ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

スポンサーリンク

『アイカツスターズ!』のキャラと人気の秘密 その2:S4・M4・幹部

『アイカツスターズ!』のお兄さんお姉さんたち

前の記事の続きで、S4と女子部の幹部、それからM4について書いていく。S4については公式ウェブサイトに乗っているが、M4とほとんどの幹部は公式に載っていない。それから、幹部については情報が十分にある4人以外は省いている。

 

 

www.ajo-biani.com

 

 

 

 

白鳥ひめ

歌組でキュートタイプのお姉さん。主人公の直接の憧れであるため、登場頻度も多い。ゆめには直接接する機会が多く、事あるごとにゆめに助言している。朝は歌組のレッスンスタジオでピアノを弾いていることが多いようだ。ゆめと同じ闇を抱えていることもあり、ゆめに対してお姉さんらしさを発揮する場面がある。ゆめの躍進に釘を刺している「ように見える」諸星学園長には、厳しい態度で接している。

 

憧れのお姉さん

ひめは、女の子の憧れのお姉さんとして描かれている。『アイカツ!』及び他のアイドルアニメでありがちな設定だが、ひめは主人公・虹野ゆめの憧れの対象である。また、「スタートライン!」のステージでは大人らしいロングドレスに身を包んでいる。しかし、キュートタイプなので大人っぽいわけではない。女児も好きなカレーが好物であるなど、親しみやすさもある。

 

シリアス面に絡む人物

一方で、ひめはシリアスパートの担当でもある。ゆめと同じ「あの力」の持ち主であり、自分が唯一の理解者だと思っている。諸星学園長はゆめを心配し、力を使わずに成長できるよう仕向けているようだ*1が、ひめはその真意を知らない。そのため、ゆめを蹴落とすために悪意を持ってやっていると思っている面もあるようだ*2。ちなみに、気象病でもあり、雨が降ると体調が悪くなる。しかし、雨の日でもプロ根性でステージに立っている。

 

如月ツバサ

劇組でクールタイプのお姉さん。生徒会長であり、規則に厳しい。しかし、自分に厳しい面もあり、友達を頼ることを否定するという場面もあった。一方で、罰を与えた子には同時にご褒美も与えたり、後輩の失敗に責任を持ったりする優しさもある。元々は歌を志していたが、ひめには敵わず、八千草桃子先生の指導で女優に転向した。

 

心に傷を負った女の子

ツバサは心に傷を負っている。引っ込み思案だった彼女を変えたのは、アイカツであり、歌だった。しかし、友達だったホーちゃんとの接触を絶たれると、孤独感が増していった。それから、ひめの存在も大きいだろう。ひめはツバサの前に立ちはだかり、ツバサは歌を奪われた。八千草先生が一筋の希望をくれたが、友情を信じない孤独さは今も引きずっていた。

 

かっこいい系のお姉さん

役以外では女言葉を使わないクールキャラである。劇中劇では女SPも演じており、アイドルをからかう共演者を振り切って、スタントなしで崖から飛び降りる役者魂を見せた*3。この回では、勝手に撮影所に忍び込んだゆめたちを擁護しており、かっこいい先輩としての地位も確立している。

 

二階堂ゆず

舞組でポップタイプのお姉ちゃん。現S4で唯一の2年生。元気なキャラで、友達の帰りを待って木に登るような野性味がある。困っている子がいるとほっておけない性格*4。歌組幹部の白銀リリィとは幼馴染で、ゆずは病弱な彼女を肉体的・物理的にサポートしている。その面ではしっかりしているのだが、すぐ脱走する自由人であり、幹部は手を焼いている。

 

子どもっぽいが、いい子でもある

ポップタイプは不人気になりやすいが、アシンメトリーの髪型や幼馴染との友情という設定を入れることで、大きなお友達の人気を取り入れようとしている。活発なキャラで語尾に「ゾ」をつけるなど、ボーイッシュ路線(あくまでファッションは女性)を貫いている。子ども視点で見れば、一番子どもっぽいキャラなので敬遠される部分もあるかもしれない。だが、前述のリリィとの関係もあり、10月時点では最も教育によいキャラになっている。

 

香澄夜空

美組でセクシータイプのお姉さん。七倉小春の憧れの人である。生徒が見るネット番組のMCを務めており、そこから後輩に役立つアドバイスをすることが多い。天然の美貌により人を魅了しているように見えるが、実は無理なトレーニングをすることが多い。例えば、入学当初に倒れたことが養護教諭から語られている。妹や弟のことが大好き(会った瞬間に抱きしめる)だが、愛のために手を下すこともある。

 

大人っぽく、ただし子どもに近い

たしかに色々な意味でお姉さんではあるが、達観した年長者にしすぎないことで、女児の人気を集めているようだ。可愛らしいマスコットを連れて番組をやっているため、現実でいう歌のお姉さん(モデルのお姉さんなのだが)的な側面もある。長い髪と喋り方から溢れ出る気品は女の子の憧れなのかもしれない。S4ではひめと夜空が先行的にCGで登場していて*5、夜空の人気は睨んでいたものと思われる。

 

ストーリーがある

『アイカツスターズ!』の作中で最も設定が詳しく語られているキャラクターが夜空と真昼だ。前述の通り、「完璧な」美しさに見える夜空も、実は影で骨を折る努力をしている。だましだまし仕事に励む様子が大人の共感を呼んでいる部分もあるかもしれない。もちろん、真昼との関係(第14-15話)も7月期のハイライトになっていた。最初から「みんな仲良し」ではなく、仲良しに持っていく過程が描かれたことは評価される要素なのだろう。

 

幹部

「幹部」は、生徒会幹部と各組のS4の付き人を務める上級生で、各組に2-3人いる。組の先輩として下級生を指導することもあるが、2年生の場合はS4候補になる(つまり、1年生から見てライバル)。アニメでは、制服の上に薄紫色のカーディガンを羽織っている。

 

芦田有莉(あしだ・ゆり)

後輩を指導することが大好きな歌組の幹部。学園の噂などにも詳しい。体力が問われるCDデビューオーディション(今年はゆめが合格した)に合格したことを考慮すると、白銀リリィがいなければ、彼女は次期S4である。主人公たちに対し、「ドレスメイク」など、劇中システムやキャラクターに関する説明をすることが多い。いま幹部をやっているのは、ツバサの幹部仕事を地道に手伝ったからだそうだ。

 

白銀リリィ

ステージ上で力強く歌い舞う歌組の幹部。だが、実際は病弱で、夏の間は休学している。彼女のレッスンやトレーニングは肉体的なものではない。レッスンをしている他の生徒をよく観察し、ステージ前には瞑想をする。自分ができないことを無理にやろうとせず、他の子と違っても良いと思っている。病床で本を読みふけっていたせいか、偉人や名著から名言を引用することが多い。意志は強く、S4になって自分のブランドを立ち上げたいと思っている*6。ただ、前述の通り、体力がネックになっている。幹部では唯一アニメ内でCGがある。

 

桂ミキ

舞組の幹部で、3年生。ゆずには手を焼いているが、ある種、ゆずによって癒されている部分もある。ゆずは後輩だが、立場上はミキが下である。ゆずには厳しいが、他の後輩には何かと優しい。

 

明石咲耶(あかし・さや)

舞組の幹部で、2年生。ゆず捕獲のために、(制作会社が同じ)ガンダムのハイパーバズーカを使用したことで話題になった*7

 

M4

四ツ星学園男子部のトップアイドル4人。男子部は女子部と別なので、ドラマオーディションでの共演やイベントなど一緒になる機会は限られている。制服は登場していないので、私服校だと思われる。

 

結城すばる

ゆめにちょっかいを出すなど子どもっぽいところもあるが、一方で、ゆめの「あの力」のことを心配している。第1話では、男子部の存在を知らずに自分を不法侵入者扱いしたゆめをからかい、赤くなったゆめを「茹でタコ」呼ばわりした。その後も何度か会っているが、芸能界の先輩としてアドバイスをすることもある。ゆめが「あの力」を発動させたライブを18話で初めて目撃し、白鳥ひめの「あの力」と関係があることを見抜いた。その後も色々調べていたようだが、諸星学園長から制止された。

 

香澄朝陽

香澄夜空の弟で、真昼の兄である。4人の中ではやや幼く、少年っぽい。探偵ドラマで主演を務めるなど、有名らしい。可愛い女の子が好きなのは姉と同じようで、学園祭の準備中に鉢合わせた七倉小春に興味を持ち始めた。ただし、眼鏡を外した小春の素顔が見られると思ってよだれを垂らすなど、年頃の男の子らしい側面が強い。

 

吉良かなた

第17話では、アイドルとして番組に出演したのに大好きなすばるのことばかり考えているあこに対し、プロ意識に欠いているということを指摘し、気づかせた。いつもヘッドフォンをつけていて、チャラチャラしていると思いきや、実は根はすごく真面目でシビアである。

 

五十嵐望

通常回での出番がまだ少ない。第13話のドラマ回ではゆめの相手役を務めた。すばるを恋のライバル視しているようだ。

 

参考文献

news.mynavi.jp

www.itmedia.co.jp

www.aikatsu.com

*1:ひめのソロライブをわざと新人のゆめのライブに変える、ゆめのソロデビューにわざとひめのCDリリースをぶつけるなど。

*2:ひめが「あの力」を使って倒れたとき、舞台袖で倒れたひめを介抱したのは諸星学園長だ。

*3:ちなみに、声優は崖登りの星宮いちごでお馴染みの諸星すみれさん。

*4:後輩に自分の衣装合わせを見学させることで、意図せずに「ドレスの使命」について教えていたこともあった。

*5:CGパートを担当するスタジオが前作と変わったこともあってか、当初は虹野ゆめ、桜庭ローラ、白鳥ひめ、香澄夜空の4人にしかCGが与えられなかった。

*6:現在はクールタイプのSPICE CHORDを使っている

*7:ちなみに、前作では誰かの母になってくれそうなモブキャラアイドル「すうぴょん」が登場したり、斧をサンライズパースで持つシーンがあったりした。

スポンサーリンク


プライバシーポリシーと当サイトの利用するサービスについて