さまざまな価格帯・クオリティの商品も
仮面ライダーには、フィギュアとソフビ人形がある。
ソフビ人形は、子どもが遊ぶことを前提にしたもの。
フィギュアは展示を前提にしたものだ。
これらのアイテムは、人形遊びの中心となるアイテム。
特にフィギュアは、InstagramなどのSNSが発達する中で、需要が高まっている。
今回はこれらの人形について扱う。
ソフビ人形・フィギュア・プラモデル
まず、紛らわしい3つのものについて、違いを説明する。
ソフビ人形
おもちゃを買って、そのまま遊べるもの。
武器やオプションパーツをつけることはできない。
フィギュア
ほぼ完成品の状態で、箱に入っている。
組み立てて、フィギュアの形にするタイプのものもある。
その場合、付属のシールを貼るか、自分で塗装して完成させる。
プラモデル
箱の中にパーツが入っていて、それを組み立てて完成させる。
ランナーと呼ばれるプラスチックの枠からパーツを切り離す。
それを説明書通りに組み立て、付属のシールを貼るか、塗装して完成させる。
バンダイには、Figure-rise(フィギュアライズ)というプラモデルのブランドがあるので、気をつけたい。
主役・脇役 ライダーのラインナップ
ソフビ人形は主役級のライダーなら、主要な強化フォームを含めて発売される。
脇役すぎるライダーは、そもそも発売されない可能性がある。
繰り返すが、小さな子どもが遊ぶための商品だ。
一方、フィギュアは主役はもちろん、脇役にもチャンスがある。
放送当時は無理でも、放送終了後に脇役のフィギュアが発売されたりする。
どちらかというと、熱狂的なファンやマニアに人気がある商品である。
価格帯:フィギュアはさまざま
ソフビ人形は1000円程度。
大人が子どもに買い与えるような価格だ。
外出時に持ち歩くことも多いため、子どもがなくさないように気をつけたい。
フィギュアはさまざまな価格帯のものが用意されている。
1000円程度で完成する食玩*1もあるが、大人向けの5000円以上のものもある。
中学生のお小遣いやお年玉で買える値段といえるだろう。
フィギュアのクオリティ:本物に近いものも
ブランドによって、出来(精巧さ・仕上げ)に違いがある。
ソフビ人形は価格を抑えるため、使用する色が少なくなっている。
実際のスーツでは複数の色が使われている部分も、単色で表現される。
フィギュアについては、企業努力により可動域や関節の自然さが年々増している。
SNS上には、本物のヒーローと見紛う写真をアップする人もいる*2。
低価格の食玩は、高価格のフィギュアに比べると、クオリティが落ちる。
その代わり、組み換え遊びに対応している。
年によっては、ライダーが組み換え遊びを前提としたデザインになっている。
セイバーは変身に使う本を増やすことで、新たな姿になる。
それが食玩でどう再現されるだろうか?
フィギュアに付属するパーツなど
フィギュアで注目されるのが、カスタム用のパーツだ。
ポーズを決めるための交換用手首のほか、武器がついてくる場合もある。
例えば、「RKF 仮面ライダーセイバー」の場合、戦闘用のサイズの剣が付属するようだ。
それ以外に、差し替え用の手首もついてくる。
他作品では、展開した羽の差し替えパーツや変身アイテムのミニチュアがついたりしていた。
ライダーキックを再現するための台座が付属している商品もある。
中には、台座やエフェクトが別売りしているブランドもある。
エフェクトパーツを使えば、劇中で使った攻撃の再現も可能だ。
フィギュアを購入する際は、付属品の内容にも目を通してほしい。
多人数ライダーの推し活にも
多人数ライダーは、主役以外のおもちゃが少なくなる傾向がある。
そんな中で、フィギュアはサブライダーの数少ない商品のひとつとなる。
推しのグッズがほしい。
スピンオフなど、次の活躍が見たい。
そういう方は低価格帯の商品でもよいので、フィギュアのご利用をおすすめする。