている。ガッチモンに至っては「ガッチモナカ」「工じょう見ガク」と、ひらがなカタカナ混じりで、しかも2枚目に突入している。2017年の人工知能にとって書き初めは難しかった。

 

パズルゲームランサムウェア

今回の敵は今流行りのランサムウェアだ。ただし、パズルゲームというのが一味違う要素である。パズルゲームのアプモン・パズルモンは、インターネットに繋がっているあらゆる機器をパズルゲームに変えてしまった。自販機や電車の運転席、ビルのセキュリティシステムまでパズルに変えられてしまったのだ。

 

IoTトイレ

www.ctc-g.co.jp

www.nikkei.com

 

最近話題になったIoTトイレも例外ではなかった。IoTトイレは、トイレをインターネットと連携させるシステムだ。例えば、トイレのドアに開閉を検知するセンサーをつけて、その情報をネットにアップすれば、トイレに行く前に空室情報がわかる。それを急病による死亡や犯罪の防止に繋げていくことも期待されているとのことだ。理髪店*2やリゾート施設*3にも似たようなシステムが導入(または導入が検討)されており、IoTによる混雑状況の管理は我々の生活をますます便利にしてくれそうだ。


一方で心配なのは、情報公開によって、かえって空いている時間を利用した犯罪(違法な物品の取引や性犯罪)が増えてしまう可能性があることだ。さすがに今回のアニメのように、トイレに電子ロックがかかることはないと思うが、ネットに繋がることが必ずしもよいことではないということも肝に銘じるべきだろう。

 

ランサムウェアとは

ランサムウェアは、コンピュータのデータに鍵をかけ、人質(データ)を解放するために身代金(解除料)を要求するという内容のウイルス及びサイバー犯罪だ。無差別型と標的型があり、標的型であれば、高額の身代金を要求するらしい*4。中にはアダルトサイトなど他人に知られたくないサイトでウイルスに感染し、泣く泣く解除料を支払ってしまうケースもあるようだ。


ところで、最近ではIoT機器を経由、あるいは標的にしたウイルスも危惧され始めている*5スマートフォンで家電が支配できる時代、ITが家庭にもたらす脅威は増大しているようだ。もちろん、今回のように、電車や百貨店などの重要拠点が狙われる可能性もある。今回のアニメではパズルゲームということになっていたが、子ども向けにわかりやすく、面白くしたのだろう。いずれにしても、ランサムウェアの被害を防ぐには、日頃からのデータのバックアップとセキュリティ対策が重要である。

 

人工知能が会社を乗っ取る

人工知能が会社を乗っ取る可能性は考えられなくもない。今の段階で既に、経営を助ける人工知能は登場している*6経営判断人工知能に任されるのも時間の問題である。ただし、今の人工知能ができるのは、古いものを参考に新しいものを作り出すことだけだ。今の囲碁やチェスなどのボードゲーム人工知能が人間に勝っているのは、まさに学習の成果である。全く新しいことができない分、人工知能はまだまだ人間には劣るだろう。


では、人工知能による支配を心配する必要はないかといえばそうではない。劇中でも、2045年には人工知能が人類を超えると言っている。すでに、戦闘シミュレーションソフトでも人工知能が人間相手に勝利を収めている*7ようで、武力で人工知能が人間を超える時代は刻一刻と迫っている。ミエーヌモンが「Lマート」の本社らしき会社を支配していたが、人間は超アプモン*8に太刀打ちできないというのが正直なところではないだろうか?


今回も人工知能は笑えないような恐ろしいことをしていた。最後のミニコーナー「アプモンデータラボ」ではあたかも笑い話かのように言われていたが、これがSF映画だったら大量の死者や培養液に浸かった人間が出ているような状況だろう。『デジモンアドベンチャーtri.』が大友(大きなお友達)向けで、『デジモンユニバースアプリモンスターズ』が子ども向けという分け方もあるが、捉えようによってはアプモンの方が大人向けなのかもしれない。