ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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【キンプリ】第3話 香賀美タイガ編 レインボーライブの予習は必須!

都会に馴染めない田舎の少年を変えた仁科カヅキ

『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』第3話が放送された。

 

2話を見て分かったと思うが、今作は単純なアイドルアニメではない。

少年たちがプリズムショーを通じて、自らの想いを表現する。

 

第3話のキーワードは、「ストリート系プリズムショー」。

タイガがプリズムショーを始めたきっかけと、仁科カヅキとの出会いが明かされる。

 

 

 

 

 

第3話の前提

ストリート系プリズムショー

ストリート系はその名の通り、ストリートダンスとプリズムショーを融合させたものである。

 

そもそも、プリティーリズムの世界では、煌めきのある場所ならどこでもプリズムショーができる。

スケートリンクはもちろん、体育館や路上でも。

ヘッドスピンやスケートボードを使った肉体的なショーは、全国に熱狂的な信者を作っていく。

 

一方で、現在メインストリームなのは、アカデミー系のプリズムショー。

スクールで教えるような競技用のプリズムショーのことである。

ストリート系は肉体の消耗を、アカデミー系は得点を競っていた。

 

アカデミー系を「女に媚びてチャラチャラしたプリズムショー」だという人も多い。

だが、先輩の仁科カヅキは、流派に関係なく楽しもうというスタンスである。

 

レインボーライブが前提の回!

第3話の主人公・香賀美タイガもストリート系プリズムスタァの1人。

「ストリートのカリスマ」仁科カヅキに出会い、プリズムショーに惹かれていく。

 

『プリティーリズム・レインボーライブ』第23話「思い出運ぶプリズムの風」を前提とした話である。

仁科カヅキ・福原あん・森園わかなの過去を描く重要回だ。

見ていなかった方は履修してから、再度の視聴を強くおすすめする。

 

青森の名物:ヒメマス、いがめんち、けの汁、バラ焼き

ヒメマスは、ベニザケ(紅鮭)が海に帰れなくなったものだと言われている。

中でも、十和田湖のヒメマスは経済産業省の「TOHOKU地域ブランド」に認定されている。

なお、十和田湖は原産地ではない。

 

参考:

【青森】十和田湖ひめます | とうほく知的財産いいねっと

 

いがめんち(いかめんち)はイカの入ったメンチカツではない。

イカのゲソと野菜を混ぜた焼き物・揚げ物である。


津軽内陸部は沿岸部に比べ、海産物に恵まれなかった。

ゲソまで美味しく食べようという先人の知恵が、いがめんちだ。

 

参考:

弘前いがめんち | 青森のうまいものたち

ふるさとづくり推進ポータルサイト | 弘前いがめんち

 

けの汁は七草粥の代わりに食べられるという郷土料理。

細かく切った野菜、山菜、大豆製品などが入った味噌汁である。

胃を休める以外に、(たくさん作って)女性が休むためという目的もある。

 

参考:

東北農政局/平成26年1月

 

ちなみに、冒頭で出てきた食事のメニューは

  • 十和田湖産ヒメマスの刺身
  • 牛肉と玉ねぎを炒めたバラ焼き
  • イカのげそを使ったイガメンヂ
  • 根菜と山菜たっぷりのけの汁

であった。

 

下から火を焚いているからな! 五右衛門風呂

五右衛門風呂は、風呂桶を下から火で焚いた風呂である。

劇中では石の風呂桶が使われていた。

大盗賊・石川五右衛門が釜揚げの刑に処されたという伝説から名付けられた。

 

歌舞伎の演目ということもあってか、ユキノジョウは得意げに話していた。

 

参考:

『日本におけるキリスト教に対する迫害』

国立劇場12月歌舞伎公演『増補双級巴 ―石川五右衛門―』特設サイト

 

第3話のポイント

レインボーライブ第23話の精巧なオマージュ

この話数はレインボーライブ第23話のオマージュである。

第23話を別の視点から描いている。

これを見ずに第3話をみると、23話のネタバレになるので、オススメしなかった。

 

この話数では、わかなが昔、カヅキとあんの通う小学校に一定期間通っていたことが明かされる。

そこで、わかなは初めてプリズムショーに触れる。


転校直前、プリズムショークラブの発表会に出るはずだったが、都合で出られなくなってしまった。

時間が経つ中で記憶が色あせていき、わかなの中で誤解 — 逆恨みとも言える感情 — が生じていた。

 

そして、第23話の物語の裏で、タイガも初めてプリズムショーに触れた。

カヅキにプリズムジャンプを教わり、転校直前にわかなと同じ発表会に出るはずだった。

都合で発表会に出られなくなったところまで、23話と重ねている。

 

脚本も原典と同じ村上桃子さんで、ファンにとってはうれしいサービスである。

福原あん役の芹澤優さん、森園わかな役の内田真礼さんも出演しており、デュオ曲も流れ、大盤振る舞いだった。

 

都会と祭りのプリズムショー:吉幾三のDNA

幼いタイガは東京に馴染めなかった。

だが、都会で出会ったプリズムショーは、祭りのように衝撃的だった。

釘付けになった。

 

そして、タイガのプリズムショー。

彼が都会の街並みを背景に、祭りの衣装を着て踊る姿はまるで吉幾三だった。

「俺ら東京さ行ぐだ」は日本の原風景とも言える楽曲で、このシチュエーションから想起せずにはいられなかった。

 

一方、今回のプリズムショーで使われたのは、新曲 “Fly in the sky”。

EDM系の楽曲というところが、時代に合わせてアップデートされた部分だろうか。

 

奇しくも、吉さんはタイガと同じ青森県の出身である。

吉さんはねぶた祭りにも深く関わっているようで、その魂はタイガにも受け継がれていた。

もっとも、タイガは東京に行きたくなかったのだが。

 

ちなみに、今回はねぶた祭りでもショーをしたが、大会でも同じショーをしたという状況である。

それを省略している。

 

プリズムショーに込められたさまざまな想い

今回のショーでは、都会に戸惑うタイガの受けた衝撃がダイレクトに伝わってきた。

一方で、ねぶた祭りを取り入れたプリズムジャンプは祭り好きな彼の気質をよく表している。

 

尊敬するカヅキと同じく、ショーでは宙に浮いた。

カヅキが新国立競技場を組み上げたように、タイガもねぶたを組み上げた。

ショーに出てきたねぶたは本物で、劇中のねぶた祭りでも使われたようだ。

 

カヅキへの複雑な感情

カヅキ先輩には気にくわない部分もあるが、嫌いではない。

どちらかといえば、尊敬のほうが大きい。

 

タイガはかっこいいストリート系のカヅキが好きだった。

だから、アカデミー系のプリズムショーをしているカヅキに愕然とした。


カヅキはアイドルユニット「Over the Rainbow」に参加していた。

結成以前もアカデミー系に近いシチュエーションでストリート風のショーをしていた。

ずっと前から流派など関係なかった。

 

『KING OF PRISM by PrettyRhythm』では、そんなカヅキに苛立ちを見せる場面もあった。

だが、大和アレクサンダーと対決する際に「カヅキ先輩が負けるはずない」と言うなど、今でもリスペクトは強い。

 

人生を変えた仁科カヅキには、感謝してもしきれないのだろう。

 

『プリティーリズム・レインボーライブ』第23話を別の視点から描いた内容である。

タイガのプリズムショーでは、吉幾三へのオマージュが見られた。

タイガは祭りとプリズムショーとカヅキ先輩が大好き。

 

女の子めちゃくちゃ出てきます!

この話数では福原あん&森園わかなと香賀美タイガの姉・大空が登場した。

「女性向けアイドルアニメ」だとすればありえない話だが、キンプリはそれらとは少し違う。

 

9話までのほぼ全ての回で女の子が喋るか、描かれる。

肌に合わない方は視聴の中止をお勧めする。

そうではない方は、ぜひ女の子たちにも注目してほしい。

 

ストリート系が気になった方は、9話の大和アレクサンダーの回を待て。

 

追記:セリフミスが直っている!? (2019/5/5)

劇場編集版をご覧になった方はお気づきだろうか?

タイガのプリズムショーなどの掛け声が劇場とテレビで変わっている。

 

テレビでは、「ラッセーラーラッセーラー」の掛け声に対して、ガヤが「ラッセーラッセーラッセーラー」と返している。

しかし、劇場版では「ラッセーラーラッセーラー」と返していた。

 

実際、青森市のFacebookでも、ラッセーラーに対する返しとして、ラッセーラッセーラッセーラーが挙げられている。

 

参考:

◆東京新虎まつりでねぶた!◆... - 青森市/あおもり mori mori チャンネル | Facebook

 

多くのアニメで製作スケジュールが逼迫し、作画のクオリティが下がっている。

そんな中で、セリフの録り直しまでするのには感心する。

これが全話先行上映の強みと言えるだろう。

 

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