ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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『パズドラクロス』の劇中用語と人物を振り返ろう

アニメ『パズドラクロス』の用語と主な登場人物

人気ソーシャルゲームを原作とするスピンオフ作品である今作は、大人向けの印象が強いパズル&ドラゴンズを子ども向けにアレンジした挑戦作だ。アニメ及びゲームでは難しい用語も多いが、子ども向けアニメの要件を満たしつつ面白く、ところどころ感動的なストーリーを展開している。先日放送した18話が話題になっているが、主な用語と登場人物について振り返りたい。

 

 

 

用語

龍喚士

この世界におけるモンスター使いのこと。「ドロップ」と呼ばれるパズルのピースを3つ以上繋げることでコンボを発生させ、モンスターに攻撃を指示する。

 

ギルド龍喚士

龍喚士のうち、「ギルド」に所属している者のこと。ギルドに所属していなければ一人前とは言えない。ギルド龍喚士になるためには、先輩ギルド龍喚士とのバトルを含む厳しい試験を突破しなければならない。エース達は当初この地位を目指していた。ギルドは龍喚士に仕事を与えるが、講演会もギルド龍喚士の仕事らしい。

 

ドロップ

自然エネルギーの結晶で、素質のあるものにしか見ること、触ることができない。モンスターにドロップを与えることで、力を与えることができ、回復させることもできる。属性によって相性がある。番組中ではあまり出てこないが、回復専用のドロップもあるようだ。

 

ドロップインパクト

ドロップの流れ(≒気の流れ)が乱れることで、モンスターが暴れだす現象のこと。ドロップの流れを整えることは龍喚士の役目である。

 

エッグドロップ

モンスターの魂が込められたドロップのこと。モンスターの承認により、龍喚士はエッグドロップを手にすることができる。龍喚士はエッグドロップを「Dギア」にセットして「リリース」することで、モンスターを召喚する。体力を消耗すると、モンスターはエッグドロップに戻る。極端に衰弱したモンスターは、エッグドロップになることはできない。

 

モンスター

この世界では動物と同じようにモンスターが生息している。モンスターといっても、必ずしも有害というわけではない。移動手段として騎竜がよく利用されているらしい。だが、そんな友好的なモンスターでも、なんらかの事情で暴れだすことがある。それを治めることが龍喚士の役目だ。

 

アーマードロップ

「ソウルアーマー」になることができるドロップのこと。衰弱したモンスターの承認により、龍喚士はアーマードロップの素材を手にすることができる。素材を精製すると、アーマードロップになる。ソウルアーマーをクロスオンすると、龍喚士はリーダースキルを使えるようになる。

 

竜人

この世界に暮らす、人間とは異なる種族。翼や角が生えている。やや傲慢で、人間を見下している者が多い。

 

古老

各街の龍喚士のリーダーにあたる存在。ドロップやモンスターに関する異常を治める役割を持つ。江戸時代の家老・老中のように、必ずしも年老いているわけではない。木の古老トーリエが歴代でも唯一の人間である。古老が死ぬと、龍になる。新しい古老は、前古老である龍をリリースしなければならない。

 

登場人物

エース

今作の主人公。伝説の龍喚士・キングの息子であり、それなりの素質があるようだ。母からは龍喚士になることを反対されていたが、タマゾーを拾ったこと、ドロップインパクトがあったことを受け、最終的に認められた。父親こそ他界しているが、普通の街で、普通の少年として育ってきた。そのため、人並みの正義感とコミュニケーション能力を持ち合わせている。

 

タマゾー

エースのパートナーである「たまドラ」。言葉を喋ることができ、語尾にタマがつく。どうやらエースの父・キングと関係があるようで、エースの母・レナはタマゾーのことを何やら知っているようだ。タマゾーは中華鍋をクロスオンすることで、緑属性の「超絶」になることができる。超絶状態ではまともだが、基本的にうるさい。ゆでたまごが大好き。

 

ランス

主人公のライバルで竜人。基本的にエースとは行動を共にしない。実力の高いギルド龍喚士だが、靴を履かない、トークショーをサボるなど、社会への適合度は低いようだ。それもそのはず、彼は元ストリートチルドレンであり、パートナーのデビと出会うまではひとりで生きてきた。そして、ある事件をきっかけに、竜人によって育てられることになる。無愛想である一方、苦境を生き抜くためか身体能力が卓越している。エースより圧倒的に強く、社会的認知度も高い。

 

デビ

ランスのパートナーであるたまドラ。建前上はランス直属の部下。言葉を喋ることができ、語尾にデビがつく。そのため、デビと名付けられた。生まれたとき、路上で暮らすランスに果物をもらった。デビはその果物を返すため、ストリートミュージシャンとともに踊って、おひねりを稼いだ。この経験を通じてお客様に感謝することを学んだ。ランスをランス様と呼んでいるが、それはランスへの感謝からくる呼称である。やはり、目玉焼きなどの卵料理が好きらしい。

 

ガーネット

先輩ギルド龍喚士。主に黄色属性を使う。アイドルと龍喚士の二足の草鞋を履いているが、どちらも売れてはいない。ただし、歌って踊れる龍喚士を取り柄としており、ライブ会場に暴走したモンスターが出現しても、戦いながら歌い抜く。基本的に、エースとは行動を共にしない。先輩のため、エース達に指示を出すことも多いが、事件現場には自ら急行する。各街の古老や先輩龍喚士とは積極的に交流している。

 

チャロ

木の街出身の少年。エースと行動を共にする。登場直後はドロップをまともに見られず、操れない少年だった。後に木の古老・トーリエからDギアをもらい、友達であるモンスター・エンジュとともに龍喚士となった。高い知識や知性は師のトーリエ譲りである。自分より才能のあるエースを持ち上げることもあったが、自分の見下す人に皮肉を言うのもうまい。可愛いので、エースとタイガーからは女の子と勘違いされていた。

 

タイガー

火の街出身の少年。エースと行動を共にする。火の街出身というだけあって情熱的だが、ギルド龍喚士試験は何回も落ちている。鈍感で、人に騙されても気づかない。ダンボールで自作したソウルアーマーを着て落ちた龍喚士試験の帰りに、ダサい私服で踊るガーネットのステージを観て心を打たれ、ガーネットのファンになった。ただし、ガーネット一筋というわけではなく、何度も女性に告白し、玉砕しているようだ。「てっぺんをとる」が口癖である。

 

ニュード

今作の敵キャラであり、SDF(特殊ドロップ防衛隊)のトップ。竜人でありながら龍喚士を憎んでいて、第1話と第14話ではドロップインパクトをモンスターの屠殺によって治めようとしていた。記者会見では、龍喚士に責任をなすりつけることもある。ランスに活動を妨害されて以降は、住民の恐怖や不安に付け入り、街の警備を強めている。市長とは裏で繋がっているようだ。

 

 

ここ数話で各人物の過去が徐々に明らかになってきている。第2クール終盤に向けてどのように登場人物の成長を描くかに注目したい。そして、次回、第19話では今更ドロップの謎が明らかになる……

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