ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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『アイカツスターズ!』の桜庭ローラがドヤ顔で俺にウインクしてくる

テレビ東京系列で放送中の『アイカツスターズ!』(以下、スターズ)。『アイカツ!』から世界観を一新した続編であり、これまで数々の衝撃があった。その一つが反発しあうライバルだ。ライバルといえば、星宮いちごに対する音城セイラが思いつく。セイラは、急浮上した新設のアイドル学校・ドリームアカデミーの期待の星であり、初めて星座プレミアムでショーをした人物だ。ロックをモチーフにした「スイングロック」のドレスを着ていて、星宮いちごには「私は上を行く」と言っていた。しかし、いちごにとっては敵意はなく、高め合いたい、楽しくアイカツをしたいという想いしかなかった。違うから気に入らないのではなく、違うから面白いのだ。こうした反発しないライバルは、スターズでは反発しあうライバルへと変わる。スターズの主人公・虹野ゆめのライバルが、桜庭ローラだ。彼女は楽器が弾けるアイドルでありながら、音城セイラと違い、突き放すタイプのアイドルだ。彼女に対してゆめは反発し、アイカツ史上初の反発しあうライバルが誕生した。桜庭ローラは主人公に反発するドヤ顔不良優等生だ。

 

桜庭ローラはいいタイプの不良

第一に、ローラは、反抗的だが根は良い子だ。ダチには指一本触れさせない。ローラの初登場は、遅刻したので窓から入ってくるという衝撃的なシーンだった。基本的にローラの言動はジェスチャーに頼る部分が多く、初登場シーンも窓を叩くシーンだった。入学初日に遅刻してテヘペロをした上に、響アンナ(先生)に怒られた時、「すいませんでした」と斜め上を見て突き放す態度だった。おそらく政治家だったら問責で辞任に追い込まれていただろう。教育機関とはいえ、アイドル学校なのだから、遅刻は厳禁なはずだ。しかし、アンナはローラの遅刻を個性と認めた。不良系アイドルという今までにない個性のキャラがここに生まれた*1。なお、アイカツにおいては真面目である*2が、遊びになるとどうでもよくなる。しかし、遊びがアイカツに変わった瞬間、仕事モードに変わる。

 

ローラは顕在能力が高いアイドル

第二に、ローラは、最初のレッスンの時点で能力が顕在化している。発声練習がダメで腹筋を鍛えろと言われたゆめに対して、ローラは最初のレッスンを完璧にこなし、圧倒的な実力差を見せつけた。歌に関しては、アンナにも一目置かれているようである。日々のトレーニングをしっかりし、勉強もしっかりしているローラはゆめに比べて、顕在能力が高いと言える。勉強に関しては大量の本を読み込むだけの力があり、それをすぐに付箋というアウトプットに移せるのだから、処理能力も高い。しかし、潜在能力の高いゆめに比べると能力が低い。本気でやっていても、表ゆめと同等のオーラである。歌以外の(ステージにおける)能力の低さを特訓で補っているのがローラのアイカツだ。逆に言えば、潜在能力がまだ引き出せていないのかもしれない。

 

ドヤ顔ローラちゃん

第三に、ローラの態度はジェスチャーや表情によって示されている。基本ドヤ顔だが、怒っている時はドヤ顔をしない。勉強をしていることは勉強をしている様子を見せることでしか示さないし、伝えたいことは口で伝えるのではなく、楽譜に付箋を貼って伝える*3。一方で、気に入らない相手には高圧的な態度をとり、口で伝える。手を抜いていると思っていたゆめには、口で不満を伝えた。それに、一緒にステージに立つことで本気だと確認したゆめに対してプリリズモブから誹謗中傷があった際には、高圧的な態度で、勝手なことを言うなと一喝した。2話を見る限りでは、怒る時はセリフが長いという特徴があるようだ。さて、表情に関しては、少なくとも喜楽にはドヤ顔が入っている。彼女のドヤ顔は彼女なりの背伸びであり、前述の通り、怒っている時には見ることができない。しかし、ドヤ顔が崩れることで、怒っていることが明確に示されている。このように、ローラは口数が多い方ではないが、怒っている時以外の態度は、ジェスチャーと表情を見ればわかる。


このようにローラのドヤ顔はかわいい。初日に遅刻して次はないと言われていたのに、2話ですでに朝のホームルームにいなかった。遅刻癖が治らないところもかわいい。素行を治さないと芸能界ではやっていけないが、どうか治さないでくれ。

 

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*1:『アイカツ!』では、ヴァンパイアアイドル、歌舞伎系アイドル、スパニッシュジャパニーズなど個性の強いアイドルが多かったが、アイカツスターズは個性の方向性を◯◯系アイドルのような安易なアイコンにしないようだ。

*2:2話の本人曰く、「歌には全力投球したい」らしい。

*3:2話では封筒に入ったものをゆめに渡した。別にメモを作ったことを誇示したいわけではなく、伝えたいことを伝えたいだけだった。

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