ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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【レゴニンジャゴー】ミニ・ウー先生がイケボの青年に成長

初代スピン術マスターとエレメント・ドラゴン:メリュジーナの伝説

『レゴニンジャゴー』シーズン9・第5話で、幼児になっていたウー先生が青年に成長した。

これに伴い、声優が虎島貴明さんに交代している。


ウー先生を成長させることで面白い効果が生まれているので、ぜひ取り上げたい。

 

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シーズン9:状況の整理

今シーズンを記事にするのは初めてなので、軽く状況を整理する。

 

ニンジャゴーの世界

ロイドは復活したブラック・ガーマドンとの戦いに敗れ、エレメントパワーを使えなくなる。

ニャーやエレメントマスターたちとともに、特訓をしながら隠れて暮らす。

 

ブラック・ガーマドンに支配された世界で、ロイド達はテレビ局を乗っ取って演説を行うなど、ひそかに反抗してきた。

敵に基地が見つかってしまうが、ロイド・ニャー・スカイラー・ダレスの4人は脱出。

そんな4人の前に現れたのは、ネズミの姿になった魔法茶屋・ミスタケだった。

 

ONIとドラゴンの世界

カイ・ジェイ・コール・ゼン・ウーは、「空間の茶」を使って敵の攻撃から逃れる。

しかし、逃れた先はニンジャの祖先が生きた異世界「ONIとドラゴンの世界」だった。

 

現在のONIとドラゴンの世界にはドラゴンハンターがおり、エレメントドラゴンを狩っていた。

コールとウー以外の3人はドラゴンハンターに捕らえられたが、2人の活躍(とトラブル)によって逃亡に成功する。

 

彼らの前に敵の戦士・ヘヴィメタルが現れるが、その実体はフェイスという女性だった。

彼女は初代スピン術マスターの伝説をニンジャたちに話し、ニンジャたちに協力する。

 

伝説のエレメント・ドラゴン:メリュジーナ

全てのエレメントパワーが使えるという伝説のドラゴン・メリュジーナ。

 

ウーとブラック・ガーマドンの父である初代スピン術マスターは、メリュジーナと強い絆で結ばれていたという。

そのメリュジーナを操れるという伝説の鎧(よろい)がONIとドラゴンの世界に眠っている。

ニンジャたちはフェイスとともにそれを探す。

 

ドラゴンは時空を行き来できると言われている。

はたして、ニンジャたちはニンジャゴーの世界へ帰ることができるのか?

 

若返りによってウーの過去を明かす

シーズン8でウー先生が赤ちゃんになった展開。

単なるストーリーの進行上の都合のようにも思える。

 

だが、実はウーという人物を掘り下げる上で、絶大な効果がある。

 

完全ではなかったウー先生

ニンジャたちから「完璧な師匠」と思われがちなウー先生は、昔は完璧ではなかった。

 

第5話の回想シーンでは、釣りをしたいのにエサがないウーが初代スピン術マスターから教えを授かる。

自分を信じて釣竿を下ろすと、エサがないのに魚が釣れた。

ウーは、自分を信じることの大切さを学んだ。

 

ここからわかるのは、ウーが初代スピン術マスターの教えを受けながら、現在のような賢明な老人になったこと。

つまり、なんでも知っているわけではなくて、父に言われたことを実践しているだけなのだ。

 

知らないけれど信じてみる

第5話でウーはニンジャたちと同じくらいの青年に成長した。

青年のウーはやはり賢くはなかった。

 

ニンジャたちは、フェイスから伝説のドラゴンの鎧という新しい言葉を聞く。

鎧の場所を教えてほしいというフェイスの問いかけに対し、ウーは場所を指し示した。

ウーは鎧のことなどまったく知らず、自分の信じる方角を指差しただけだった。

 

これは、ウーの本来の人間性をよく表したエピソードといえよう。

 

過去編ではなく退行

登場人物の過去を明かすために、過去編やスピンオフを設ける作品もある。

だが、レゴニンジャゴーは登場人物を退行させた。

 

そもそも、レゴニンジャゴーはおもちゃの販促番組なので、過去編をやりづらい。

古いメカのおもちゃが出てきても、魅力的にはならないからだ。

 

そういう意味では、退行したウーが現代にいるというのは非常に都合がよい。

過去にスポットを当てすぎずに、ウーの成長を描ける。

販促規制を乗り越えたよいストーリー展開である。

 

ウー先生は最初から完璧だったのではなく、初代スピン術マスターから教えを授かっていた。

青年になったウーは初代スピン術マスターの教えを実践した。

ウー先生が退行することで、販促をしながら成長を描ける。

 

ONIとドラゴンの世界 まさかの展開

そして、今回のフェイスの発言から、ONIとドラゴンの世界が現代にあることが確定した。

 

これまでの話では、ONIとドラゴンの世界はニンジャゴーの世界の前身のような扱いだった。

でも、実際はそうではなかった。

 

ONIとドラゴンの世界は独自に発展を遂げていた。

ONIとドラゴン以外の知的生命体がおり、歴史を紡いでいた。

 

ウー先生がこの世界に来ることがわかっていたような感じだったが、いったいどういうことなのか?

ウーがドラゴンの鎧を取り戻すとき、奇跡が起こるのかもしれない。

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