『キラッとプリ☆チャン』第52話 2年目でもやってみた
『キラッとプリ☆チャン』は2年目に突入した。
動画配信とアイドルを組み合わせた独特のモチーフが話題の今作。
2年目は何が変わったのか?
VTuberに全部乗っ取られる
2年目からVTuber、もとい「バーチャルプリ☆チャンアイドル」のだいあが登場した。
番組はだいあに乗っ取られた。
第52話冒頭。
だいあがこのシーズンの設定を説明する。
このシーズンでは、プリチャンアイドルたちがだいあの開く「ジュエルオーディション」に参加する。
だいあはプリチャンの最新情報を配信していて、現実のネット動画もだいあが仕切っているものが多いようだ。
各話数のサブタイトルも「だもん」で統一されていて、だいあが読み上げるらしい。
大会を主催するアイドルはシリーズ伝統といってもよいだろう。
だが、物静かとか、お姉さんポジションのキャラが多かったので、ポップなだいあは新鮮である。
新要素・ジュエルオーディションとは?
ライブに成功して、ジュエルコーデを手に入れる。
ジュエルコーデを手に入れたアイドルは、ジュエルコレクションの出場権を得る。(ジュエルアイドル)
その優勝者はダイヤモンドコーデを着られる。(ダイヤモンドアイドル)
前シーズンの「キラッとチャンス」と「スペシャル大会」を発展させた内容である。
スペシャル大会については、大人のファンからの理解が得られていない感じもあった。
「なぜYouTuberなのに大会をやるのか?」と*1。
ジュエルオーディションはこのシリーズの目標だが、理解は得られるだろうか?
やってみたアプリは廃止だけど……
新しいおもちゃが出て、「やってみた」がなくなるのではないかと心配していた。
でも、なくならなかった。
2年目では「やってみたアプリ」が廃止されたが、「やってみた」は引き継ぐ。
「せーので、やってみた」の掛け声も健在だった。
引き続き、ライブをするためには番組の配信が必要だ。
それに加えて、心の煌めきが評価された場合もライブができる。
プリチャンが古いシステムを闇に葬ることはない。
変わった部分も受け入れてあげてほしい。
ディアクラウン:プリティーシリーズ恒例のライバル店
『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』以降たびたび登場しているライバル店。
主人公たちが利用する店「プリズムストーン」の向かいに立地する。
大人っぽい雰囲気で、高級感がある。
『プリティーリズム・レインボーライブ』では、一流スタァがプリズムショーをする高級クラブという扱いでもあった。
『KING OF PRISM』でも、店が描写されている。
いずれのシリーズでも、サブのお店という感じで、主人公たちの溜まり場にはならなかった。
『プリパラ』ではブランドのみの登場だったが、プリチャンでは店が再登場した。
イチオシアイドルは、ラブリー属性の金森まりあとクール属性の黒川すず。
高級そうなイメージとはやや違う気もするが……
3人の新キャラ
1人目は、金色(黄色?)のジュエルパクトを持つ謎の少女。
みらいと同じきらりが丘中学校の生徒らしい。
前髪が長く、表情がうかがい知れない。
カバンには、みらいのデザインしたキャラクター「キラッチュ」のキーホルダーをつけている、
2人目の金森まりあは「かわいい」を世界に広めようとするプリチャンアイドル。
「かわいい」を集めた動画が世界中で評価されている。
そして、黒川すずは、数々のダンスコンテストで優勝している実力派アイドル。
野球帽を被るなど、クールな見た目をしている。
自己紹介を手短に済ませ、まりあ以外には塩対応をする。
それでも、まりあからはかわいいと言われている。
ジュエルアイドルになれるのは、デザイナーズ10に選ばれた10人。
前作のメインアイドルは7人なので、これで数が合いそうだ。
VTuberの再現力がすごい
実は、私はプリチャンの番組発表当初、「バーチャルYouTuber」と表現していた。
でも、2年目でもっとバーチャルYouTuberっぽいものが出てきた。
だいあは動きも声もキャッチフレーズも、VTuberのそれを再現している。
- モーションキャプチャーされたダイナミックな動き
- アニメやゲームのキャラクターとは違ったライブ感のある声
- キャラクターのコンセプトがわかる自己紹介とキャッチフレーズ
一般の人が「これがVTuberだ」と思う最大公約数をうまく表現できていると思う。
今のところ生配信の予定はないようだが、もしあればやってほしいところだ。
*1:プリチャンアイドルは架空の職業で、現実のYouTuberとは違う。ライブもするし、大会もある。