ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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映画『パワーレンジャー』:「スーパー戦隊」老害に贈るニューヒーロー【未鑑賞者向け】

「これだから今の戦隊は」と愚痴る人へ どの長期ジャンルにも懐古厨は存在する。 「昔はああだったのに、売れた途端にこうだ」「最近の◯◯には昔のような××がない」新作のリリースのたびにそんな声が聞こえてくる。 スーパー戦隊シリーズをはじめとする特撮ド…

ストーリーで歌詞回収してくれると嬉しい

ストーリーに歌詞が出てくる作品について 「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」のイベントコミュを眺めていると、例のごとく、お仕事のために試行錯誤する少女たちの様子が描かれていた。その中に、イベント楽曲の歌詞に絡めた台詞…

『アイドルタイムプリパラ』第14-15話 今の世相をよく表している!? 不幸アイドル・幸多みちる

無理矢理アイドルをやらされるアイドル 『アイドルタイムプリパラ』の14-15話はあまりにも強烈だった。意志が弱くて不幸体質な中学生・幸多みちるが、初等部の6年生(しかも転校生)からマインドコントロールを受け、古代文明の姫君という設定でアイドルデビュ…

今問題になっているコラボカフェについて

二次元ブームで急上昇! コラボカフェとは? 人気ゲームのコラボカフェで酒類の誤提供があり、物議を醸している。そもそも、オタクではない人はコラボカフェに馴染みがないかもしれないが、アニメ業界ではごく日常的なものとなっている。フジテレビの夏のイ…

『パズドラクロス』第52話 地味に2年目突入! 本性を現すニュード、父に会うための戦い

2年目に突入しても終わらない戦い 『パズドラクロス』が2年目に突入した。おめでとう。主題歌も人気2人組のポルノグラフィティと、『ポケットモンスターXY』でもエンディングを担当していたJ☆Dee’Zに変わった。

あにてれが神サービスに化けた

テレ東アニメ専用見放題サービスに 2017年4月から月額制動画配信サイト「あにてれ」がサービスを開始した。 在京テレビ局の主導ということもあり、一般論的には、動画サイトブームに乗ったいわゆる「便乗商法」と捉えられる構図になっていた。 しかし、テレ…

「スーパー戦隊シリーズ」「平成仮面ライダーシリーズ」の時間移動:日曜日がぶっ壊れる

Photo via PEXELS 300億円惜しい テレビ朝日から日曜朝に報道の新番組「サンデーLIVE(仮)」を放送することが発表された。これに伴い、これまで「ニチアサ」として子ども向け番組が放送されてきた時間帯が事実上の終焉を迎える。プリキュアシリーズの時間は変…

KING OF PRISMは全人類向けだから男性の方にも観てほしい

キンプリは腐向け? 『プリティーリズム』は一般的には、フィギュアスケートをモチーフにした架空のショースポーツ「プリズムショー」を通じて、少女たちが友達や家族と心を通わせていく物語である。そのスピンオフとして作られたのが、『KING OF PRISM』シ…

『レゴフレンズ』がトモリョクで日本女児アニメ界に殴り込んできた

女児アニメ界に黒船来航 日本女児アニメ界にとんでもない黒船が来航してしまった。その名も『レゴフレンズ』。5人の仲良しグループが友達の力「トモリョク」で日常の困難を切り抜けていく物語である。こういう風に紹介すると、普通の女児向け日常アニメじゃ…

神工知能の我々は「実質プリティーリズム」を辞めよう〜サジェストに関する提案〜

作家を傷つけない「実質プリティーリズム」はないのか? 現在、「実質プリティーリズム」という言葉が公式から苦言を呈されているようだ。他作品に対して共通点・類似点を見出し、「実質的にプリティーリズムのようなものだ」と言う行為は、プリティーリズム…

引き続き、「公式ネタバレ」(情報解禁)について考える

ファンから嫌がられる公式の情報 前回に引き続き、「公式ネタバレ」について考えたい。テレビ番組や映画の公式アカウントが情報解禁をしただけで、ファンが「ネタバレだ」と騒ぐ事態は憂慮すべきだ。昨日起こった主な情報解禁の中にはそうしたファンからの反…

【公式ネタバレ】情報解禁の考え方について

公式なのに「ネタバレ」 昨日は6月1日(いっぴ)であることに加え、東京おもちゃショーという商談会が開かれたこともあり、子ども向け作品などの情報解禁が相次いだ。新情報にワクワクするファンもいるわけだが、それをよく思わない人もいるらしい。つまり、作…

『アイカツスターズ!』花園きらら ポップタイプの破壊者、暴君

掟破りで大人気に アイカツシリーズには、4つのアイドルの属性がある。キュートタイプ、クールタイプ、セクシータイプ、ポップタイプだ。ポップだけ馴染みが薄いと思うが、個性的な可愛さと形容されることが多い。公式では「ビビッドカラーでカラフル、元気…

スタッフロールに監修が〜子ども向け番組もリアルの時代〜

求められるリアルな描写 子ども向けアニメ・特撮のトレンドはファンタジーというよりも、リアルになりつつある。AIであれ、医療であれ、芸能活動であれ、専門家の監修が求められているのだ。例えば、『仮面ライダーエグゼイド』で登場したリプログラミングと…

『アイカツスターズ!』忖度が働いて誤審!? 絶望の閉店へ……?

色々と問題のあるオーディション 『アイカツスターズ!』第58話は、去年に引き続き、幸花堂オーディションだった。アイカツ無印でいうポンポンクレープやポップンポップコーンの地位は射止めたと言っていいだろう。アイカツは伝統的にオーディション回がカオ…

アニメが子どものものではない日本〜レゴランドの失敗から学ぶ〜

大人も楽しめるものでなくてはならない!? レゴランドがうまくいっていないというニュースが度々、電波に乗っている。今朝の新聞では周辺のレストランが閉店に追い込まれたことが報道された*1。もちろん、少子化で子どもが少なくなっているということもあるが…

『パズドラクロス』第46話 本格的に人種問題に切り込む

人間を守るため、人間を排除する 『パズドラクロス』が架空の世界における移民排斥運動を描いている。竜人と呼ばれる種族で構成されたテロ集団は、脅威となりうる人間を襲い、竜人の首長の一部は人間を排除し始めた。恣に書き換えられる歴史、偏った思想によ…

アニメ配信サイトで『獣旋バトル モンスーノ』を観るときの環境づくりについて

近年の応援上映ブームに寄せて 昨年の初め頃から人気に火がついた応援上映。思い思いの格好をして、思い思いのグッズとともに、思い思いの言葉で登場人物を応援する。この文化の土壌はずっと前からあったものなのだが、その中でも強烈な文化圏がある。アニメ…

『遊戯王VRAINS』第2話 スピードデュエル!サブタイトルのStorm Accessとは?

新デュエルはスマホゲーム準拠!? 『遊戯王VRAINS』第2話「風を掴め!Storm Access」は前回放送できなかったスピードデュエルを扱った。アニメ視聴者には馴染みがないかもしれない新ルールと言うこともあり、1話まるまる使う必要があったようだ。ルールの詳細…

『遊戯王VRAINS』第1話 あえてデュエルをしない怒涛の幕開け

大人向けへ方針転換 ベタな販促からはおさらば 事前番組を1ヶ月間放送し、第1話を5月第2週とする異例の始まり方をした『遊戯王VRAINS』。異例なのはそれだけではない。なんと第1話でデュエルをしなかったのだ。本来であれば、新召喚の説明やら、視聴者である…

『パズドラクロス』 人間VS竜人、2つの種族は打ち解け合うことができるのか?

竜人の蜂起:プライドを守るために パズドラクロスの世界には、モンスターと人間、それから竜人、主に3つの種族がひしめきあって暮らしている。竜人は龍の力を秘めた種族であり、常に人間よりも優位に立ってきた。それはモンスターを使役する職業・龍喚士に…

テレビアニメ『BORUTO』 浮き彫りになる社会の皮肉な構造がもの悲しい

忍者の学校生活を通して人の心の闇を描く 人気シリーズ『NARUTO』の続編が現在、テレビ東京にて放送されている。前作は天涯孤独の少年が仲間や周囲の大人に支えられながら、一人前の忍者になるため成長していく様子が描かれていた。続編では、おおよそ逆の状…

バトルスピリッツ 実写配信番組が画期的なワケ

カードゲーム番組の新機軸 現在、実写ネット番組「バトルスピリッツ エクストリームゲーム」が毎週水曜日20:00〜 FRESH!にて放送されている。視聴者の代表同士が3人のチームになって対戦し、勝ったチームが番組の用意した刺客(アニメ版に出演した声優や強豪…

トップになったはずのアイドルに迫り来る強敵! 『アイカツスターズ!星のツバサ編』

前作では表現できなかった王道のインフレ展開 『アイカツスターズ!』が放送開始して1年が経ち、新シリーズ『星のツバサ編』が始まった。アイカツシリーズにこうした大々的な副題がつくのは初めてだ。『アイカツ!』では映像ソフトなどで3-4年目を『あかりジ…

動物のアニメだけではなくバンドリにも目を向けてほしい

他に類を見ない2.5次元バンドアニメ『バンドリ!』 冬アニメの中でキラキラドキドキできなかったコンテンツに『バンドリ!』がある。『BanG Dream!(バンドリ!)』は2.5次元をウリにしたバンドアニメだ。つまり、声優が役に合わせてリアルでもバンドをする…

『アイドルタイムプリパラ』 題材の妥当性と違和感

性差別を題材にする「女の子向け」アニメ 衝撃の設定 プリティーシリーズの最新作『アイドルタイムプリパラ』は衝撃の舞台設定から始まる。前作の舞台・パラ宿とはアイドルが男性の役割と考えられている街・パパラ宿。女子にアイドルになることが期待されて…

『ベイブレードバースト神(ゴッド)』第1話 ヴァルキリーの進化 そして衝撃のエンディング

新シリーズ開幕!内容もパワーアップ ベイブレードバースト新シリーズ第1話「世界へ!ヴァルキリー進化!!」は新しい舞台、キャラクター総入れ替えで、かつ主役機を入れ替えるというたくさんの要素が組み入れられた回だった。強豪チームにスカウトされ、新…

スマホゲームが創作物の媒体になっている昨今

Photo via VisualHunt 「バンドリ!ガールズバンドパーティ」とかいうバケモノ 2017年3月某日、とんでもないゲームアプリが世に出てしまった。「BanG Dream! ガールズバンドパーティ」(略称:ガルパ)という題名の音楽ゲームアプリだ。他のアプリのユーザーが…

アイドルタイムプリパラに男を投入しても売れる理由

大きなお友達の声はいかにして公式に通じるのか 『アイドルタイムプリパラ』の最新情報が公開され、男の子版の「プリパラ」ダンパラのアイドル「WITH」のビジュアルと声優が公開された。気になるのは、やはり「女の子だけのプリパラが観たい」「男はいらない…

『バンドリ!』よ、お前はもっと人気になれるフレンズだったはずだ!

『バンドリ!』がどんなフレンズなのか考える 今期の深夜アニメに、市場予測的にはかなりの確率で覇権になったはずなのに、なぜか埋没してしまったコンテンツがある。『BanG Dream!(バンドリ!)』だ。『バンドリ!』は高校に入学した少女が、幼少期に星を見…

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