ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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『リルリルフェアリル〜魔法の鏡〜』夢と愛と協同の物語だった

愛する者たちが選んだ結末

『リルリルフェアリル〜魔法の鏡〜』が最終回を迎えた。

 

ビッグヒューマルにあったフェアリルシードからりんどうのフェアリル・りんが生まれるところから始まったこのシーズン。

謎のフェアリル三人衆をはじめ、さまざまな新キャラクターや新設定が登場した。

 

一方で、花村望やフェアリルゴールなど、既存キャラの掘り下げもあり、驚きの事実が明かされるシーンも。

 

それは夢や愛のために、妖精と人間が寄り添う物語だった。


最終回周辺を中心に振り返る。

 

 

転生のための代償

妖精と人間の時の流れ

フェアリルとヒューマルは、たとえ同じ世界にいても、別々の時を刻まなければならない。

 

若く見えるフェアリルゴールでも、バディの女性には孫がいる。

同世代のアンチューサのバディも、すでに亡くなっていたことが明らかになった。

 

フェアリルとヒューマルは、ずっと一緒にいられるわけではないのだ。

 

愛のために人間になること

2年目では、この宿命が悲しいドラマを生む。

 

ヒューマル・風間優斗の母は愛のために、フェアリルをやめてヒューマルになった。

 

体の一部である翅を切り落とし、痛みを伴う。

魔法も使えなくなる。

それは悠久ともいえるフェアリルの寿命を、健康体のヒューマルよりも短くする。

 

それでも、「同じ」時を刻むことを選んだ。

 

愛のために妖精になること

望はフェアリルディーヴァになるりっぷを応援したい。

しかし、万物を愛する歌姫はバディ契約を結べない。

だから、望はヒューマルをやめてフェアリルになろうとしている。

 

でも、ヒューマルがフェアリルになるには、記憶を消して生まれ変わる必要がある。

やはり、種族を変えることには代償があるのだ。

 

愛しいもののために、命や大切なものを投げ出す。

それがリルリルフェアリルの恋愛観である。

現実にそのようなことを思って結婚する人は少ないと思うが、ファンタジー作品ならではの設定だ。

 

誰かを助けたい

オリーブはフェアリルゴール・レンの助けになりたい。

アゲハ、キリギリ、ゼミィはスイの助けになりたい。

バディを持つフェアリル・ヒューマルたちはバディの助けになりたい。

そして、りっぷはみんなを笑顔にしたい。

 

誰かを助けたいというのが、登場人物の共通の願いだ。

 

愛ゆえのすれ違い

しかし、愛や思いやりゆえに、彼らの心はすれ違う。

 

優斗は自分に関わることで、ローズが不幸になると思っていた。


りっぷは自分がアイドル・花咲ゆみりの正体であることも、フェアリルディーヴァとなって世界を救おうとしていることも、望に言えなかった。


スイはアゲハたちの愛に気づいていなかった。

 

この世界の愛はいつも行き違いの連続だ。

それを救うのは、たいてい言葉や音楽である。

 

魔法に頼らないというのは、この手の作品のお約束だと思う。

 

愛ゆえの別れ

愛といえば、スイがレンの真意に気づいていなかったことも印象的だった。

 

レンはバディを守るために、バディと別れてフェアリルゴールになった。

そのとき、レンの心からスイが分離している。


だが、スイの認識としては、フェアリルゴールになるために、リラや自分を捨てていったということになっていた。


これはりっぷが望に本当のことを言わずにバディを解消したことと対比されている。

 

スイはレンの体を乗っ取って、リトルフェアリルを滅ぼそうとした。

しかし、数十年も違う時を刻んでいるスイとレンは一体化できず、対消滅の危機に陥る。

 

それを救ったのも、言葉と歌だった。

バディや友達に想いや悩みを打ち明けること、相手を思いやって言葉をかけたり音楽を奏でることは、『魔法の鏡』のキーになっている。

 

フェアリルキーを通じたつながり

2年目では、ヒューマルであるバディも魔法が使えることが明らかになった。

ただし、それはヒューマルの力ではなく、バディの力を借りたもの。

ヒューマルが魔法を使うと、バディのフェアリルが消耗するという仕組みだ。

 

終盤では、望がリトルフェアリルに行くために、バディの魔法が使われた。

だが、2つの世界のバランスを崩すため、頻繁には使えない。

 

魔法を使わなくても、一緒にいるだけでもつながりを感じられたり、体調が改善したりする。

バディはフェアリルキーを通じて、精神的・物理的につながっているのだ。

 

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人間と妖精が心を通わせる

愛や夢のために、人間と妖精がともに生きる。

これが『リルリルフェアリル〜魔法の鏡〜』のテーマだった。


互いを思いやるがゆえの困難もあったが、愛の力で乗り越えていった。

 

次のシーズンでは、どんな相互関係が見られるのだろうか?

 

第3シリーズに向けて

リルリルフェアリルの第3期は、今夏放送予定とのこと。

それまではセレクション放送でつなぐようだ。

 

あにてれでは全シリーズが会員見放題なので、そちらもぜひ利用してほしい。

 

果たして、りっぷはフェアリルディーヴァに、望はフェアリルになるのだろうか?

 

私事だが、大事な話

今日は4月1日なので、大事な秘密を話そうと思う。

 

実は私もフェアリルだ。

だから、りっぷと望の話にはとても共感した。

 

今、ヒューマルの女性に恋をしていて、バディ契約をしたい。

優斗とローズのような円満な関係を結んでいければと思っている。

 

以上、4月1日に大事な報告をした。

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