アプリ参戦&動画配信が決定 人気アニメの魅力
アプリゲーム「遊戯王デュエルリンクス」に「遊戯王5D’s」のキャラクターの参戦が決定した。
これに伴い、2018年10月1日から各動画サイトにて、遊戯王5D’sのアニメの配信が開始される。
配信先の詳細はテレビ東京の特設ページにて。
人気作でありながら、異色作でもある遊戯王ファイブディーズ。
魅力を大雑把に説明していきたい。
遊戯王ファイブディーズのあらすじ
スラム街で暮らす青年・不動遊星。
彼と仲間たちの希望は、くず鉄で作られたバイク「Dホイール」と、1枚のカードだった。
遊星は奪われたカードを追って、「ネオドミノシティ」を目指す。
だが、そこには、選ばれし者として戦う宿命が待ち受けていた。
ストーリー上のカギ
5体のドラゴンと龍のアザ
今作のキーとなるのが、5枚のドラゴン族モンスターと、5人の選ばれしデュエリストたちだ。
5D’sとは5体のドラゴンのことでもある。
遊星の「スターダスト・ドラゴン」は、スラム街の仲間たちにとって、希望のカードだった。
その他にも、ジャック・アトラスが持つ「レッド・デーモンズ・ドラゴン」などのドラゴン族モンスターがいる。
5枚のドラゴンを持つ選ばれしデュエリストたちの腕には、謎の「龍のアザ」がある。
龍のアザとは何なのか?
5枚のカードが存在する意味とは?
身分の違いを乗り越えた絆・愛
スラム街出身の青年が上流階級の少女らと出会い、絆を深めていく。
遊星のいる下層社会・サテライトは、シティから離れた場所にある。
セキュリティと呼ばれる警察に厳重に管理されており、差別されている。
遊星はスターダスト・ドラゴンのカードを追って、シティに向かおうとする。
だが、そこには幾多の困難が待ち構えていた。
一方で、ネオドミノシティは豊かだが、全ての人が満たされているわけではない。
豪邸で2人きりで暮らす兄妹、黒薔薇の魔女と呼ばれて恐れられる女性……
彼らは遊星とどう関わりあっていくのだろうか?
5体のドラゴンと、選ばれしデュエリストが物語のカギ。
身分の違う5人が絆を深めあう。
ファイブディーズの特色
バイクを使ってデュエル
今作の特色はなんといっても、バイクを使った「ライディングデュエル」だ。
形勢によってバイクのスピードが上がったり下がったりするという特別なルールで、デュエルをする*1。
スピードの中でのスリルに満ちた戦いは、視聴者をハラハラドキドキさせる。
後々、バイクのカスタマイズや製作に関するエピソードも出てくる。
アニメだからこそ描けるバイクアクションにも注目してほしい。
(全部のデュエルがバイクで行われるわけではない。)
後に受け継がれる召喚口上
5D’sが作ったひとつの伝統がある。
召喚口上だ。
「シンクロ召喚」を行うとき、バンク映像に合わせて、デュエリストがモンスター固有のセリフを言う。
「集いし願いが新たに輝く星となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ!スターダスト・ドラゴン!」
のように、視聴者がデュエルで真似したくなるような口上ができた。
こうした召喚口上は、後の作品で他の召喚方法にも受け継がれている。
デュエルリンクスでも、このセリフは健在のようだ*2。
バイクを使ったデュエルが特徴である。
召喚時の決めゼリフは後の作品に受け継がれる。
ファイブディーズのここに注目
個性豊かなライバル&敵たち
ファイブディーズには個性豊かなライバルたちが登場する。
バイクをテーマにした作品なだけに、バイク仲間が多い。
「チーム太陽」に関しては、登場エピソードと合わせて、ファンの間で語り継がれている。
一方で、悪事を働く敵もいる。
敵の中には純粋な悪もいるが、気持ちをぶつけあえる相手も多い。
あとで仲間になるかについては、ここでは言及を避けたい。
さて、今作は序盤から、スラム街からの脱出劇が展開される。
そのため、序盤から敵とのデュエルが多い。
遊星は警察に打ち勝ち、スターダスト・ドラゴンの元へたどり着けるのか?
有名芸人を含む豪華キャスト
今作のキャストには、声優ではない芸能人も含まれている。
お笑いコンビ・トータルテンボスの2人とアメリカザリガニの柳原哲也さんが出演。
ヒロインの十六夜アキを『特捜戦隊デカレンジャー』の木下あゆ美さんが演じている。
特撮出身俳優で声優を本職としない人が出演するパターンは、次作の『遊戯王ZEXAL』以降もある。
遊戯王シリーズは特撮ファンも必見といえよう。
ちなみに、遊星を演じる宮下雄也さんも、吉本所属の舞台俳優である。
主人公は『遊戯王デュエルモンスターズ』の風間俊介さんをはじめとして、声優ではない人も多いので、珍しくはないのだが。
主人公のバイク仲間や、立ちはだかる強敵に注目。
人気芸人や戦隊モノ出身の女優も出演している。
ルールはデュエルリンクスで覚えよう
ファイブディーズに興味があるけれど、ルールがわからなくて不安という人も多いだろう。
だが、スマホ用アプリゲーム「遊戯王デュエルリンクス」でルールを学べる。
ゲームをしなくても、カードゲームを題材としたアニメには、「こういうことをすれば、必ずそうなる」というお約束が多い。
ルールがわからなくても楽しめるので、ぜひこの機会に遊戯王5D’sをご覧いただきたい。