ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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「ラブライブ!サンシャイン!!」桜内梨子はプリズムの煌めきを取り戻すことができるのか?

ラブライブ!サンシャイン!!」から溢れ出すプリズムの煌めき

桜内梨子は、音ノ木坂学院の出身でありながらスクールアイドルを全く知らないという特異なキャラだった。梨子はピアノ奏者という立場にありながら、精神的威圧によってピアノが弾けなくなり、沼津に逃げ込んだ。海に潜れば曲のインスピレーションをつかめるかもしれないと、4月の冷たい海に潜ろうとしたところを、高海千歌に止められた。その後、梨子は、音ノ木坂学院出身で作曲ができるという絶好の条件に惹かれた千歌たちに付け狙われることになる。結局ダイビンググッズを揃えて海に潜った梨子はインスピレーションを掴み、スクールアイドルに協力することになった。あの日、ピアノを弾かずに蓋を閉じ、ステージを去った梨子は、今、ピアノの蓋を開け、曲を弾いた。ステージに立ち、唄を歌った。梨子は今、プリズムの煌めき*1を取り戻しつつあるのだ。

 

 

 

消えかかる梨子の煌めき

梨子は恐怖心にとりつかれ、プリズムの煌めきをなくしてしまった。ステージの魔に取り憑かれ歌えなくなった彩瀬なるのように、ピアノが弾けなくなってしまった。小さい頃は大好きだったはずのピアノだったのに、失敗を恐れる気持ちが、彼女の手を、指を、動かなくしてしまったのだ。しかし、梨子にはピアノしか生きる道がなかった。だから、沼津に逃げ込んだのだ。


海の音を聴くことで、何かが変わると思い、4月の海に飛び込もうとした。だが、その時の梨子には、きっと何も聞こえなかったはずだ。なぜなら、梨子の煌めきはとても小さくなっていたからだ。梨子を心配する、そして、梨子の才能を認めてくれる千歌と渡辺曜がいたから、梨子は心の煌めきを少し取り戻すことができた。深い海の暗い闇から解放され、陽のひかりが射す水面を見つめることができたのだ。千歌と曜のプリズムの煌めきは、この時点で、梨子に一筋のひかりをもたらしていたと言えよう。

 

もう一度ピアノを弾くために

梨子は千歌に促され、もう一度ピアノを弾くために、スクールアイドルになる決意をした。最初は千歌と曜に作曲者として協力するつもりだったが、2人の作詞活動に付き合ううちに、ピアノに恋していた頃の自分を思い出した。それは、ピアノを弾いていると空を飛んでいるみたいだと感じていた、ピアノが楽しかったあの頃のことだ。自分を変えたいと思ってスクールアイドルを始めた千歌に刺激を受け、梨子は真っ暗な自室で千歌の好きな曲・ユメノトビラを弾いて、歌った。偶然隣の家にいた千歌に心を開き、自分の想いを赤裸々に語った。そして、千歌は一緒にスクールアイドルになって変わろう、変われたらまたピアノを弾けばいいと言葉をかけた。千歌は、自分のプリズムの煌めきを見失っている梨子を導き、みんなで一番になろうと言った。まるで、あの頃の上葉みあのように。梨子はきっと、千歌とともに一番になるのだろう。それは、ピアノにおいてもきっと同じだ。

 

ステージに立つ梨子

梨子はついに、アイドルとして、ステージに立つことができた。梨子は失敗を恐れる心を克服し、ステージ上に歌いきったのだ。もちろん、最初は歌もダンスも手探りであって、チャンピオンになったμ’sには遠く及ばなかったと思う。でも、観客がいない悲しみを乗り越え、体育館が満員になっても、歌い続けた。「私たちはスクールアイドル」と言い張っていたことからも、彼女達が自信に満ち溢れていることがありありとわかった。ダイヤや千歌の姉の力添えがあったことは確かだが、多くの人が彼女達のプリズムの煌めきに魅了されたこともまた確かだろう。この時点でもう、梨子は笑顔になっていた。変わっていた。ハートの革命を起こしていた。


この時は体育館を満員にしなければ、スクールアイドルは認められないというのが条件だったが、開始時点で観客がほとんどいなかった。そんな逆境を乗り越えられたのは、友情の力があったからだ。友情もプリズムの煌めきの大事な構成要素のひとつで、MARsの3人やヘインとみあ、レインボーライブの7人がそれを体現している。蓮城寺べるは、彩瀬なるをレベル違いの大会に出場させることで失敗を誘い、蹴落とそうとしていた。しかし、そんなべるは、プリズムライブという技に失敗することで絶望した。そこに友達の森園わかなと小鳥遊おとはが現れ、手を差し伸べた。友情は逆境を乗り越えるための大きな武器になるのだ。友情の架け橋は自分を信じるための大きな力となり、梨子をステージに立たせたのだと言えよう。


梨子はアイドルとしてステージに立つことでハートの革命を起こした。しかし、これはまだはじまりにすぎない。まだ、ステージは学校の体育館でしかないのだ。日本全国から人が集まるラブライブのステージに立てなければ、ピアノの全国コンクールのステージには立てない。国際コンクールであれば、なおさらだろう。桜内梨子には、更なるハートの革命が求められているのだ。

 

*1:プリズムの煌めきはプリティーリズムシリーズに登場する概念で、人の心のまっすぐさや清らかさのことを言う。すべての人の心にプリズムの煌めきはあるが、時として、見失ってしまうことがある。

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