ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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【レゴニンジャゴー】テレビ版とYouTube版で内容に違い

番組構成の変更に困惑する人も

『レゴニンジャゴー』シーズン8の放送が始まっている。

 

 

戦いの中で恩師・ウー先生が行方不明になり、失意のニンジャ達。


そんな中、悪の帝王の名を冠した「チーム・ブラックガーマドン」が登場し、邪悪な「鬼の仮面」を盗み出した。


もうひとつの鬼の仮面の持ち主である王族を守るため、再びニンジャは立ち上がる。

 

 

ファンにとっては待ちに待ったシーズン8。

しかし、番組構成の変更によって、困惑しているファンもいるようだ。

 

変更点を説明する。

 

 

 

ナレーションが変更に

秋の再放送より、ナレーションが森嶋秀太さん演じるカイから別の男性に交代している。

この体制で初めての本放送となった。

 

次回予告も松井恵理子さん演じるロイドに変わっている。

 

媒体で内容が異なる

本放送とYouTube

今回、ファンが一番困惑しているのは、メディアによって放送内容が異なることだろう。

 

実は、シーズン8はテレビ東京、テレビ東京の公式サイト、YouTubeのコロコロチャンネルの3媒体で放送・配信されている(2018年3月現在)。

 

(2018年5月2日追記)

3月をもって、テレビ東京での放送が終了し、それに伴って公式サイトの配信も終了した。

第3話と第4話は海外作品としては異例の完全オリジナル総集編となった。

 

以下、3月時点での配信内容の違いを説明する。

 

www.tv-tokyo.co.jp

 

www.youtube.com

 

  • 本放送:毎週日曜日朝7時
  • 公式サイトの配信:本放送の後
  • コロコロチャンネル:1週間後の日曜日朝7時

というスケジュールになっており、一見、どれか1つを見ればよいように思える。

 

本放送は大幅カット

しかし、本放送・公式サイト版*1は、大幅にカットされている。

1話では、核心にあたる鬼の仮面に関する描写が大きくカットされていた。

 

その代わり、本放送とYouTubeそれぞれに特別なコーナーが入る。

本放送のほうがその割合が大きい。

 

コーナーの有無と重要描写のカットで、番組の雰囲気が変わるのは必至だ。

2つが別物であることは、本放送版とYouTube版でサブタイトルが異なることからも明らかである。

 

コーナーが入るように

そのコーナーの内容は以下の通りである。

  • 冒頭のトーク
  • アイテムの解説
  • ミニコーナー
  • YouTuberによるおもちゃの解説

 

冒頭のトーク

まず、本放送では、冒頭にキャラクターのトークが挿入される。

以前も再放送などで挿入されていたが、今回は毎週やる模様。

 

内容は話のおさらいが中心だが、第1話ではキャラクターの見た目が変わったことにも言及した*2

 

アイテムの解説

次に、本放送では、販促対象の新メカなどが初登場すると、解説のナレーションが入る。

 

メカへの注目度が高まって盛り上がる反面、テンポが悪くなることもありそうだ。

YouTube版では、名前を紹介するテロップのみになっている。

 

ミニコーナー

それから、本放送にはミニコーナーがあった。

第2話では、パネルの裏に隠されたメカを当てるクイズをやっている。


ゼンが出す問題にジェイとコールが答えるという内容で、3回に分けてコーナーが挿入されていた。

 

キャラクターや声優ファンにはうれしいかもしれないが、中身のない内容なので困惑している人もいるようだ。

 

YouTuberによるおもちゃの解説

最後に、YouTube版では前半と後半の間に、YouTuberによるおもちゃの宣伝が入る。

おもちゃのギミック(仕組み)を実機で解説するというもので、TVCMとは違った切り口である。

 

[rakuten:toysrus:10574553:detail]

 

〈レゴ=四角いブロック玩具〉というイメージはまだまだ根強い。

アニメのみのファンにも、おもちゃのクオリティの高さを知ってもらえるよい機会だと思う。

 

変化に対するフォローなど

YouTube版=完全版ではない

ここまで見てきた通り、YouTube版の方がアニメ本編は長い。

だが、完全版とは言えないだろう。

 

なぜなら、YouTube版には本放送の各コーナーがない。

本放送とYouTube両方みてこそ完全だと言えよう。

 

作風は変わっていない

作風はそのままであることを誤解しないでほしい。

 

今回紹介したような構成の変更や解説のカットインはあるものの、アニメ本編の作風が大きく変わったということはない。

 

オリエンタルとメカニカルが融合した世界で、伝説のアイテムをめぐって、ニンジャと悪が対峙(たいじ)する。

 

「コロコロコミック」の小学館が本格的に関わってくるものの、作品自体に影響を与えているわけではない。

皆さんには、ぜひ本放送とYouTubeの両方をご覧いただきたい。

 

どうしてこうなった? 子どもの視点から

コーナー追加の背景には、小さな子どもが飽きないようにする意図があるのではないだろうか?

 

特撮ヒーローもの界隈(かいわい)では、子どもの集中力は30分が限界だと言われている。

スーパー戦隊の映画が25分程度に収まっているのは、そのためだと考えられる。

 

子どもはヒーローの活躍にしか興味がない。

だから、今回もシリアスな場面をカットし、おもちゃに関する説明を増やしたのだと思う。


その一方で、大きい子や大人が見るYouTubeでは、コーナーを抜いて長尺にしたものを流している。

 

媒体によって対象層が違うことを理解してほしい。

*1:本放送と公式サイトの内容は同じ。

*2:ウー先生をなくしてから時間がたっているようで、登場人物の容姿が変わっている。最年少のロイドは大人っぽくなったらしい。

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